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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第二章
30/223

30. 勉強会

 待ちに待った勉強会の日がやって来た。


(今日で友達を作るんだ!)


 気合を入れて空き教室へ向かう。一番最初に行っても気まずいだけだろうから、少し遅れて集合場所の空き教室へ向かう。

 予想通り、もうすでに全員揃っているようだ。


「ごめん、遅れた」

「ホントだよ。今呼びに行こうかと思ってたよ」


 アリアネルに注意される。

 見渡した所、この部屋には四人が座っていた。アリアネルと他三人。女子二人と男子二人。俺が居なきゃ合コンみたいだ。


(えっと、誰だっけ…)


 同じクラスの人だが名前がうろ覚えだ。


「初めて話すよね、えーと、左からキャロリン・ボルドリー、イアン・ジョンソンとリチャード・タクステディア」


 アリアネルが気を利かせてみんなを紹介してくれる。


「キャロリン・ボルドリーよ、キャリーって呼んでね」

「イアン・ジョンソンだ。イアンと呼んでいいぞ」

「僕はリチャード・タクステディア。ディックと呼んでくれ。これからよろしく」

「ルーク・ブルスジルだ。みんなよろしく!」


(全員貴族なのか)


 話を聞くとキャロリンは財務大臣の娘、イアンは騎士団長の息子、リチャードは第二王子らしい。そうそうたるメンツだ。

 辺境伯の俺はまだしもアリアネルの場違い感がすごい。


(容姿だけだとアリアネルは貴族なんだけどな)


 みんな身分が高いはずなのに、気安い感じで話しかけてくれる。とても良い奴らだ。途中キャロリンに変なことを聞かれたが、他は滞りなく進んでいく。

 そろそろ休憩しようとなったとき、アリアネルに話しかけられた。


「そういえば、ルーク、冒険者をやってる事は両親に言ってあるの?」

「いや、行ってない…」

「へー、冒険者か。ルークは強いのか?」


 イアンが反応する。


「アリィよりは弱い」

「えっ!アリィってそんなに強かったの?」


 キャロリンが急に話に入ってくる。まだ剣術の講義でも型の練習しかしていないので、知らないのも無理はない。


「アリィはドラゴンと互角に戦えるからな」

「そんなこと言ったらルークもでしょ」

「いや、俺は一対一は無理だ」

「嘘だ~」

「ホントだって」


 ふと周りを見るとみんながポカンとしている。まあ最強生物のドラゴンだからな。


「辺境伯領ではそのくらい強くないと、通用しないのか」


 リチャードが一人納得していた。

 途中そんな話もあり、和気あいあいとした雰囲気で勉強会は進む。もちろん、ちゃんとまじめに勉強もしている。分からないところを遠慮なく聞きあったり、友達って感じだ。


 夕方になり解散することになった。


「じゃあみんなまた明日!」

「またな~」


 男子寮と女子寮は別々のため、リチャードとイアンと帰る。


「アリィとはどんな関係なんだよ」

「ただの幼馴染だよ」


 そんな会話をしながら領に帰る。今日ですっかり仲良くなれた気がする。今日はぐっすり眠れそうだ。


(いつかみんなで飲み会をしたいな)

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