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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第二章
33/223

33. 魔物討伐

 中間試験が終わった今、次のイベントは魔物討伐の遠征だ。

 森へ向かい魔物を討伐する。一泊二日の行事だ。討伐数、討伐難易度によって評価に加算されるらしく、減点はされない。この時期に増え始める魔物の数を減らす目的もあるが、クラスの交流を深めるのが主な目的らしいので、気楽に参加できそうだ。


「今日はパーティーメンバーを発表する」


 成績、得意不得意によってパーティーメンバーは教師側で決められていた。基本は四人、人にっよては五人に分けられていた。俺のパーティーはキャロリンと男子一人、女子一人の四人グループだ。


「キャロリン・ボルドリーよ。よろしくね」

「アンソニー・アンドリュースです。よろしくお願いします」

「ルーク・ブルスジルだ。よろしく」

「…ソフィー・スミスです。…よろしくお願いします」


 キャロリンは先日の勉強会で知っているが、他二人は初めて話す。

 アンソニーは男爵家の次男、獲物は剣。ソフィーは神殿長の娘で、回復魔法が得意だそうだ。即席にしては連携が取れそうな、良いメンバー構成だ。


「フォーメーションは……ルーク!どうすればいい?」


 キャロリンに聞かれる。


「前衛がアンソニー、俺がその補佐。キャリーは遠距離で魔法攻撃で、ソフィーが回復役。って感じでどうだ?」

「流石!ルーク!」

「僕はそれで構わないよ」

「…私もそれでいいです…」


 こうして魔物討伐の話し合いは早々に終わった。


 そして討伐遠征日当日。

 俺たちは王都の隣の領の森へ向かう。


「何読んでるの?」


 キャロリンに話しかけられる。


「目的地に生息している魔物の情報を見てる」

「まじめだね~。でどんなのがいるの?」

「ゴブリンにオーク、ワイルドボアあたりだな。上位種は滅多にいないらしい」


 比較的安全と言われる地域にしか行かないし、冒険者の護衛も付くので安全面は心配ないが、一応調べておく。

 午前中いっぱいかけて目的地に着くと、既に冒険者の人達がいた。


「ルーク…様は学園の生徒だったんですね」


 そこに居たのは、以前パーティーに誘ってくれたアレックスとアランだった。


「ルークで大丈夫だ。二日間よろしく頼む」

「ルーク、知り合い?」

「ああ、ちょっとな」


「俺たちは見守ってるだけだから、あとは好きにやってくれて構わない」


 アレックスに言われる。

 誰も口開かないので、俺がしゃべる。


「今日は、主に森の探索と連携の確認をする。単体の魔物だけと戦闘し、あとは極力避ける。本格的な討伐は明日から、でどうだ?」


 みんな頷いている。異論はなさそうだ。

 作戦会議も終わり、アンソニーを先頭に俺たちは森に入って行く。


(終わったら酒飲みたいな)

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