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伝説の竜装騎士は田舎で普通に暮らしたい ~SSSランク依頼の下請け辞めます!~  作者: タック@コミカライズ2本連載中
第十章 六百年の憧れ

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竜装騎士、古の魔王の気配を感じ取る

かなり久々に本編投稿です。

現在、竜装騎士はWEB版、書籍版、コミカライズ版と設定が異なっていて、思い出しながら書いているので、スローペースで一週間に一度程度の投稿になる予定です。

次の話は予約投稿済み。

 その日、エルムは信じられない程の異常を感じて起きた。


「何だこれは……」


 伝説の竜装騎士と呼ばれる存在ですら怖気立ってしまう事態。

 それはボリス村に古の魔王の気配を百程度も感じ取ってしまったからだ。

 通常ではありえない。

 だが、エルムは慌てるのではなく、否応なく熱くなりそうな血を冷たくさせるように落ち着かせた。


「バハさんは大事な用事があるとかで昨日からいない……。だから、イタズラとかじゃないよな……」


 エルムが寝ているベッド、今日は珍しく一人だ。

 いつもいる相棒がいない感覚が、異常事態に拍車をかけているのかもしれない。

 それでも冷静であろうとして思考を働かせる。


「古の魔王が百程度いるというのもおかしい。封印がすべて解けていたとしても七体だ」


 あの意思のない、おぞましい気配を忘れるはずもない。

 しかし、最近の修行で得た魔法操作の緻密さを駆使してスキャンしてみると、何やら手応えが若干違う。


「気配は古の魔王のモノだが、いくらなんでも小さいか……? それに動き方や場所からして……これは……」


 エルムは信じたくはなかった。

 自らの目で確かめなければならないと思い立ち、一階に下りてから外に出ようとした。

 そこで予想外のある人物が待っていた。


「やぁ、お兄さん。おはようございます、ですね」

「ブレイス……」


 六百年前の仲間である、紫の魔法使いブレイスが一階のリビングに立っていたのだ。

 いつになく機嫌が良さそうな笑顔で――……村の子ども、コンの死体を魔法で浮かせていた。


「コン……!? 一体、誰が……今すぐに俺が蘇生魔法をかけ――」

「お兄さん、実はもう気が付いてるんじゃないの?」

「……」


 エルムは信じたくはなかった。

 しかし、状況が状況だ。

 目の前のブレイスから嫉妬の魔王の気配が感じ取れた。

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【新作です! タイトルを押すと飛べます!】
『配神が支配する異世界で【クズカメラ】に転生した俺 ~「お前は配信向いてないからw」と追放された華の無いヒロインをSランク冒険者にプロデュースしようと思います~』



【書籍情報】
j0jdiq0hi0dkci8b0ekeecm4sga_101e_xc_1df_
『伝説の竜装騎士は田舎で普通に暮らしたい ~SSSランク依頼の下請け辞めます!~』カドカワBOOKS様書籍紹介ページ
エルムたちの海でのバカンスや、可愛いひなワイバーン、勇者の隠された過去など7万字くらい大幅加筆修正されています。
二巻、発売中です。
ガンガンONLINEで連載中のコミカライズは、単行本四巻が10月12日発売です。
よろしくお願いします。
― 新着の感想 ―
[一言] 更新ありがとうございます 続きを楽しみに待っております
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