表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

母親は、反抗期がなくてつまらないと言ったことを覚えてはいなかった

作者: さとう あか

 ある日突然、子供の言葉遣いが乱暴になった。内向的で大人しく、今まで乱暴な言葉を使ったことがない子供がそうなってしまったのでひどく驚いた。


 なぜ?そう問い掛ければ「お前が言ったんだろうが!」と言われる。


 私は何かいった?


 考えても考えてもわからない。でも子供の言葉は乱暴なままだ。


 今まで言われたことのない「クソババア」なんてことも言われた。


 あの子の口から自分にこんな言葉が出るなんて。


 私は何を間違ってしまったの?そう思うもどこにも答えはない。






 とある話の流れで、母親に「あんたは反抗期がなかったからつまらなかった」と言われた。


 自分は親は子供の反抗期は来ない方がいいと思っているものだとばかり思っていた。だから親に心配をかけないように反抗的な言動も行動もとらないようにと注意してきた。


 でも『つまらなかった』と言われると、反抗期が来るであろう年頃に反抗期の態度をとらなかったことに申し訳なく感じた。


 だから反抗期を想像するような態度をとっていたのだが「子供がひどいことを言う」、「手がつけられない」と周囲に言われるとは思っていなかった。


 母親の希望に添えるようにしたつもりだった。一体母親は自分に何を求めているのだろうか。全くわからない。


 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ