6,潜伏
俺は今王都からすこし離れた町にいる。
あれから俺はこの町まで移動してきた。
幸い、冒険者カードのおかげで入ることができた。
今後の活動方針だが、基本的には呪いの解呪方法を探す。恐らく、王国としては俺が復活したのは知っているだろう。だから俺は潜伏してこれからある程度まで強くなろうと思う。
とりあえず、レベルカンスト(魔法使い)までは頑張ろうと思う。その後は色んな職業に転職しようと思う。ステータスは災厄とか言う奴の影響力があるが、もしヤバくなればステータスを消せばいい。だから俺はレベルを上げてできるだけ王国に対抗できるようにしなければならない。
とりあえず、数日分の生活費を稼がないといけない。幸い、今は荷物を持った状態で復活したから何とかなっている。俺は依頼を受けるため、俺は昨日止まった宿から出て、にこの町の冒険者ギルドに向かう。
俺が冒険者ギルドに入る。中は冒険者でごった返していた。
そして、依頼を確認する。
俺は依頼が掲示してあるボードの前に行くと、何人もの人がその前にいた。その人混みを俺は潜り抜けてボードがよく見える位置にいどうする。
今俺が受けることができる依頼は、FランクやEランクの魔物の討伐、雑用、薬草の採取などだ。
俺はもともと下済みの経験も積みたいと思っていたから、薬草採取の依頼を取る。
そして、それを受付まで持っていく。受付がそれを受理する。
俺はそのまま、冒険者ギルドを後にする。
俺は町の近くの森に来ていた。
俺は薬草を探しながら、森を探索する。
俺が探索をしていると、目の前の茂みから5体かのフォレストウルフが現れた。フォレストウルフはDランクの魔物であり、その素早さと集団戦闘の際の連携が厄介な魔物だ。
一応補足するが、ダンジョンにいたのはこれの劣化版だ。
俺は、すぐさま剣を取り出す。
俺はFランクで本来なら逃げか、死しかないのだが、俺は剣と魔法の両方が使えるから何とかなると俺は判断した。
俺はまず一体に対して、ライトニングを放つ。ライトニングの消費MPは5だから、だいたい十発の計算だ。俺が放ったライトニングは一体に直撃する。ただそれだけではこれしきれなかった。
すると、三体のウルフが俺に攻撃を仕掛けてきた。
その攻撃には隙が無く、お互いの隙を消しあっているようだった。
俺は、一体の攻撃を障壁で防ぐ。
そして、できたズレを利用して他二体の攻撃を回避する。
回避した動きの勢いを使って、体を反転させて首目掛けて剣を振り下ろす。
それは見事に一体のウルフの首を刎ねることに成功した。
俺は一度バックステップで距離を取る。
これなら勝てるが、できるだけ魔力は温存しておきたい。
俺は、ウルフの一体に斬りかかる。
しかし、見切られていて避けられる。
その隙をチャンスだと思ったウルフたちは一斉に全員で攻撃してきた。
俺はそれをひらりと躱し、そのうち一体の首を刎ねる。
そう今の動きは釣りだ。
相手を引き込むためのブラフ?フェイント?なんでもいいがそんなものだ。
チャンスだと思ったら仲間が死んで驚いたのか、ウルフの動きが止まる。
俺はその隙に魔法球にライトニングを詰めて、発射する。
だが、それは簡単に躱される。魔法球は弾速が遅いため、容易に躱される。
ウルフはそのまま俺にとびかかってきた。
すると、ウルフは後ろからくるライトニングに気づかなかった。
ウルフたちはライトニングに直撃して、体が痺れている。
俺はその隙に全員の首を刎ねた。
こうして、フォレストウルフとの初戦は終わった。
俺はステータスを確認する。
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鳴瀬影宮
人間
15歳
魔法使いLv10
MP100/100
筋力 10
防御力 10
敏捷性 15
魔力 20
体力 10
スキル 魔法球 障壁 魔弾
ライトニング 強化
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Lvが10に上がっている。それに二つもスキルが増えている。
多分Dランクの魔物だということは、こいつらそれぞれLv10くらいでそれを倒したから、レベルが一気に上がったってことか。
これならパワーレベリングもできるが、この世界では自殺願望か。
そして新しく取得したスキルだが、魔弾は魔法球よりも速度が速く威力が高い魔法で込めた魔力量だけ威力と速度が上がるもののようだ。ただ魔法球とは違い内部に他の魔法を内包できないようだ。
単純な弾丸のようなものかな。
そして、強化だがこれは特定のステータスを強化できるもののようで、強化できるのは一種類だけで、その上昇率は消費魔力によって変わる。
スキルが増えたが、このままでは夕方になってしまうので急いで、薬草を採取した。
依頼された分は回収したが、それよりも少し多めに薬草を採取した。
「数日前に帝国軍がこの国に来られた。よって、ここに来た帝国軍の方々を丁重にもてなしてほしい。何か粗相を働いたものは重い処分が下る。」
俺は町に戻ると、この町に騎士団が来ていた。
騎士団は帝国軍のことをこの町に伝えに来たようだ。
俺には関係ないから、さっさとギルドに向かった。
ギルドに着くと、受付に薬草と依頼書を提出し、報酬を受け取る。
やはり、素材を売るよりお金が入るな。
冒険者ギルドの手数料があるとはいえ、結構な量だったし、依頼している人はそれを仕事や必要なことに使うわけだし。
俺は宿に戻ろうと、後ろを振り返った。
すると、後ろに立っていた冒険者の男にぶつかってしまう。
「すいません。大丈夫ですか?」
俺はそう声をかける。
「ああ、大丈夫だ。お前、新人か?新人の内はあまり調子に乗らず自身のレベルに合う依頼を受けるようにしろよ。」
俺に向かってそいつはそう言う。
そいつの言い方は小馬鹿にしているようだが、これはこいつなりの新人を思いやるアドバイスなのだろう。現にこいつは小馬鹿にしているような雰囲気がないし、多分不器用なだけだろう。
「あなたのお名前は何というんですか。」
俺は気づけばそう口を開いていた。
「俺はオーグって言うんだ。お前の名前は何なんだ。」
「影宮って言います。先輩この後少し話しませんか?」
俺のその誘いにオーグは、いいぞと頷いた。
俺はオーグが依頼の報告を終わらせるのを待つ。
少しすると、オーグは報告が終わったのかこちらに来た。
「それで、何を話したいんだ。」
「いや、私は新人だからわからないことが多くて、だから冒険者のことを教えてもらいたくて。」
「なんで俺なんだ。」
オーグのその問いに対して俺は
「一番やさしそうだからですよ」
オーグは驚いたかのように、面食らった顔になる。
「俺のことを優しそうと思うのか。今までそんなこと言われたことがないぞ。」
「まあ、そんなことは置いておいて、ここじゃ何ですしどこかお店に行きませんか。」
俺はそう言ってオーグを飲食店に誘い。
俺達はブラック亭と言う酒場に来ていた。
15歳の俺が酒場に入るのはどうかと思うが、この世界の成人は15なので問題はない。
俺達は店に入り、テーブルに移動した。
そして、それから俺はいくつものノウハウをオーグに聞いた。
それに対してオーグは料理を食べながら答える。
ちなみに俺はお酒一本だけ飲んでいる。
今後交渉で酒を使える程度に耐性があるのか。と言う理由もあるが、単に金がない。
しかも今回は俺が誘った手前、ある程度は奢りたいと思っている。
さすがに大量に食われたら、財布的にきついが別に何とかなる。
オーグは酒をメインで食べるのでそれほど金がかからなかった。
この国は物価が高いので普通の料理が現代より少し高い。だが、この国はビールやエールを大量に生産でき、大麦をたくさん作っているのでパンと酒が安いのだ。
その後、会計は俺が済ませた。
オーグは払おうとしたが、俺が払うと言った。
オーグは俺がちゃんと情報量で食事を奢ろうとしているのを理解したのか、あっさり引き下がってくれた。
俺はそのまま、宿に戻る。
そして、部屋の中で魔力循環の特訓をする。
その次にMPをすべて消費する。
だが、体内にはまだ魔力が存在する。
つまり、この数日でステータスを抜いて、体に魔力が宿ったというかステータスの補助を受けて魔力になじんだという方が正しいか。
俺はその魔力を操作する。別に操作精度は変わらないようだ。
俺は今のステータスを抜いた魔力を計る。
そして、一つ考え付いたことがある。
それは、職業を剣士にしても魔法が使える可能性が出てきたということだ。
これができればわざわざ魔法剣士や聖騎士、賢者にならなくてもいいな。
と言うかこの状態だとスキルは使えないようだ。
つまり、自前の魔力は本当に術式とかを組まないといけないらしい。
だが、魔弾と障壁は再現できるはずだ。
俺は魔団と障壁の再現を試みるが、すぐに自前の魔力が尽きる。
するとステータスが切れたような感覚に陥る。
恐らく、魔力が尽きたことによる落差だろう。
俺はそのまま眠りについた。
ちなみに障壁の消費MPは3です。これは標準で込める魔力量で強度や範囲が向上します。
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ご朗読ありがとうございました。




