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異世界禁酒生活  作者: 田中 太郎
第四章
112/223

112. 近況③

 俺は戦闘が完了して勝利した戦場へと到着していた。


「被害は?」

「負傷者が多数。死亡者は居ません」

「この程度とは。鍛え直した方が良さそうだな」

「はっはっはっはっ」


 冗談を言ったつもりだが本当だと思われたのか乾いた笑いをポールはする。


「そんな事よりも後は任せた。俺は帰る」

「了解です」


 後の細事を全てポールに任せて俺は家へと速足で帰る。

 俺がこの地で兵役をこなし始めた直ぐ後に、パトリシアと双子は俺を訪ねてきた。キャロリンかアリアネル辺りに聞いたのだろう。正直少し嬉しかった。パトリシアは魔界には居たくないらしく、双子を送り届けた後に家に帰って行ってしまった。そこで俺は大事な事に気が付く。二人の護衛が居ないではないかと。暫くは第二本部まで連れて行って女性の兵士に面倒を見てもらっていたが、流石にずっとそのままという訳にはいかない。

 そこで俺は人形を作る事にした。それにデコイを纏わせれば遠目に見れば人だと錯覚してくれるだろう。作るからには最強の人形を作ってみたい。近くの村の武器屋に行って一番丈夫で酸化や錆びにくい金属を購入する。そんな便利な物は無いかなと思っていたがあるらしい。店主のとっておきで、名前は知らないらしい。いつもの礼だとタダで譲ってくれた。この田舎の村では買い手が居なくて困っていたらしい。


(まぁ、いいか)


 そんな不審な金属で人形を作り始める。まずは熱で溶かして形を、魔力操作で魔力を操って形成していく。全てのパーツが出来たところで関節部分を接合していく。前世でよく作っていたプラモデルに近い感覚だ。説明書は無いので自分な好きなように作っていく。対人を想定しているので関節の可動域は人よりも大きくする。そうする事で多彩な攻撃を可能とさせる。

 次は性能だ。俺がずっとアプリを起動させていく事にすると、俺の戦闘で邪魔になる可能性がある。そこで人形の核は魔石にする。イヤフォン型の通信機を作った時に研究した感じでは、魔石に魔力を込める時に、いつも疑似サーバーを作っている時のように想像する事で、魔石内にサーバーを設置できる事は確認した。なので俺は核の魔石の中に戦闘データを学習させたシステムを構築していく。ついでなので訓練用モードと護衛用モードを作って、双子の訓練用の用途も付け加える。


(作っている時は楽しかったな)


 そんな人形二体が双子が居る家を護衛しているので大丈夫だとは思うが、心配だ。


(安心して酒が飲みたい)

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