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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第二章
26/223

26. 入学試験

 ドラゴン騒動から一年後、俺とアリアネルは王都の学園に向かっていた。


 学園では入学の半年前に入学試験が行われる。貴族は結果に関係なく入れるが、結果によってクラスが分けられる。平民は入学出来るかどうかがかかっている。

 アリアネルは平民だが、勇者候補ということもあり、入学は確定らしい。しかし一応猛勉強していたのでなかなか上位のクラスに入れるのではないかと思う。


 王都に着き一泊し次の日、学園へ向かう。受付をしそれぞれの教室へ向かう。平民と貴族では教室が違うらしい。成績が悪くても入れるということで俺は全く緊張していなかったが、アリアネルは緊張して真っ青な顔をしていた。相変わらず真面目な奴だ。


 教室に入った時は人が疎らだったが、しばらくすると多くの人がやって来た。一人時間ギリギリに来ている人がいたが、開始時間までには全員が揃った。


 紙が配られ、試験が開始する。午前中が筆記試験で、午後が実技試験だ。

 筆記試験の内容は、王国の歴史、隣国の歴史、言語、算術、魔法の基礎についての問題が出題される。家庭教師や親達の教育があったので内容的には問題ない、ケアレスミスや時間に気を付けながら解いていく。


 午前の試験終了後、俺はアリアネルと合流し、食堂へ向かう。


「アリィ、どうだった?」

「う~ん、多分出来たと思う。ルークは?」

「俺も同じかな。特に難しい問題もなかったし、もしかしたらAクラスに入れるかもな」

「いや、ルークの実力なら確実だと思うよ」


 そんな感じで試験のことについて話しながら昼食を食べる。


「午後は魔法と模擬戦、どっちを選択するんだ?」


 午後の試験は選択式だ。魔法を的に当て威力、速度、正確さを見る試験と各々好きな武器を使っての模擬戦がある。


「私は模擬戦かな」

「…じゃあ俺も模擬戦で」

「ふ~ん」

「…なんだよ?」

「いや、別に。どっちを選んでも余裕なんだなと思って」



 昼食を終え、校庭に向かう。試験までまだ時間があるので、試験用に並べられた武器を物色する。槍があるので槍を使おうと思う。


「武器はやっぱり剣か?」

「うん、そうだよ」


 アリアネルと武器を見ながら会話をしていると試験開始の時間になった。

 希望者が順番に並ばされ、くじを引かされる。これで対戦相手を決めるらしい。俺は交友関係が狭い、というか社交界などに出た事がないので相手の名前を聞いても、もちろん誰だか分からない。親に何も言われなかったから行かなかったが、少しは行っとけば良かったと少し後悔する。


 試験が開始する。順番的にアリアネルの方が先に模擬戦を行うようだ。


「アリィ頑張れよ!」

「うん…」


 緊張しているがアリアネルの腕なら問題ないだろう。

 結果は予想通り完勝だった。平民の勝利に周りがどよめく。


(さて、次は俺の番かな)


 俺の対戦相手は剣を使うらしい。リーチのある槍を使う俺は相手に近づけさせなければ問題ないだろう。

 結果は少し苦戦したが勝った。試験は勝ち負けが全てではないだろうが、勝てた事に安堵する。


 翌日、試験結果が発表されたが、俺とアリアネルは無事Aクラスに入ることが出来た。


(祝い酒と行きたいところだな)

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