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生活モニュメント[6]

ユラユラ

作者: 袋小路 めいろ

黒い液体が

体の中にあって

取り除くのに苦労する

ただの苦くて臭い液体なのに

排泄されずに発酵して

黒に染まら無い様に

何も無い振りをしてる

普通の人が普通を装ったって

普通じゃなくなるだけなのに

ばれて無いと思いながら

下手くそな顔面

晒している



色がない

昔はあった色がない

消えたみたいに

色がない

暖かい色はどこにいった?

悲しい色はどこにいった?

壊れたパーツを見ながら思う

黒焦げな頭の中

よくわからないことにして

普通に生活



心の色がつかないまま

体の中の黒い液体

前の心が溶けたのかな?

そして液体になったのかな?

だとしたら

また心を作らなきゃいけない

僕は頑張らないと作れない

僕は甘えないと作れない

それじゃダメだとわかっている

けれど

そうじゃ無いとダメなんだ

黒い液体を空っぽにする為に

掃除をする

人の汚れはなかなか落ちない



掃除が終わりかけ

まだまだ黒いが仕方が無い

真っ白になんて

なりはしない



心が作れず途方に暮れる

パーツはとびとびで

色をつける道具がない

歪な心が現れてるのに

人によっては芸術だって

指を差されて賞賛される



空っぽじゃない空っぽが

支配じゃない支配が

普通じゃない普通が

毎日にある

戦争したい

壊したい

壊れたモノで壊したら

新しいモノができるのに

壊れたモノで壊したら

新しいパーツができるのに



良いことだけ考えてたら

少しの悪いことに対してだって

過剰反応している

「良いことだけ考えな」

なんて

もう人には言えないな






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