表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ハイペリオン戦記  作者: 松本 ゆうき
第7章 7月10日
55/78

第55話 【幕間】ヴリル革命とは

[ジュリアン・バロウズ 『人類を変えた10の革命』より抜粋]


 人類の歴史において、幾度かの技術革新が起こっている。数字の発明、文字の発明、農耕の始まり、蒸気機関の誕生……様々な革命があったが、もっとも世界を変えたのはヴリルの発見だ。


 ヴリルは資源を精製して作られるエネルギーで、扱いこそ難しいものの、エネルギー効率は石油を遥かに上回る。

 誕生から瞬く間に、ヴリルは人間の生活を変えた。列車はより多くの荷物を運べたし、大型客船は補給のために港による回数が減った。


 なにより、メックという巨大兵器の誕生にも大きく貢献した。ガソリンエンジンでは到底動かせなかった兵器は、すぐに世界大戦で活躍した。

 同時に、世界大戦を地獄へと変えてしまうものだったが、ヴリルを知った人類が新エネルギーを手放すことはなかった、


 ヴリルエネルギーの欠点は2つある。

 1つはすでに述べた「扱いが難しい」ということだ。

 特にエネルギータンクやジェネレータを破壊されることで起こるヴリル爆発は、少量のヴリルでも大爆発を起こす。

 実際、戦闘や事故によって多くのメックが破壊されて、ヴリル爆発があちこちで起こっていた。

 現在でも大戦の影響により、大気中にもヴリルが漂っている。少なからず人体に影響があるとは思うが、今のところそういう医学的根拠は出ていないようだ。


 2つ目の欠点は、ヴリルが非常に高価であるということだ。その値段ゆえに、広く普及することはなく、現在では軍のみがヴリルを保有しているといった状況だ。


 ヴリリとは無限の可能性を秘めた物質であるものの、多くの研究者・知識人からは「ヴリルは人類を破壊する」と警告されている。

 私自身も、ヴリルが導く未来は暗いものになるのではないか、を懸念している。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ