追いついた背中
感想くれると嬉しいです。
モチベになりまふふふ(´˘`*)
後は、どんなふうにこの作品が受け取られてるか、知りたいっていうのもあるので、気軽に書いてって下さいませ┏●
アパートからバスで10分。
阿波ヶ丘市民病院。
県内でも有数の大病院である。
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「日向 雅之ですか?」
「はい 確か、外科だったと思います」
「では、ここで少々お待ちください」
パタパタと奥の方へ行く受付らしき女の人を目で追う。
いるだろうか。というか、来てくれるだろうか。
電話もしないで来たが、それが一番得策だと思ったからだ。変に電話をすると、逃げられる可能性が脳裏に浮かんだからだ。
「外科の日向 雅之先生ですよね?今、大丈夫なようなのでお呼びしました。もう少しされたらこられると思います。」
(え……?)
徹底して私から逃げていた父が?
「美華、久しぶり。でもないな」
父は、仕事の時は眼鏡をかけている。
当然、今も。
少しだけ、いつもとは違って見える父の目を眼鏡越しに見て、私は妙に寒気がした。
(無性に怖い……)
「どうしたの?こんなとこまで」
「話があるの……お母さんのことで」
お母さんという単語を発した途端、父の顔が曇るのが分かった。
父は、「分かった」と頷き、
「じゃあもうお昼だしカフェテリアに行こう」と言って歩き出した。
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父の背中を見る。
白衣は脱いだようで、今はスーツを着ていた。
その背中は、幼いときに見ていた父とは違う。
追いつこうと、私は走る。
幼い頃はいつも追いつけなかったその背中は、今となってはすぐ追いつくことが出来た。
父の隣に走り寄る。
でも父が隣を向くことはなかった。
花屋の角を曲がると、カフェテリアが見えた。
阿波ヶ丘病院の阿波ヶ丘は、
病院名に悩み、
あはっ(ˊᗜˋ)に ヶ丘を付けて
それらしくしたものです。




