今後の行動について
遊牧民の村で一晩を過ごした花春達。
このまま次は草原の国の街を目指す事に。
なお人数も増えてきたので、今後の行動について話す事に。
街に着いた時はそれで動く事になる。
「今後についてなンだけどさ」
「何かありましたか?」
「一応聞きますわよ」
とりあえず今後についての相談。
それは街に滞在している時は各自バラバラに行動してもいいという事。
「今後は街に滞在してる時は各自自由に行動しない?」
「各自自由にですか?」
「うン、全員で固まって動くよりいいと思うの、仕事が終わったらテントに集まる形で」
「そうですね、私は構いませんよ」
「私もそれには賛成します、全員で固まるよりはいいかと」
とりあえずは街に滞在している時は各自自由に動く事になった。
移動は全員でする事になるが。
「それじゃ決まりでいいかな」
「ええ、では次の街を目指しますか」
そのまま草原の国の次の街へと向かう。
草原をしばらく歩いていると街らしきものが見えてくる。
「ここが草原の国の街なのか」
「規模としてはそんなに大きくないけど、とりあえず冒険者クランに行きますか」
「そうですわね、何か依頼があれば受けておきますか」
そのまま冒険者クランの支部へと向かう。
まずは依頼を確認する事に。
「えっと、高原への道に住み着いた魔物の討伐…」
「高原というのはここから北東にある他の地域への道ですわね」
「でもこれEランクの依頼にしては報酬がずいぶンよくない?」
「討伐対象が雑魚という保証はないと思いますよ」
「なら依頼を受けた上で依頼人から話を聞いてみますか」
やけに報酬がいいEランクの討伐依頼。
とりあえず依頼人に話を聞いてみる事に。
「これを受けたいンだけど」
「かしこまりました、では確かに受理いたしましたので、まずは依頼人に話を聞いてください」
そのまま依頼人に会いに行く。
この依頼は花春とイーリアで向かう事になった。
他の三人も各自別の依頼を受ける事にした様子。
ちなみにフリージアはすでにBランクなので、今はフリージア基準でBランクまで受けられる。
とはいえいきなりBランクの依頼に突っ込むのは当然危険である。
「さて、行こうか」
「はい、あとクエストを終えたら装備なども新調しますか」
「だね、クエストを終えてからになるけど」
そのまま依頼主に会いに行く。
その依頼主は道を塞いでいる魔物の事もあり今はこの街に滞在しているという。
「あ、あの、依頼を出した人だよね」
「ん?もしかしてクエストを受けた人かな」
「はい、高原への道を塞いでいる魔物の討伐っていうのは?」
「それなんだが、道を塞ぐように魔物が寝てるんだよ」
「魔物が寝てる、つまり起こしたら寝起きのご機嫌斜めになるかもと」
依頼人は行商人らしい。
とりあえず簡単に話をまとめると、道を塞ぐように魔物が寝ているという。
大型の魔物らしく、下手に起こして襲われるのも怖いという事らしい。
なので討伐依頼を出したのだという。
「寝てるっていうのは、起こさずに倒すとかが出来るならいいのかな」
「ええ、それが出来るならやってますよ」
「とりあえず見に行ってみるよ、それからかな」
「無理そうなら依頼は破棄してもらっても構わないからね」
「分かりました、では行ってみます」
そのまま高原への道に向かう。
そこには確かに大型の魔物が気持ちよさそうに眠っていた。
「本当に大きいね」
「これを起こしても倒せる保証はあるんでしょうか」
「Eランクの魔物にしては明らかに強いよね、ン?レベル30…あ、つまり…」
花春が相手のステータスをスキャンした結果レベルは30だった。
それは花春が先日覚えた青魔法の格好のターゲットになる様子。
とりあえず試してみる。
「行くよ!レベル5マーダー!」
「…倒せましたね」
「倒せたね、青魔道士でよかった」
「そういえば青魔道士は相手の能力が見えるんでしたっけ」
魔物のレベルが5の倍数だったので、レベル5マーダーで一撃ノックアウトである。
寝てるところを即死させられるというのも魔物からしたらいい迷惑である。
とりあえず依頼主に報告に行く事に。
「本当に倒してきたのか、でも助かったよ」
「うン、まあ偶然みたいなところはあったけど」
「そうか、それじゃ報酬だよ、こんなものでいいなら」
「これって本?」
「うん、錬金術の本なんだけど、使える人がいないなら換金してくれていいから」
報酬は錬金術の本という事らしい。
ペリスが錬金術は使えるので、それに渡す事にした。
「とりあえずクランにも報告して、それから少し街を見て回ろうか」
「そうですね、そうしますか」
その頃別行動をしていた三人はペリスの成長も兼ねて少し難しい依頼に挑んでいた。
魔物の討伐という事らしいが、その相手も本来の今のサミヨやペリスには苦しい相手のようだが。
「本当にこの魔物に勝てるんですか?」
「あら、勝てますわよ?私のサポートを頼ってくださいまし」
「なら頼りにさせていただきますからね」
お世辞にもまだそこまで強い方ではないサミヨとペリス。
しかし明らかに格上の魔物相手にする事になったのは、フリージアに自信があるから。
Bランクとはいえ攻撃よりサポートに特化したフリージアの強さを知る事になる。
「行きますわよ!私の踊りの力、お見せしますわ!」
「踊り子、メイド系統の上級職とは聞いてますけど」
「とにかく攻めましょう、弱点は突けますから」
そのまま魔物との交戦が始まる。
サミヨとペリスの攻撃は思っているより通じている。
魔物の攻撃も激しいが、当たってもそこまで大きなダメージにならない。
これがフリージアの踊りの力という事か。
そのままダメージはそこまで大きくないが、持久戦になったものの勝利を収めた。
「本当に勝てた…」
「うふふ、どうでしたかしら」
「フリージアさんの踊りの弱体化は凄く強いのですね、驚きました」
「メイド系統はサポートに極振りされたクラスですのよ」
「それであんな強い能力低下を与えられるんですか」
フリージアの踊りは魔物の能力をそれこそ大きく低下させる。
お世辞にもまだ強い方とは言えないサミヨとペリスがDランクの魔物に勝てるぐらいには強い。
「それにしてもフリージアさん、そこまで強くなるのは大変だったのでは」
「そうですわね、メイド系統は単独で強くなろうとするのは厳しいですから」
「つまりパーティーを組んでもらった上でここまで強くなったと」
「そういう事ですわ、私に付き合ってくれた人達には感謝しかありませんわよ」
フリージアのクラスはメインがメイド・バトラー系統、サブがトリッカー系統だ。
なので戦闘能力はお世辞にも高くない。
だからこそそのサポートによってパーティーを支えつつ強くなったという事なのか。
「とりあえず花春さん達と合流しますわよ」
「もう日が落ちそうですしね」
「テントを張ってある場所に向かいますか」
そのままテントに戻り全員集合。
花春が料理を作っていてくれたので、そのまま食事を済ませてから次の相談をする事に。
「次の目的地とかどうするの?」
「まずはこの国の首都を目指しますわよ、そこからまた別の国や地域へ行くべきかと」
「どこに行けるかを考えないとですね」
「地図が欲しいですね、明日地図を探しに行ってみますか」
「ではまずは地図の確保ですね」
そんな各自バラバラに行動する事になったものの、上手くはやれている様子。
フリージアのサポートはそれだけ強力なもの。
また青魔法も使い方を理解すればあのような使い方も出来る。
強さとは複雑怪奇なのだろう。




