点と線
点と線
点と点が繋がると
線がその先を導いていく点には
なんの意図もなく
点が点を目指していくところは
無限にあり
無限に広がる
花火のように
あっちに飛び、こっちに飛んでいる点へ
導くものは何もない
気まぐれではないけれど
意思はあくまでも
数々の点が無造作に点在する中を
ある宇宙の規則に則って
あるいは遺伝子の導きなのか
カーナビのように行先を進めていく
乱れて散在する点を結びつけるものは
運命とよべば良いのか
宇宙に放り出されてしまったように
一人私は途方にくれる
線の行方を私が追うのか
線を私が誘っていくのか
長い線になるのか
短い線で終わるのか