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もう一度、名前をよんで。  作者: 七瀬かいり
19/25

交渉の結末

ブックマークしてくれてる方ありがとうございます!

明るくしようと思うのですが、グロい発想ばかり浮かぶもので…。

というか、この話、読んでくれてる方いるのかな?笑

醤油、豚骨、味噌、塩。

どれかと言われれば、私は迷わず『豚骨醤油』と答えるだろう。


しかし、カフェテリアには、ラーメンは醤油ラーメンしか無かったので、醤油ラーメンを食べることにした。






ーーーー






「久しぶりだな。美華とこうやって改まって話すのは。」

先に沈黙を破ったのは父だった。


「うん」



今日の父はいつもと少し違って、変な感じがした。

昨日のことは忘れたように、吹っ切れている感じがする。

今日、父と会えたのもいつもだったら有り得ないことだ。



「ご飯しっかり食べてるか?」


「うん、まぁ。それなりに。」


「なら、よかった」と、ラーメンを啜りながら父が言う。


「ねぇ、お父さん。昨日、話したこと忘れてない?」


「ん?」



「アパート勝手に出てって、連絡もとれなくて、私が病院来てもいっつもいなくて。でも、今日はなぜかいる。なんで?」

箸を器に置き、淡々と話を進める。


「自分勝手か…。そうだよな、自分勝手だよな。だから、すまないとは思ってる」


「すまないとは…?思ってる……」


「あぁ、思ってる。当たり前だろ。」


(すまないとは思ってる……?)

小さな怒気が胸をかすめる。


「私、お父さんに聞きたいこと、沢山ある」


「・・・」


(とりあえず、お母さんの病気のことは後にしよう)


「なんで、今日に限ってはいるの?いっつもは逃げてるのに」


「たまたま、時間が空いてたから来ただけだよ。今までのことはすまなかった」


「それで、今どこにいるの?」


「・・・」


父からの反応はない。

強いていえば、少し父の顔に緊張がともったことくらいだろうか?


「いつ帰ってくるの?」


「……………すまない」



「やっぱりね…」


「え?」父が戸惑った表情を見せた。


(今、きっとお父さんは、お父さんにとってどうでもいい話をしてる)


「いつから……?」

口を開く。


「いつから、家族のことどうでもよくなったの?」


「・・・」

父は絶句しているように見えた。



やはり今の私には、この目の前にいる父ともう一度家族になるのは不可能のようにしか見えなかった。



(話を変えよう)


「まぁ、いいや。それでお母さんのことなんだけど…」


「あぁ…何かあったのか?」


「私、お母さんの病気治したいと思う」


「は…?美華、正気か?」


「まずは、お兄ちゃんのこと受け入れてもらおうと思う。そこから病院に通ってもらう。あと…そこから………」


「俊一のことを?それは無理があるんじゃないか…?今までそれを何度試みたと思ってるんだ?知ってるだろ。美華だって」


「知ってるよ。充分に。」


「だったら……」


「お母さん、泣いてたんだよ。」


「泣いてた?」


「うん。それに関してはなんか大丈夫な気がするの。で、そこから……」


「病院か?」


「何でお母さんを病院に連れてかなかったの?お父さんなら出来た。」


「いや…それは……無理だった。」


「え…?」


「とにかく、病院は無理だ…」


「だったら……だったらさ?私に出来ることないかな?」


「は…?」


「家族に出来ることあるんじゃないかな?」


「なんだ、それ」


「私ね、お母さんに安心してほしいんだ。お兄ちゃんはもういないよ?でも、大丈夫だって思ってほしい。お兄ちゃんがいないと生きていけないなんてこと、無いんだよ。って。」


「・・・」


「だから、また家族作らない?」


「家族……」父の顔は俄然、暗いままだ。


「パパ……いい加減、家帰ってきてよ」

咄嗟に大きな声が出た。



………………。

沈黙…。




私は父の答えを待つ。


「無理だ。」


長い沈黙の末、帰ってきたのは『拒絶』の一言だった。

関係無いんですけど、ワールドトリガーのマンガ面白すぎてハマってます笑

1日1本投稿頑張ります汗

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