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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第三章
85/223

85. キャロリンの来訪②

「それで、本題を話したいんだけど」

「分かった。何の話だ?」


 十中八九今後のストーリーについての話だろうが、一応聞いてみる。


「今後の話よ」


 若干ヘラヘラした態度で聞いていたからだろうか、少し苛立っている気がするので大人しく真面目に話を聞くことにする。


「あなたの行動のお陰で、しばらく敵側に動きはないと思うけど、今後あなたがどんな行動を取るつもりなのか聞きに来たのよ」

「と言われても行き当たりばったりで生きているからな…何とも言えないです…」

「はぁ、そんな気がしてたわ」


 この家に来てから何度目かの溜息の後、何故か呆れられた反応をされる。そもそも、俺は本来のストーリーを知らないので何が正解なのか分からない。


「俺はどうすればいい?」

「もうごちゃごちゃ過ぎて、今後どうなるのか分からないのよね」

「人生そんなもんだよ」

「………それもそっか」


 本来、ある程度予想できても未来は分からないものだ。まあ、俺もネタバレは嫌いだからこのままありのままで生きていきたいと思っている。

 その後も他愛のない話や真剣な話し合いを続ける。


「ぱぱ~おなかすいた~」

「もうそんな時間か、一旦お昼にしよう」

「分かったわ」


 アリスが話に入ってきて、一旦キャロリンとの会話は終了する。キャロリンやアリアネルは昼食は何でも良いと言っていたので、そのまま俺はキッチンに向かいパスタを茹で始める。その間に玉ねぎやピーマンを切り、フライパンを温める。切った具材とトマトを一緒に炒めて塩などで味付けして、そこに茹で上がったパスタを入れて一緒に炒める。人数が多いのでちょっと大変だった。


「アリス!ステラ!運んでくれ」

「「は~い」」


 双子に自分達の分のナポリタンもどきを持たせて、俺は四人分の皿を両手で持って皆が待っているテーブルに向かう。


「お待たせ」

「ルークこれ何?」

「「なぽりたん!」」

「なぽりたん?」


 アリアネルの疑問に俺の代わりにアリスとステラが答える。アリアネルは料理を眺めたり、匂いを嗅いだりしていたが、他の全員が食べ始めるとゆっくりと食べ始めた。


「何これ、美味しい」

「さっと作れて、美味しい最高の料理だ」

「後で作り方教えて!」


 アリアネルが若干早口で作り方を聞いてきたので、簡単に説明してやる。そこで咄嗟に思いついたのでみんなに言ってみた。


「今日の夜はもっとすごいから楽しみにしていてな」

「楽しみだなー」


 キャロリンが棒読みで返事をしてきた。パトリシアとキャロリン以外の他のメンツは興味津々の様子で聞いている。何を作るか頭の中で考え始める。


(やっぱ、酒に合う料理がいいな)

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