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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第二章
39/223

39. 攻略

 順調にダンジョンを攻略してく。

 そして、最後の十階層目に着く。外の時間は分からないが恐らく一日経っているだろう。疲労が溜まって来た。


「ここで休憩するか。先に寝ていいぞ」

「うん」


 交代で仮眠を取る。もっと階層の深いダンジョンは二人だけだと大変だろう。誰か雇った方が良いかもしれない。食料などの荷物持ちも居た方が良い。今回の夏季休暇で向かう予定のダンジョンの階層数的には必要ないかもしれないが、ゆくゆくは考えた方が良いかもしれない。


(友達も知り合いも少ない俺が誘える奴となると、限られてくるな…)


 少し寂しい気持ちになりながら俺も仮眠を取った後、再び探索を再開して十階層のボスまで進む。十階層のボスを遠くから観察する。十階層のボスはこの間倒したゴブリンジェネラルの下位種のホブゴブリンだった。


 俺は魔物に向かって突っ込む。ハルバードで切りつけるが流石に気付かれて受け止められる。そうやっていつも通り俺が相手の気を引いている間に、アリアネルが止めを刺す。戦闘は十数秒であっけなく終わった。


「素材採集しながら帰るか」


 そうして初めてのダンジョン攻略は終わった。少々物足りなさを感じながら行きと同じ時間をかけて地上に戻る。

 外に出た後も久しぶりの地上の空気感がない。ダンジョン内が外と同じような環境だったせいだろう。広い空間ばかりで息苦しさはあまり感じなかった。低難易度のダンジョンという事もあるだろうが、正直思っていたよりは快適な場所だった


 ギルドに行き回収した素材の買取をお願いする。


「まあ、こんなものか…」

「状態がいいので少し相場よりは高いのですが…」


 一日以上頑張ったにしては少ない報酬に少しがっかりしていると受付嬢にも苦笑いされる。


「ルークさんの実力ならここのダンジョンがおすすめですよ」


 地図を指しながらもっと稼げるダンジョンを説明してくれる。驚いた事に前にキャロリンが勧めてきたダンジョンと同じだった。

 受付嬢が続けて高額で買い取ってくれる素材の説明をしてくれた。


「アリィはどうする?」

「そこにしよう。今回はちょっと物足りなかった」

「じゃあ、そこにします。ありがとうございました」


 受付嬢に礼を言ってギルドを後にする。


「何か食べて帰るか」

「うん、あ!あれ食べたい」


 夕食を一緒に食べて寮に戻る。夏季休暇中も寮は使用可能だ。俺はいつも通り一人だが、アリアネルは一人は少し寂しいらしい。相部屋の相手は実家に帰っているそうだ。


「アリィも別に領に帰ってよかったのに」

「ううん、私はよそ者だから悪いよ。学費も払ってもらってるのに」

「そう思ってるのはアリィだけだと思うぞ。みんな家族だと思ってる」

「……ありがとう」


 そんな話をしながら帰路に就く。最近では珍しく久しぶりにアリアネルと一日中一緒にいた。自領でのずっと一緒にいた生活を懐かしみながら次のダンジョン攻略について考える。


(いつになったら金貯まるかな。酒飲みたい)

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