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【完結】伝説の竜装騎士は田舎で普通に暮らしたい ~SSSランク依頼の下請け辞めます!~  作者: タック
第十章 六百年の憧れ

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エルムVS緑の魔道具士ハンス3

 隊列の二列目には火が効かなかった。

 それならば、火以外を放てばいいだけだ。


「詠唱破棄――極大氷魔法〝氷獄(コキュートス)〟!」


 放たれた氷の柱は一直線に突き進み、触れたゴーレムを粉砕しながら二列目、三列目まで到達した。

 四列目で弾かれる。


『そのくらいじゃハンスのゴーレム軍団は――』

「詠唱破棄――極大土魔法〝辺獄(リンボ)〟!」

『倒せな――』

「詠唱破棄――極大水魔法〝流獄(アケロン)〟!」


 エルムは次々と極大魔法を放っていく。

 一瞬の間もなく、それは一繋ぎの奔流のようにも見える。


『ま、まさか三連続で違う属性の極大魔法を使うなんて!?』

「詠唱破棄――極大雷魔法〝至獄(エンピレオ)〟!」

『続けて四連続!?』

「詠唱破棄――極大光魔法〝天獄(パラディーゾ)〟!」

『あ、ありえない……』

「詠唱破棄――極大闇魔法〝魔獄(ルチフェロ)〟!」


 聞こえてくるブレイスの声は震えていた。

 多種多様、極彩色の魔法に蹂躙されていく千を超えるゴーレム軍団を見れば当然だろう。


『六属性の極大魔法を連続で!?』

「どうってことはない。舌を噛みそうで焦ったくらいだ」


 後に残ったのは土に戻ったゴーレム軍団と、両手を上げて降参のポーズをしているハンスの幻影だけだ。


「ふぅ、六百年前だったら絶対に勝てなかったよ」


 それを聞いたハンスの幻影は笑った気がした。

 たぶん――六百年分の経験があれば、僕だって良い勝負をしたはずだぞ――とでも言いたげだ。

 ハンスの幻影はゆっくりと歩いてきて、右手を高く上げてきた。

 エルムも同じようにする。


「ありがとう、ハンス」


 ハイタッチをすると、ハンスの幻影は静かに消えた。

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『伝説の竜装騎士は田舎で普通に暮らしたい ~SSSランク依頼の下請け辞めます!~』カドカワBOOKS様書籍紹介ページ
エルムたちの海でのバカンスや、可愛いひなワイバーン、勇者の隠された過去など7万字くらい大幅加筆修正されています。
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