7,いざダンジョンへ。
あれから、二週間がたった未だに帝国軍は王都にいるようだ。
この二週間俺は、冒険者として依頼を受け続けて、その中で何体も魔物を倒した。その依頼ではオーグから学んだノウハウが生きた。
そして冒険者ランクもEランクになった。このままいけばDランクもすぐだろう。
何体も倒したからか、レベルも上がった。新しいスキルは何も得られなかったが。
Lv15になり、ようやくまともに戦えるようになってきた。
俺は、今日からダンジョンに潜るつもりだ。
今回のダンジョン探索は本気なので、マジックバックの中身を真剣に考えて入れた。
今回の目的はレベル上げなので、数日ダンジョンに潜ることになる。
それを何度か繰り返し、Lv50にまで上げることが目的だ。
俺はダンジョンに向かう。
今回向かうのは、洞窟型のダンジョンなのだが、結構道が広いものだ。
そして、そこに出てくる敵は動きは遅いが攻撃力が高いタイプの敵だ。
俺はダンジョンに着くと、探索を始める。
とりあえず、十層まで移動しよう。ここは経験値効率が良くない。
俺は、十層まで探索した。だいたい五時間くらいかかったが、まだ体力には余裕がある。
道中何体か魔物と対峙したが、ステータスに差があるからか、楽に倒すことができた。
十層から出てくる魔物はD~Cランクの魔物だ。だが、十層だからレベルが低い。
俺は十層を探索していく。
すると、早速物の数分で一体目とエンカウントした。
エンカウントした魔物はジャイアントと言うCランクの魔物で、頭と腕に岩の鎧を纏っているという特徴がある。
俺はジャイアントに向かって、魔弾を打ち込む。
それはものすごい速さでジャイアントの心臓を貫いた。
Cランクの魔物でも、得手不得手があるし、ピンポイントを狙った射撃なら反応できない。
俺はジャイアントを倒すことに成功した。
その後もエンカウントした、ジャイアントを倒し続ける。
すると、持ってきた腕時計を見ると、時間が夜になったいた。
俺は野宿の準備を始める。
ダンジョンの中で、寝れるのかと言う疑問は分かる。
本来ならパーティーで見張りを置いて、野営するのだが俺はソロだからそれができない。
ではどうするかと言うと、警戒して寝る以上。
まあ、多分はぁ?と言う反応をしているだろう。
だが、これ以外の対処法もないし、これができなければ今後の活動も危うい。
だから、俺は最低限の準備を済ませると、眠りについた。
・・・
・・ウォ・・・
・・・ヴォ・・・ヴォ・・
俺は不意に目を覚ます。
すると、ジャイアントがこちらの方に移動してきていた。
俺は気配を消して、隠れる。
ジャイアントが、俺に気づかずに通り過ぎようとしたタイミングで、俺は魔弾を撃つ。
それはジャイアントの心臓を打ち抜いた。
今更だが、魔弾の精度は魔力操作精度で決まる。
だから、実際にすごいことをしているわけではない。って誰に補足しているんだろうか。
ジャイアントは死亡し、そこには魔石が残る。
俺は再度眠りにつく。
今度は予定通りの時間に起きた。
今日も探索を続ける。
そうして、ジャイアントを狩り続ける。すると、宝箱を見つける。
このダンジョンは敵が固いため、人気がない。
だから、人が全くいない。まあ、俺として好都合だからな。
俺は宝箱の方に行く。
そして、宝箱の背後から宝箱を剣で斬る。
宝箱は、傷つくだけで特に何も起こらない。
俺はミミックではないことを確認し、後ろから宝箱を開ける。
すると、宝箱の中から矢が飛び出す。
俺は後ろに立っていたためその矢に当たらない。
これもオーグのノウハウだ。
俺は後ろから回って、宝箱の中身を見る。
するとそこには、一本の腕はが入っていた。
どうやら、マジックアイテムのようだ。
俺はそれを付ける。
すると、ステータスにこう表示される。
「火魔法のリング:装備者の火魔法の消費MPを10%軽減する。」
なるほど、つまりこれは火魔法を使う者にとってはありがたいものだな。
だが、今の俺は火魔法が使えない。俺は仕方なく外して、バックに入れる。
火魔法を覚えたらつけるか、売るかの二択だな。
俺はそのまま探索を続けた。
そうして、数日十層で探索を続けた。最初以外宝箱が出なかったが仕方ない。
そして、レベルが30まで上がった。
やはり、自分より高レベルの魔物を倒すのが効率がいい。
一体辺りだいたいレベル三十くらいあるからな。
それに、この数日で百体程度殺している。そして、その魔物の魔石でバックがパンパンになったため、町に戻ることにした。
町に戻ると、特に変化はなかった。
すこし、情報を調べてみるが特に変化がなかったそう。
俺は冒険者ギルドに赴き、ダンジョンで得た魔石を売る。
俺が受付で魔石を取り出すと、受付の人が驚いたような顔をする。
「こんなに魔石がどうしたんですか。」
どうやら、EランクがCランクの魔石を大量に持っていることに驚いているようだ。ちなみに魔石のサイズは片手で握れる程度の大きさだ。
「少し、上のランクの冒険者と一緒に数日ダンジョンに行きまして、その時の魔石なんです。」
こういう体にしておけば、ランクアップのために魔石を買ったと疑われないと思う。
事前にオーグさんに酒場の時に言っているので、コンタクトを取ればなんとかなるはずだ。
オーグさんは大きな依頼が終わったばかりだから一週間程度休むと言っていたはずだし。
「どうせ、金で買ったんだろ。」
そんな声が背後から、聞こえる振り返ると、そこには一人の青年が立っていた。
恐らく同い年くらいかな。
まあ、そりゃ新人が上のランクの魔物の魔石を大量に持ってきたらそう思われるよな。
どうでもいいけど、俺はそいつの発言を陰口だと思い無視して、受付の人に話しかける。
「どのくらいの値段になりますかね。」
受付は個数を数えて計算しているようだ。
すると、背後から肩をつかまれた。
「おい、図星だからって無視するなよ。」
そう、背後にいたさっきの青年が話しかけてきた。
めんどくさい。
「何の用ですか。」
俺がそう尋ねると、そいつ小馬鹿にしたように笑う。
「お前、そんなことではぐらかそうとしても無駄だぞ、どうせランクを上げるために魔石を買ったんだろ。」
ああ、そうかこいつそういうタイプの奴か。
本当にめんどくさい。
「ああ、俺と一緒に潜ったオーグさんって人がいるから、その人に聞けよ。どうせ、俺が言っても信じないだろ。」
すると、そいつの表情が一気に変わった。
さっきまでの嘲笑が現れていた顔ではなく、驚きに満ちた顔に変わっていた。
「オーグさんって、あのAランクのオーグさんと一緒にダンジョンに潜ったのか。あの新人をまともに相手にしないオーグさんと。」
どうやら、オーグさんは有名人らしい。それにどうやら、オーグさんの優しさはうまく伝わっていないようだ。そこに関しては興味ないが、それなら今後もオーグさんの名前を使うことがあるかもしれない。ちゃんとアポ取るようにしよう。
俺は呆けているそいつを無視して、受付の人からお金をもらう。
今回は金貨三枚と銀貨四十枚だ。
俺は素早くその場を退散する。
俺は宿に戻ってきた。
俺は久しぶりに落ち着いて眠りについた。
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