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4,冒険者とダンジョン(2)

俺はあの後、三体のウルフを殺した。

だがまだレベルは上がらなかった。


レベルが2になったからか、先ほどよりも簡単にウルフを狩れるようになった。

俺は、ダンジョンを出る。


そして町に戻る。

町に戻ると、4時ごろになっていた。


俺は冒険者ギルドに向かう。

冒険者ギルドに着くと、今はあまり人がいなかった。


俺は買い取りカウンターへ、素材を持っていった。


「あのこの素材を売りたいんですけど。」


そして、俺は素材を売った。

合計銀貨三枚になった。ちなみに銀貨は千円だ。銅貨は百円だ。

ちなみに内訳は


魔石ウルフ×4 銅貨五枚×4

皮とイノシシ 銀貨一枚


以上の通りだ。

やはり、弱い魔物の素材だとこの程度だということか。

俺は冒険者ギルドを出ると、道具屋に向かい。


そこで今日足りなかったものを補充した。


そして、城に戻った。

門通るときあの門番に、見下した視線を受けたが無視して図書館に向かった。


俺は図書館でアリシアに昨日のことを謝ろうと思ったがアリシアはいなかった。

仕方がないので本を読んでから部屋に戻った。


そして、俺は眠りについた。


翌日、今日は講義があるので訓練場に行く。内容は前回と変わらない。

俺はようやく魔力の操作に慣れてきたため、全身で魔力を循環しながら走り込みをしていた。

こうすることで動きながら魔力を操作する練習らしい。また、他のことをしながら魔力操作をすることで精度を上げることを目的としているらしい。


やはりステータスの影響か体力が増えていた。

いつもより体が軽かった。


そして、講義が終わると俺はダンジョンに向かった。


ダンジョンに着くと、俺は二階層の階段を探す。


すると、鹿の魔物に接敵した。

俺は剣を構える。そして、地を蹴り距離を詰める。

そして、剣を振るい鮮血が飛び散る。


魔物はその一撃で絶命する。

俺は魔石をかいしゅうする。


やはりステータスが上がっているせいか、接近の速度が速くなっている。

俺はそのまま地図を作りながら探索を続ける。


そうして、二時間ほど探索し階段を見つけた。

その間、十体ほど魔物を倒してレベルが3になった。


俺は二階層に降りる。

すると、そこにはレッサーフォレストウルフがいる。


俺は剣を構える。

すると、ウルフがこちらに接近する。そして噛みつこうとする。


俺はそれを回避しようとするが、一階層のウルフより速度が速く、反応が遅れる。

どうやら、階層が下がるごとに敵のレベルが上がるようだ。


魔物のレベルは、職業がないためレベルだけで存在している。

だから、スキルが急に変化することはないのだが、純粋に身体能力が上がっている。


俺は剣でそれを受け流す。

そして俺は攻撃を振らずにウルフを見る。


なぜ攻撃を振らないかと言うと、単純に速度に慣れていなくて隙を晒す可能性があるからだ。

ウルフは今度は爪で攻撃してくる。


俺はそれを剣で受け流す。


また、ウルフが爪で攻撃を仕掛ける。


目が慣れてきた。

俺はウルフの方に接近し、すれすれでその攻撃を避け、剣を相手の首を狙い振るう。


それはウルフの首を刎ねた。


俺は魔石を回収した。

ようやく戦闘に慣れてきた。

どうやったら、避けられるのか、どう攻撃を振れば当たるのか。

それがつかめてきた。

だが、経験が少ないため強者には通用しない。


俺はここいらで昼食にする。

昨日取った肉を使用する。

マジックバック内は品質の低下を防ぐ効果があるため、腐らなかった。

俺は木の枝を集めて、火打石を受かって火を起こした。

そして、肉に串を刺して塩を振って焼く


少し経つと、焼けてきた。

俺は焼けた肉を食べる。


正直血抜きはしたが、あまりおいしくない。やはり素人だとこんなものなのだろうか。


気を取り直して俺は三階層の階段を探すが、今日は見つからなかった。

俺はその間魔物を倒したため、レベルが上がりレベルが4になった。


俺はその後城に戻った。


城に戻ると、俺はまた図書館に来ていた。

今日はアリシアがいた。

アリシアは椅子に座っていた。

俺はアリシアの方に行く。


「少しいいかな。」


俺がそう尋ねるとアリシアがこちらを向き、口を開く。


「まあ、大丈夫ですけど呪いについては話しませんよ。」


「ああ、大丈夫だ。」


俺はアリシアに許可を取り、本題に入る。


「この前はすまなかった。聞かれたくないことを聞かれて嫌だったろ。」


まさか謝られると思っていなかったのか、アリシアは大きく目を見開いた。

俺はその様子がおかしくて笑ってしまう。


「いえ、その件についてはもう大丈夫です。まさか、それを言うためだけに話しかけたのですか?」


「ああ、そうだけど。」


アリシアには別の要件があると思われていたようだが特にそのような用事はない。

俺はそう返答すると、アリシアは珍しそうにこちらを見た。そしてクスッと笑い口を開いた。


「影宮さんはいつも話に要件があるので、それだけだと思っていませんでした。」


どうやら、俺はいつも用がないと話さないと思われていたらしい。

俺は内心ショックを受けつつ、表に出さないように表情を操作する。


それからは少し雑談を交わした。

俺からはアリシアについてのことを聞いた。

アリシアは俺のいた世界についての話を聞いてきた。

そうやって話していると、時間が立ち日が沈んできていた。


俺は名残惜しさを感じながらも、アリシアと別れ部屋に戻る。


すると、俺の部屋の前に睦月がいた。

どうしたのだろうと思い、睦月に声をかける。


「睦月、どうした。」


睦月はこちらに気づいたのか、こちらに振り向く。


「えっと、少し相談があって。」


「じゃあ、部屋で話そうか。」


俺は部屋に睦月を入れて、席に座る。

睦月も席に座る。


「それで相談って?」


俺は本題に入る。


「実は、レベル上げをしたいんだけど光琉君たちはもうレベルが僕と離れていて同じところでレベル上げ出来ないんだ。それに、僕と一緒で抵抗がある人もいたみたいで何人かはまだレベル上げに行けていないんだよね。だから、影宮君なら僕のレベル上げを手伝ってくれるかなって。」


睦月は俺に一緒にレベル上げをしないかと相談に来たわけだが、俺はどうしようか考える。

はっきり言って、一人でレベリングした方が効率はいいし、金銭的にも余裕がある。

ただ、強力な敵を相手にするときに仲間がいた方がありがたい。

俺がどうしようか考えていると、睦月が口を開く。


「多分影宮君は、今効率の関係で僕を手伝ってくれるか悩んでいるよね。だからさ、こういうのはどう?僕らがお互いLv10を超えるまで一緒にパーティーを組んで、その後に一緒にレベルを上げるか、別々にレベルを上げるか考えない?」


睦月は悩んでいる俺に対してそんな提案をしてくる。

正直、それはありがたい。実際他の奴がどんな戦い方をするか知りたいし、パーティーを組んだ時の感覚を知りたい。


「じゃあ、そうしようか。」


俺はそう返答した。

こうして俺達は一緒にレベル上げを行うことになった。



今回はちょっと少なめです。

誤字や間違いがありましたらご報告いただけると助かります。

作品への評価・感想等を頂けると嬉しいです。

ご朗読ありがとうございました。

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