序章 『この世界』の成り立ち
とりあえずで投稿してみました。まずは構想している世界がどんなものかを書いてます。
いろんな物語の根っことなる設定になる予定なので、場合によってはちょいちょい修正していくかもです。
覗いていただくだけで感謝感激でございます。よろしくお願いします。
この世界は、一度終わり、そして再び始まった。
ある国の放った核により、世界は再び混沌と恐怖へと落ちていった。
平和を掲げた組織は内側から崩壊し、反戦を唱えた平和主義者は秘密裏に始末される時代。
かつて存在した勢力図はもはや意味を成さなくなり、目安としての役割しか果たさない名ばかりの『国境』がかろうじて存在するだけである。
開戦から数十年が経ち、最も戦いの中心にいた指導者が暗殺されたことにより戦火は収束へと向かっていく。
各地に緑が戻った頃、世界は二つの大きな組織が睨み合う形で休戦した。
旧中華人民共和国に本拠を構え、アフリカ・ユーラシア・オセアニア・ロシア東部を牛耳る『東方連合』。
旧ヨーロッパ連合を主体とし、南北アメリカ・ヨーロッパ・ロシア西部を牛耳る『GEU』。
また、形の上ではGEUに属するが比較的自由を許された特区『アメリカ連邦』が緩衝地帯として設けられた。
旧日本国は東方連合に属し、広い太平洋を挟んでだがアメリカ連邦と向かい合うということもあって連合内部では主要な拠点の一つとして扱われ、終戦処理は主に太平洋の洋上で旧日本国自衛軍とアメリカ連邦所属の各艦船の上で行われることとなった。
二連合それぞれのインフラ整備が進んで生活水準が戦前並みに戻り、ようやく長い戦争は終わった。
休戦から十年。一時ではあるが平和を再度手にした人類は、いつしかこの戦争を『第三次世界大戦』と呼ぶようになっていた。
独自設定てんこ盛りの中二病全開な作品の始まり(予定)です。
気が向いたら書く程度なので定期的に書けるわけではありませんが、更新されていたら覗きに来ていただけるとありがたいです。
誤字脱字、設定の齟齬などなどツッコミもお待ちしています。