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隣のお姉さんは大学生  作者: m-kawa
第五章
122/136

121.5 隣人は見た

 夕日に照らされたマンションの五階の廊下を、すずと二人で手をつないで歩く。ちょうど階段に差し掛かった時に、踊り場でこちらに背中を向ける人影がいるのが見えた。


「あ、終わった?」


 どうやらその人物はこちらに気がついたようで、振り返りながらニヤニヤとした笑顔を僕たちに向けてきている。


「あれ?」


「茜ちゃん?」


「ごちそうさまでした」


 ええっ!? 何のこと……!? ってもしかして、見られてたの!?


「も、もしかして見てたの!?」


 すずが顔を赤くしながら、階段をゆっくり登ってくる野花さんに尋ねている。だけれど野花さんの表情には、面白そうなものを見たという笑顔が張り付いたままだ。


「ふふっ、黒塚くんもやりますね」


「……ど、どこから見てたんですか」


 いやちょっと、これは恥ずかしすぎる……! いったいどこから見られてたんだろう。


「えーっと、二人が家の玄関から出てくるところから?」


「全部じゃないですか!」


 うわーーー! なんてこった。まさか全部見られてたなんて!


「じゃあまたねー」


 そう言って、野花さんは楽しそうに自分の部屋へと戻っていくのだった。

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