表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死の獣  作者: 明日香狂香
41/65

アシフト侵攻

 アシフトでは王と神官の覇権争いが続いていた。神官は隣国の海洋国家マケロイアと内通していた。彼らのクーデターにより、王はロウムへと亡命。そして、政権を取り戻すための協力を仰いだのだった。


 奴隷兵の多かったロウムは陸軍は強かったが、海軍は弱かった。それは、アシフトも同じだったが、マケロイアの海軍が味方するアシフト軍のほうが有利だった。

 アシフトの神官たちはハデスを神獣とあがめ、戦いに利用した。それには邪魔なアキを捕らえ、ハデスにアキはロウムに捕まり連れて行かれたと説明した。

 彼は親を失った小熊のように怒り狂った。文字通り、彼の獅子奮迅の活躍に、ロウム軍は攻めあぐねていた。


 ロウムは、マケロイアに脅威を感じていたキシリエに協力を仰いだ。前回の戦でロウムのに勝利したキシリエにとってロウムが敗戦することは周辺諸国への抑止力として好ましくないことだった。

 海の民であるキシリエの参戦により、ロウムの強力な地上部隊がアシフトに上陸してきた。それを見たアシフトの奴隷兵たちは次々と逃げだしていった。


 勝敗は決した。


 死獣創りは、アシフトで神官たちが始めたものだった。王は神官たちが力をもつことを恐れて、かれらを追放した。神官たちは、当時まだ弱小国であったロウムに逃げ、そこで北のエトリアの進んだ医術を取り入れながら死獣創りを続けた。そのためロウムの神官たちはアシフトで死獣が復活することを何よりも恐れていた。

 ハデスはひそかに捕らえられた。ロウムに着けば、再び復活の儀式によって契約のくさりにつながれるだろう。


 アキのことを、もはやロウムの兵士たちが覚えているはずもない。幽閉され、アキンドロスと名乗る彼を完全にエトリア人だと信じ開放した。そして、エトリアへと帰すためにロウム軍は彼を連れて行った。

 しかし、あの執念深い皇帝だけは、会えば思い出すかもしれない。その前になんとしてもハデスを救わねばならなかった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ