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・【た行】

・【ターキー・シュート】

　七面鳥（ターキー）を撃つハンティングだったが、現在は諸事情から七面鳥を景品にする大会。

　楽に撃てるという意味から転じて、第二次世界大戦時、未熟な日本軍の戦闘機を撃墜するとき、アメリカ軍が『ターキーシュート』という俗称を付けていたらしい。

　そういうバックボーンが有れば、例えばゴブリン狩りとかスライム狩りとかをするとき、似たようなネーミングを考えてもいいかもしれない。

・【ターン・バレル】

　ガトリング砲に代表される、“銃身を”回転させる銃器。

　銃器自体は連射によって熱を持ち、暴発などの事故を起こしやすくなる。

　それを防ぐためのアイデアとして、『じゃあ、銃身を回せば良いんじゃね？』ってなった。

　現在は８４ｇが知る限り、用いられていない。冷却技術の進歩による。

・【タクティカル・リロード】

　残弾がまだある状態でマガジンを交換（リロード）する。

　弾切れを襲われるリスクを減らす方法だが、弾丸の消耗がやや早い。

　短期戦闘ならば絶対的に優位だが、長期戦だったり残弾が少ない場合が躊躇われる。

　この辺りで描写しても良いね。

・【タクティカル・ホルスター】

　ミリタリー映画とかで、イケメンのボウズ頭の軍人とかが付けているアレ。

・【ダブルス】

　ひとつの弾痕、しかし弾は二発……ひとつの穴に二発の弾丸が！？

　みたいなアレ。演習場とかではよくある現象。

・【ダマスカスバレル】

　ダマスカスナイフと同じく、地名。

　別にダマスカス発祥ではないようだが。特徴的な地名をそのまま付けるとかっこよくなる実例。

・【ダミーカートリッジ】

　演習用の発射しない弾丸。

　銃器の組み立て練習なんかで使う。

・【ダムダム弾】

　最も有名なホローポイント弾。

　非人道的な兵器として使用が禁止されるほどの殺傷力を持つ。

　あえて貫通力を落とすようにジャケットを加工している（貫通するための加工をしていないとも云えるが）、

　着弾すると肉で的確に止まり、決して貫通せず、その場でブレーキが掛かるように止まり、衝撃によって細胞組織をメチャクチャにする。

・【弾丸断面荷重】

　弾丸の威力を想定する指標の一つ。

　弾丸の大きさ（断面）に対する重量。他の要素によって左右されるが、デカくなればなるだけ反動は大きく、横弾するリスクも上がる。

・【タンジェントサイト】

　サイン・コサインタンジェント、のタンジェント。

　スライドさせて調整できるタイプの照準器。

・【タンブリング】

　タンブラーと同じで、転がす、という意味。

　そのまんま弾丸が転がって横弾する現象。

・【チェーンショット】

　ふたつの砲弾をチェーンで繋いで発射するという、中々にクレイジーな兵器。

　命中精度は当然落ちるが、船のマストをへし折ったりするのに使う。

　もうその上を行くアイデアで、棒でつないだ物も有ったらしい。すげぇ。

・【チェッカリング】

　スライドとかの滑り止め。

・【チャフ】

　レーダーを誤魔化すために反射素材を空間や水中にばら蒔く。

　それぞれが機影のようにレーダーに映る。

　魔術的チャフなんかも面白いね。

・【チョーク】

　ショットガンなどで用いられる絞りのこと。

　散弾が散らばれば散らばるほど、命中率は上がるが、散らばりすぎて有効射程が縮む。

　散弾が纏まって発射されるなら、命中率は下がるが、あまり散らばらないので射程が伸びる。

・【跳弾】

　跳ねた弾丸のこと。漫画やアニメでは跳弾を狙って壁を使って射撃とかするキャラが居るが、実際的には事故。

　味方が撃った弾丸、極端に言えば自分が撃った弾丸とかも跳ね返ってきたりする。

　跳弾は高確率で横弾となるので貫通力が低くなり、体内に留まり易い。

　カタカナ表記はリコシェ。

・【ツイスト】

　捻りのこと。

　ライフルなどは弾丸を飛ばすために溝が掘って有り、その捻りがどのくらいの捻りか。

・【テーパードライフル】

　スラックスとかのテーパードと同じ。先細りのデザイン。

・【擲弾発射器】

　てきだんはっしゃき。

　ライフルグレネードのこと。

・【デコイ】

　囮のこと。チャフと混同されがちだが、デコイの中にチャフが含まれる。

　……ような気がする。

　ミサイルを目的地の前で誘爆させたりする。

　三国志の諸葛亮の作戦に、藁人形を立たせた船を付けて、敵軍に弓矢を撃たせるというのが有るが、あれもデコイ作戦と云えるか。

　囮を使って相手を消耗させたりする。

・【デトネーション】

　言葉がカッコいい上、意味も“超高速爆薬分解”である。

　「くらえ必殺！　超高速爆薬分解（デトネーション）攻撃（アタック）！」

　ほら、ただルビを振っただけで必殺技感。

・【デリンジャー】

　携帯しやすい単発式の銃器。

　元々はデリンジャーというのは社名だったのだが、リンカーン大統領を暗殺したことから有名になりすぎて、このタイプの銃は全部デリンジャーと呼ばれる。

　ふぅじこちゃーん、なキャラのガーターベルトとか、胸の谷間とかにスッと入れるとベッタベタだがセクシャルな感じ。

・【ドーピング】

　風や障害物を計算に入れ、的確に射撃する技術。

・【トグルアクション】

　尺取り虫に似ていることから付いたネーミング。

・【トライガン】

　試作品。構造がどうなっているのかを検証するための叩き台。

・【ドライ・ファイア】

　空撃ち。

・【トライポッド】

　三脚。銃の支えとして使う。だだだぁあああ！みたいなアレ。

・【ドラムマガジン】

　口で説明すると大変なんだけど、キャビアの缶詰みたいなマガジン。

・【トリガー】

　引き金。転じて発動条件とか。

・【トリガーハッピー】

　スラングで蔑称。銃を撃ちまくって居れば幸せ、というタイプの性格。

　よく居るタイプのキャラだが、こういうのって一定の人気が出るんだよね。

・【トルク】

　回転力。

　銃器のライフリングによって生じるエネルギー。

・【トレーサー】

　曳光弾のこと。

　……曳光弾の項目ももう見た？　うん、ググって。