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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第二章
42/223

42. 新しい武器

 一月後、新しい武器を手に入れた。見た目は今までと同じハルバードだ。

 しかし、刃の着いた先端から一メートル弱のあたりで、柄の部分と分離し、片手斧のように扱うことが出来る。斧の部分と柄の部分は太い頑丈な糸で繋がれていて、最大二メートルまで伸びる。

 狭い場所では斧として、通常時はハルバードとして、広く遠くに敵がいる時は分離させて振り回すことで遠距離攻撃を可能にする。戦術の幅が広がりそうだ。


 強度や振り回したときの操作性は魔力を使用するので問題ない。強度は魔力を纏わせ補い、無理やり折れないように固定する。振り回す時の方向は魔力操作で、早さは纏わせた魔力を切りつける方向と逆に放出する事で加速させようと考えていた。

 俺は武器を試す為にさっそくダンジョンに潜ることにした。場所はいつものダンジョンだ。


 一階層目にオークの群れを発見する。

 斧の部分を分離させ柄の方を持つ。魔力操作で動かしながら遠心力と魔力の放出を使って加速させた斧を放ち、二体のオークを同時に狩る。こちらに気付いて向かってくるまでの間に武器を振り回せて複数のオークを狩った。


 オーク達が近づいてきたので斧の部分を戻しハルバードにする。ここからはいつも通りの戦闘だ。魔力を纏わせ、折れないようにしながら戦う。


(かなり戦いやすいけど、これはパーティー戦には向かない戦い方だな)


 そんなことを考えながら武器に慣れる為、なるべく多くの戦闘をしながら攻略を進めていく。


 しかし、最下層に入った時にふと違和感を感じる。周りがいつもより暗い。後ろを振り返ると今来ていた道が無くなっていた。

 その時、殺気を感じ背中に背負っているハルバードの斧の部分を手に取った。そして殺気の方向に武器を合わせる。タイミングが良かったのか、相手の剣を弾くことが出来た。


「ここまで来れる者だ。流石に防がれたか」


 そこに居たのは少し年上の少女だった。かなり可愛い。この世界に来てから一番好みのタイプだ。


「…可愛い、可愛すぎる」


 思わず小声で口からこぼれる。しかし少女をまじまじと見ていると不思議な点に気が付く。露出の高い格好をしていて、角も頭の横に二つ付いている。


(コスプレかな)


 魔力量も凄まじい。並みの魔物よりも強い威圧を受ける。ドラゴンと対峙した時以来の凄まじさだ。


「分が悪い、一旦ここは引かせてもらう」


 少女がそう言うと、一瞬で姿が消える。それまであった威圧感も消えた。その場に静寂が訪れる。


(他に敵の気配は無さそうだ…)


 警戒しながら、周囲を観察する。ものすごい広い四角形の部屋らしい。いつもの最下層のフロアとは違うみたいだ。

 何かこの場所の手がかりがないか警戒しながら部屋を回る。一つ扉がある以外特に何もない。筋トレ道具が置いてあるくらいだ。誰かのトレーニングルームのようだ。


 ダンジョンにこのような罠があるとは知らなかったが、知らず知らずのうちに罠を踏んでしまっていたのだろう。


(酒飲んでないのに頭が痛くなってきた)

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