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第59話 ムラムラとシワシワとオギャアオギャア

第4章の始まりです!

「さてと……」


 オナ〇ワームたちとの戦いから数日が経過した。

 ……したのだが。


「なぁんにもすることがねええええええええええええええええええええええええええええええええええ」


 ため息交じりに俺は叫んだ。

 たぶん今の叫びは全宇宙にまで響き渡ったやつだ、うん。

 そう、何もすることが無い。


 今までは魔王軍幹部だとかオナ〇ワームの販売とかで結構忙しかったけど、それが無くなってしまった。

 童貞を捨てるためにモンスターを生み出そうと思っても何のモンスターを生み出せばいいのか全く分からない。

 というような感じで、特にすることが無くなってしまったのだ。

 することと言えばシコることか。


『ピンポーン!』


「…………はぁ」


 インターホンが鳴ったので、しずくが新しく作った、魔力で動く応対用のマイクをオンにする。


「どちら様ですか?」


『あっ、はい! 私、【ソーダ学会】のアブネと申します! 人生に幸福をもたらs――――』


「あ、結構です」


 マイクの電源をオフにする。

 最近、どうも怪しい団体の勧誘が多い。

 まぁ、どうせ俺が手に入れた報酬の額を聞いて、たかりに来たんだろう。

 ……たかりに来たで合ってるか、言い方?

 とまぁ、ほんとにここ数日こればっかりだ。

 金はあればあるほど困らないと思っていたが、そういうわけでもないということを生まれて初めて思い知ったよ。


『ピンポーン!』


「……ったく、またかよ」


 俺はイラつきながらマイクで応対する。


「勧誘はお断りしております」


『勧誘? いえ、お届け物を持ってきたのですが……』


「ああ、配達員さんでしたか。すみませんでした。最近変な団体からの勧誘が多くてですね」


『ああ……。お届け物の手紙なんですが、どこに入れたらいいか分からないんでこの……、“ボタン”を押したんですけど』


 配達員さんが一瞬言いよどむ。

 そりゃそうだ、この世界にインターホンなんてないからな。

 知らないからなんて言ったらいいか迷うよな。


「えーと、そのボタンの上にですね、ちょっと分かりづらいんですけど入れるところがあるんですよ。分かりますか?」


『うん……? ああ、これですね。じゃあここに入れればいいんですね』


「はい、お願いします」


『分かりました。それでは入れておきましたので、後でご確認をお願いします。わざわざご説明していただいて済みませんでした』


「いえいえ」


 さて、早速手紙を取りに行こう。




「手紙は……2枚か」


 さて、1枚目はなんだろな。


『はじめまして! 我々【ソーダ学会】は――――』


「はい次いこうか」


 団体名が見えた瞬間、俺は手紙を破り捨てた。

 クソッ、まさか手紙でくるとは、想定外だった……。


「次の手紙は……?」


 また変な団体のだったら破り捨てるからな。

 内容を読んでいく。


『チチ、キトク。イマスグモドッテコイ』


 ……なんだコレ?

 片言で書かれててメチャクチャ読みずらい。

 もう一度読んでみよう。

 乳、着とく。今須蜘蛛土っ手鯉(いますぐもどってこい)。いや違うな。

 父、危篤。今すぐ戻ってこい。だな。

 ……は?

 裏返して送り主を確認する。

 そこには、俺の実家の住所と、俺の母親の名前が書かれていた。



 ※※※※※※※※



「ッ!」


「あっ、ちょっと! そんなに急がないでよ!


「ハァ……ッ、ハァ……ッ!」


 息を切らして焦りながら、俺は家の扉を開けた。


「親父ィッ!」


「きゃっ! びっくりした……」


 扉を開けると、そこには母さんが立っていた。


「ああ母さん! 親父は!?」


「アレイス!? 帰ってきたのね! 今までどこ行ってたのよ!」


 母さんが涙ながらに俺に抱き着いてくる。


「そんなことより父さんは!? 父さんが危篤って……ッ!?」


「ああ、あれ? あれ嘘」


「……へ?」


「単純にヤリすぎて脳の血管が一本プチンと切れちゃっただけだから」


「いや十分ダメだろ!」


「大丈夫よー! すぐに母さんが超再生魔法で治したから」


「それならいいんだけどさぁ、はあぁぁぁ…………」


 親父が生きていることが分かって、とりあえず一安心だ。


「ってか、生きてるならなんでわざわざ俺のとこに手紙よこしたんだよ?」


「あなた、20年も帰ってこなかったじゃない。それで寂しくなって呼び出したのよ」


 あ、そっか。確かに20年間のうちに一回も実家に戻ってないわ。

 ……ん?

 この人今、ヤリすぎで血管が切れて倒れたって言った?


「ごめん、親父と母さんって、今何歳だったっけ?」


「えーと、あの人は今年で62で、私は60ね」


 うーん、それじゃあセッ○スしたときに、腹上死しかけても仕方ないかー。

 ってそうじゃねえよ、60代でセッ○スはいくら何でもおかしいだろ。

 ……まぁ、母さんは見た目まだ30後半だしなぁ。


 俺の母、『フォート・シルフィ』は元・凄腕の冒険者だ。

 現役時代に母さんが手に入れたスキルの一つに『老化抑制』というものがある。

 このスキルによって、母さんは見た目は30代後半、身体年齢は40代後半ぐらいのものと同じになっている。

 もちろん、性欲も年齢相応……、いや、性欲に関しては母さんは人の10倍はあるか……?

 まぁ、その、あれだ。母さんは今でも()()ってことだな。


 大体の人は、自分の親の性事情については知りたくもないし、知った日には嘔吐するレベルで嫌悪感が湧くことだろう。

 俺も()()()()()

 でも、もう慣れたよ。

 俺が赤ちゃんのときから、こんな感じだったからなぁ……。


「で? 親父はどこにいるんだよ?」


「ここにいるぞォ……」


「ああ親父てうわああああああああ!?」


 声が聞こえた方を見ると、干物みたいにシワシワになった親父(?)がそこにいた。

 俺の親父、『フォート・クレイブ』。

 一応言っておくと、親父も元・凄腕ってわけじゃないけど冒険者だ。

 ちなみに、親父は『老化抑制』は持っていない。


「あぁ……? お前、アレイスかぁ……? まだ20くらいに見えるんだが……」


「俺には親父がガイコツに見えるよ……」


「あら、そういえば確かに若いわね。私と同じスキルを手に入れたの?」


「いや、これはしずくに若返りの薬を作ってもらったんだ。効果は母さんのとほとんど同じだよ」


「いやぁ……、懐かしいなぁ……。お前が、返ってこなくなって20年経つのかぁ……。あのときの姿と変わらんじゃないかぁ……」


 親父が、死にかけの爺さんみたいな喋り方で話す。

 俺は母さんの肩を掴んで、小声で話しかけた。


「おい母さん。あんた一体親父に何したんだ。どうやったらあんな風に骨と皮だけになるんだ」


「あー、えーと、ね? 最近ちょっとムラムラが収まらなくて……、ここ1週間くらい毎日20回ぐらいシてたら……、あんな風に……」


「20!?」


 いや、母さん。それは求めすぎだって。

 62歳の親父にはつらいよ。


「はぁ……、まぁとりあえず生きてて安心した。でも、このままだとマズいから、療養しないとな。2週間くらいここに残るよ」


「あら、そう? ありがとうねぇ」


「俺の仲間たちも連れてきたんだけど、大丈夫かな?」


「もちろんよ! みんな私の子供みたいなものだもの!」


「そう言ってくれると助かるよ」


 すると突然……。


「おぎゃああああああああ!!」


「…………は?」


 家のどこからか、赤ちゃんの泣き声が聞こえた。


「あら、あの子が泣いてるわ。お腹がすいたのかしら」


 そう言って、母さんがどこかに行った。

 数分後、母さんが見知らぬ赤ちゃんを抱きかかえて戻ってきた。


「か、母さん……? その子は……、まさか……」


「言ってなかったわね。この子は『フォート・エリー』。あなたの妹よ」


「………………」


 空いた口が塞がらない。

 ちょっと待てよ、この子一体いくつだ?

 見た目的にまだ1歳になってない……よな。

 となると、母さんはこの子を59で産んだことになる。

 こ、高齢出産にもほどがあるだろ……。


「あ! みんなが来たんだったら晩御飯の準備しなくちゃ! 材料買ってくるからこの子お願いね!」


 そう言って、母さんは妹を押し付けて、家を出ていってしまった。


「………………え?」


 39才差の、妹ができました。

今回、新キャラが一気に3人も登場しましたね!

まぁ、ムラムラした母親と、死にかけの父親と、赤ちゃんですけど……。

しばらく下ネタが少なかったので、ここからまた下ネタを出していきます!

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