、夢の溜まり
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、そこは 、夢の溜まり
、くるくるくるくる コロナーで ダンスをする蝶たちが
、ふわふわふわふわ 幻想を形創る
、透明でぼんやりと 奥が透けて見えるのに
、確かにそこにあるのは
、軽やかで消え入りそうな それでいて 楽し気な爽やかなメロディ
、それは 、追憶で 、それは 、どこまでも優美に彩られた もう一つの現実
、創られた時間軸の中で 悲し気に妖精は 、踊るよ
、それは 、望んだことではないから
、けれど 、発想を変えてみて
、蝶たちは 、夢の溜まりで囁く
、お互いに 密やかに 耳打ちをして
、私たちは 、軽やかに 跳びたい の
、それか 守られた 繭の中で ひととき 微睡みたい の
、その為に 造られた時間軸で 悲し気に歌おうとする
、それならいっそうのこと 魂のままに この牢獄に 沈み込んだらよいのではないかしら
、囁きは 酷く 重たげで くすんだ 腐臭の香り
、絡め取られたら そこはまるで 甘い腐った果実の底
、それは誤りなの 蝶たちは 、叫ぶ 囁くように
、夢の溜まりから
、まるで 、風のように