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湖畔の国へ

荒野の国の首都を出発し川の下流にある街に戻ってきた一行。

次の目的地である湖畔の国へ向かう前にコロシアムに挑んでみる事に。

まずはコロシアムに向かいそこで受付を済ませる事とする。

誰が挑戦するかはこっちで選ぶようだが。


「さて、受付は済ませたし、挑戦するのはサミヨでいいのかな」


「はい、対戦形式もいくつかありましたがまずは個人戦に挑んでみます」


「負けるなよ、では行って来い」


そのままサミヨはコロシアムに入場していく。


そこでコロシアムの練習とも言えるFランク戦に挑戦する。


「さて、始めますか」


「試合、始め!」


審判の宣言と共に戦いが始まる。

コロシアムは基本的には勝ち抜き戦で行われる。


試合の形式は個人戦、一人対複数の試合、チーム戦、50戦勝ち抜き戦がある。

どれも一人で連戦をこなしチーム戦以外は一人で最後まで勝ち抜けば優勝となる。


Fランク戦はコロシアムの初歩であり、出てくる魔物も大した事はない。

その一方でランクが低いと報酬もそこまでのものではないが。


「サミヨ選手、5人抜き達成!Fランク優勝です!」


「軽いですね、これぐらいなら」


Fランクはこの国に来られる程度の腕があれば負ける相手ではない。

最上位ランクは今は勝てない程度の相手が出るらしいが。


「凄かったよ、サミヨ」


「はい、マスターの期待に応えられたのなら何よりです」


「他のバトルにも挑戦してみますか?」


「そうだね、挑戦したい人とかいる?」


「なら私が挑戦します、どこまでやれるかは分かりませんが」


次の挑戦者はペリス。


サミヨと同じくFランクの個人戦に挑む事に。


「次の挑戦者は小さな戦士!それでは試合、始め!」


ペリスもFランクなら特に問題なく勝ち抜いていく。

そのまま順調に勝ち進み優勝となる。


「なんとか勝てました」


「いや、見事だったぞ、ペリス」


「はい、ありがとうございます」


「もっと上のランクに勝つにはもっと強くならないと厳しいかなぁ」


「今の実力なら花山さん以外は精々Dランクぐらいが限界だと思います」


花山なら今でもAランクぐらいまでは勝ち抜けるだろう。

最高難易度の50連戦は花山でも苦しい程度には強い敵が出るらしいが。


「さて、もう少し上のランクにも挑めるだろうが、どうする?」


「とりあえず今回はこれぐらいにして、湖畔の国に向かおうよ」


「分かりました、では南の国境を目指すとしますか」


コロシアムへの挑戦は今はこれぐらいにしてそのまま南の国境へと向かう。

南の国境を越えた先は湖畔の国。


この国よりは自然は豊かであり、大きな湖が国のシンボルでもある。

その湖畔の国からさらに先は砂漠が広がっているそうだ。


「湖畔の国ってどンな国なの?」


「国土の半分を占める巨大な湖がある国だ、この国に比べれば自然もあるな」


「国土の半分が湖、そんな国があるんですか」


「そこまで規模の大きい湖というのはなかなかお目にかかれませんよ」


湖畔の国の大きな湖は実に国土の半分を占めるという。

そんな巨大な湖があるという事は、湖畔にも森などがあるという事にもなる。


花山曰く湖畔の国は他国の貴族の別荘地などとしても人気があるらしい。


「国境に着いたね、とりあえず冒険者証を見せれば通れるンだっけ」


「ああ、では行くとしよう」


国境の警備兵に冒険者証を見せればすぐに通してくれた。


そのまま湖畔の国へと入国する。

国に入ってすぐに少し遠くにその大きい湖が見えてくる。


「あれが湖畔の国の湖かぁ、ここからでも見えるぐらいに大きいンだね」


「まずはここから近い村へ向かおう、そこにある冒険者クランの支部に行くか」


「分かりました、ではまずは近くにある村へと向かいましょう」


まずは湖畔の国の国境から近い村へと向かう。

歩くこと30分程度でその村へと到着する。


またその道中で花春は新たにいくつかの青魔法を習得した様子。


「ここがその村か、のどかな感じがしていいね」


「ああ、装備の更新などは首都まで我慢した方がいいものが揃うだろうが」


「ならまずは冒険者クランに向かおうか」


「なにかいいクエストでもあるといいのですが」


まずは冒険者クランの支部に向かう事に。

そのついでにテントを張れそうな広場も見つけておく。


「さて、ここのクエストは…」


「ン?なンだろうこれ、国策クエスト、行方不明者の捜索?」


「えっと、湖に向かった者達が相次いで帰還せず、腕に自信のある者に協力を依頼せし」


「湖に向かった人達が帰ってこないってどういう事なんでしょうか」


「幸いここからは湖はそんなに遠くない、クエストを受けて行ってみるか?」


「そうだね、ならあたしとイーリアとフリージアで行ってみるよ」


そんなわけでこの国策クエストを受注する。

サミヨとペリスと花山は別行動となる事に。


「確かに受注いたしました、目的地はここから東にある湖になります」


その足で花春とイーリアとフリージアで湖へと向かう。

湖に近づくには湖畔の森を進む必要があるため、そこを突っ切る事にした。


「でも湖に向かった人達が帰ってこないってどういう事なのかな」


「分かりませんわね、死んだとは考えにくいのですが」


「つまり生きている可能性は高いとかでしょうか」


「うーン、だとしたらなおさら気になるね、何があったンだろう」


その足で湖畔の森を進んでいく。

すると何やら声が聞こえた。


「あのー、すみません」


「…亀が喋った?魔物かな」


「いえ、魔物ではないです、それよりちょっと起こしていただけますか」


「仕方ありませんわね、それっ」


「あー、助かりました」


森の中にいた謎の喋る亀。

帰ってこない人達の事についても聞いてみる事にした。


「なるほど、帰還しない人達ですか」


「うン、何か知らないかな」


「そうですね、石の瞳というものをご存知ですか?」


「石の瞳、この湖畔の国に伝わる秘宝の事だとうかがっていますわよ」


「はい、恐らくそれを求めた者達が石になったものかと思われますね」


亀が言うこの国に伝わる秘宝の石の瞳。

それを求めた人達が石になり帰還していないのではないかという事らしい。


せっかくなので案内してくれるようだ。


「そういえばあなた達は妖精というものをご存知ですか?」


「妖精?フェアリーとかピクシーの事だよね?」


「はい、この森にも妖精がいるんですよ」


「ですが見えませんわね、普通の人には見えないのでしょうか」


「たぶん私達の近くを飛び回ってます、私には見えてますから」


イーリアには妖精が見えているという。

フリージアには見えていない様子。


花春には声は聞こえているが姿は見えていないようだ。

とりあえず亀は湖の近くまで案内してくれた。


「この下ですね、下りられますか?」


「いや、流石にここは…飛び下りたら足を折りそうだし」


「なら私が運びます、一人ずつになりますが」


「なら頼みますわね、イーリアさん」


イーリアに一人ずつ下へと運んでもらう。

そこには石になった人達が並んでいた。


「これって…帰還してないっていう人達だよね?」


「石になっていますわね、石化を解くには特殊な回復薬が必要ですわ」


「何かがいます!こっちに向かってますよ!」


そこに現れたのは巨大な単眼の魔物だった。

恐らくここにある石像はこいつに石にされたという事で間違いなさそうだ。


「ン?カトブレパスアイ…新しい青魔法か、なンとかして覚えたいし、やってみよう」


そのまま魔物との戦いに突入する。

どうやらこの魔物は物理攻撃に石化の瞳で反撃をしてくる様子。


青魔法を覚えるには石化を受けなければならない。

石化の回復は花春の薬師のスキルで回復出来るので、まずはそれから始める事に。


「フリージア、頼みがあるンだけど」


「なるほど、ならしっかり回復させてくださいまし」


青魔法を覚えるためにフリージアにその魔物を殴ってもらう。

そして反撃のカトブレパスアイでフリージアは石化する。


青魔法の習得が完了した後フリージアの石化を回復する。

物理攻撃をなるべくしない方向で攻め立てていく事に。


イーリアと花春の魔法を軸にしつつフリージアのデバフを相手に入れる。

反撃さえ受けなければ怖い相手ではなかった様子。


「なンとか勝てたね、それじゃ石化を解こうか」


「みなさんお強いのですね」


「そういえばあなたは結局なんなんですの?」


「私、亀です」


「よく分かりませんが、実は凄い存在とかなんですかね」


花春の調合で作った薬で石化した人達は回復した。

そのまま村に戻り報告を済ませる。


報告が終わった時には日が落ち始めていたのでそのままテントへと戻る事に。


「あ、三人はもう終わってたンだね」


「ああ、それと目的地だがまずはこの国の首都を目指すという方向でいいか?」


「構わないよ、明日まずは首都を目指そうか」


「分かりました、では今日はここで休むとしましょう」


「湖畔の国の首都、いろいろ見られそうです」


そんな次の目的地は湖畔の国の首都に決まる。

その道中にも村や街はあるとのこと。


そこにも寄っていきつつ先を目指す事となる。


石の瞳とは魔物の事だったのかもしれない。

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