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7,いざダンジョンへ。(3)

俺がボスの間の扉を開けると、そこにいたのは案の定ジャイアントゴーレムだった。

俺は駆け出して、一定の距離まで近づく。すると、ゴーレムも気づいたのか攻撃を仕掛けてきた。

岩を発生させて、投擲してきた。

俺はそれを横に走り出して躱す。そのまま走り続けて、ゴーレムの周りを旋回する。


俺はひたすらに旋回を続ける。

ゴーレムは俺を捕らえようと腕を伸ばしてきた。

俺はの腕の上に飛び乗る。


俺は腕を伝い、ゴーレムの核がある胸元に接近した。

胸元は強固な岩盤が存在しているため、核を攻撃することができない。


俺はその岩盤を斬りつける。

だが、それを壊すことは叶わず。それどころか傷一つついていない。


ゴーレムが俺の方に魔法で作ったであろう岩石を飛ばしてきた。

俺は咄嗟にその場から後方に飛ぶ。

ゴーレムとの距離が空いてしまった。


俺は再度旋回を始める。


今回問題なのはあの岩盤だ。

あれは本来戦士や剣士などの前衛がはがすものなのだがあいにく剣を使っているだけで前衛の職業ではない。俺はひたすら攻撃を回避し続けながら思考する。


結論が出た俺は再度ゴーレムに接近する。

ゴーレムは腕を振りがぶってくる。

俺はそれを軽々回避すると、今度は足で踏みつけようとしてきた。

これは躱せない

俺は障壁を展開して、着弾を遅らせてその間に攻撃範囲から脱出する。


俺がいた場所には、轟音が響き渡る。

俺は高く飛び上がり、ゴーレムの腕の上に乗りかかる。

そうして、岩盤に近づく。だが、ゴーレムも当然迎撃してくる。

飛来してくる岩石を躱しながら俺は岩盤に接近する。


岩盤との距離が一メートルくらいまで近づくと、俺は魔法を発動する。


「属性付与」


俺は地属性を()()()付与した。

本来、地属性を付与すると防御力と硬度が上がるため、付与するのは逆効果だ。

だが、俺には作戦がある。


俺は魔法球を作る。

俺は魔法球を岩盤に向けて発射する。


すると、おかしなことに()()()()()()()()()()()()

なぜこんなことになるかと言うと、俺が属性付与を行ったことにより、()()()()()()()()()()()()()()

魔法球の特性は魔法球の中に魔法を内包できること。そして、これは他者の魔法も例外ではない。まあ抵抗されるが。そして、無機物に魔法を付与するとそれは魔法判定なって魔法球に吸収できるのだ。


まあ、とりあえず核が露出したのだからあとは倒すだけだ。


俺が核を破壊しようとすると、ゴーレムの体が一気に揺れた。

俺はその振動で体制を崩す。


その隙をゴーレムは見逃さずに俺を振り払う。

俺を振り払う腕は巨大であるため、俺は壁に激突する。

頭から血が流血する。それと同時に咄嗟に間に入れた左腕が粉々に折れている。


幸い、間に障壁を何枚か挟んだおかげで何とかなった。

俺は壁から起き上がると、意識を切り替える。


はあ、何やっているんだか。この程度のことで死にかけるとか。

ふう、とりあえずこいつは殺す。


俺は剣を持ち構える。

温存は無しだ。

そもそも自分よりレベルが高い奴に真正面から戦って、温存していたら苦しいに決まっている。


俺は自身に強化を掛ける。

強化するステータスは筋力だ。

俺は全身に魔力を循環させる。

すると、俺の瞳は紅に染まる。


俺はゴーレムの方に向き、剣を相手に向ける。


「さあ、第二ラウンドだ。」


俺はそう宣言すると、走り出してゴーレムに接近する。

ゴーレムは俺の方に岩を射出してくる。


俺はそれを剣で切り裂く。

そして、高く飛び上がり、そいつの腕に飛び乗る。


ゴーレムは振り払おうと腕を振るう。

俺は吹き飛ばされる。・・・はずだった。

おれは空中に障壁を発生させて、足場を作りそこに乗る。


俺は核の方に飛ぶ。

ゴーレムがもう片腕で俺を吹き飛ばそうとするが、おれはその腕を斬る。

それは見事に粉砕され、俺はそのまま核に接近する。


俺は核に斬りかかろうとするが、ゴーレムも本気で岩石を飛ばしてくるので、一旦そこを離れる。

相手の魔法を無力化する。

俺は魔弾を展開する。


俺は魔弾を核に向けて発射するが、岩石が発生しそれに防がれる。

遠距離もダメか。


おれは再度核に接近する。するとやはり大量の岩石がこちらに来る。

俺は魔弾を展開する。

俺は魔弾で岩石を相殺する。


そして、核に斬りかかる。

今度は核に攻撃が通った。


俺が核を切断して、ゴーレムは消滅した。

俺は戦闘が終わったことに安堵する。


そして、持ってきていた高級回復薬を出す。

これ一つで金貨一枚するんだよな。

まあ、腕が壊れているなら仕方ない。


俺は回復薬を飲むと、腕が治る。

回復が終わった俺は、大声でオーグさんを呼ぶ。


「オーグさん。終わりました。」


扉の前で待機していたオーグさんが、扉を開けて入ってきた。

オーグさんは驚いたような顔でこちらを見る。


「まさか、本当に倒すとはな。お前数日前までレベル10とかだったのにな。レベル80のボスを倒すなんてやるじゃねぇか。」


どうやら、俺が本当にボスを倒したのを信じられないという様子だった。


「ありがとうございます。」


俺は、後ろを振り向く。


すると、そこには宝箱があった。

これはボスを倒すと確定でドロップするものだ。

俺はそれを入念に罠がないか調べる。


そして、罠がないことを確認して、開ける。

そこに入っていたのは、転職水晶だった。


転職水晶とは、現在の職業を別の職業に変更できるアイテムで、結構なレアアイテムである。なぜなら、ボスを倒したときに出てくる宝箱からしか出てこないからだ。

基本的に俺は他の職業にも就こうと思っているから、これはありがたい。

相場だと金貨百枚程度だったはずだ。(1000万くらい)


「転職オーブが出ました。」


俺はそうオーグさんに、話しかける。

オーグさんは物珍しそうにそれを見る。


「それでお前はどの職業に転職するんだ?」


俺はその質問に対して答える。


「今の職業が魔法使いなので、僧侶か剣士ですかね。」


俺のその答えにオーグは驚いた顔をする。

俺そんなに変なことを言ったか?

別にいろんな職業のスキルで戦えるようになりたいと思っただけだ。


「お前、やっぱり魔法使いだったのか。それなのに剣を持っていて変だとは思ったが、しかも今からステータスが下がる他の下級職になるのか、ステータスが上がる上級職じゃなくて。」


下級職とはステータスが最初低い職業で、上位職は条件が厳しいため最初から一定のステータスがあり、下級職のスキルをすべて引き継ぐことができる。


魔法使いだったら、アークウィザードや大魔法使いなどがある。

だから一般的に転職するときは、上位職になるらしい。


「考えがありますし、どっちにしろ今日は転職しませんよ。」


俺はそういって、転移陣に移動しようと言った。


ダンジョンの転移陣とは、踏破者が最深部から地上まで一瞬で転移できる魔法陣であり、一度踏破すれば最深部との行き来が可能になる。


俺達は転移陣に乗り、今回の探索は終わりとなった。

誤字や間違いがありましたらご報告いただけると助かります。

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ご朗読ありがとうございました。

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