表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
地滅〜地球滅亡〜  作者: とり
新総学園の始まり編
5/8

第五話 決意と挑戦

(ピンポーン)

全校集会を終え部屋へ戻った相馬、暇もなく部屋のチャイムが鳴る。

相馬「ん?誰だ」

健太「よう、相馬」

相馬「おっ、健太か開けるよ」

(ガチャ)

扉を開け、部屋の中へ促す。

健太「すげえな!いろんなものがある。」

健太は近くにあったぬいぐるみをヨシヨシする。

相馬「ああ、なんだかんだで作るのは楽しいからな。その『くまさん』は戦闘用じゃなくてリラックス効果のある目には見えないガスを出してくれるんだ。ついでに朝のアラーム機能もつけてるから自動で布団の上まで来て起こしてくれるよ。かわいいでしょ」

健太「やっぱりすごいな、相馬は。俺もまた肩を並べれるようになれるかな?」

相馬「そんなことより、何か言いたいことがあるんじゃないのか?」

健太「ああ」

一気に空気がかわり、部屋が静かになる。

健太「実は…」

相馬「…」

健太「俺もあんたのペアにしてくれないか?」

相馬「‼︎ペアってことは、戦闘科に入るのか?」

健太「いや、戦闘科に入るかはわからんが、俺はまたお前と一緒にいたいんだ。またあの頃のように…そしてあのことについては俺だって悔しいんだ。」

相馬「あのことって、まさか!」

健太「ああ、やっぱり覚えているか」

相馬「忘れたことなんて1日だってない、あの日の襲撃」

健太「あんたの好きだったさーちゃん、俺にとっても大切な友達だった……やるんだろ相馬、復讐を」

相馬「ああ!俺は知っている。あの戦闘機、敵軍の攻撃ってことになっているが、本当は違う。あれはこの国のものだ。ヘルイブ国、この国より技術力の高い国は世界を見ても一つしかないが、そこの技術とはまた違った戦闘機だ。」

健太「そうなのか。確かに俺も世界の兵器講座で見た時にはなかったが不自然だ。なぜあのような戦闘機が授業ですら出て来ないか。」

相馬「ああ、あの戦闘機は国のもので、過去に失敗し、暴走させ自身の国の戦力を傷つけた。それを必死に隠蔽しようとしている。何よりもこれを見てくれ」

そう言って、作業机から鉱石を取り出す。

健太「これは、ヘルロック!」

ヘルロックはヘルイブ国のいわゆる特産品であり、国の技術の源となっている石である。

相馬「戦闘機からヘルロックを検出した。この石は輸出をしない、この国唯一のものだからな」

健太「そうだ、俺らはこれを掘らされた日もあったな。間違いない、これは紛れもない証拠だ」

相馬「俺はやっぱり変われないな、さーちゃん、いつか必ず仇は取るからな」

健太「俺はもういつでもお前の味方だ。俺も頼ってくれよ」

咲「本当にやるの?」

相馬「咲!聞いてたのか」

咲「仇打ちをして嬉しい人なんて1人もいないよ」

相馬「ああ、俺だって仇打ちで幸せになるなんて一ミリも思っちゃいない。なんならそれであの子が報われるわけでもないだろうし、けど過去の思いを完全に消し去らないと新たな道を進んでいくことはできないと思う。」

咲「そう…」

咲(冴ねえ、私はどうすればいい?)

―過去回想―

冴ねえ「さきちゃんはね、やりたいことじゆうにやっていいんだよ!」

冴ねえ「だいじょうぶ!さきちゃんならできるよ!」

―――

咲「わかったわ、なら私にもやらせて」

相馬、健太「⁈」

咲「私もね、昔お姉ちゃんがいたの。なんでもできて、後ろについてくだけで楽しい、お姉ちゃんはあの時の事件の被害者なの、私の仇打ちでもあるってこと、だから私も協力するわ!」

相馬「そうか、なら3人でやろうか。あの時の復讐劇を!」

咲「でも、その前に文化祭でしょ、サボってないであんたは仕事しなさい!」

俺の額にデコピンを当てる。

相馬「いてっ!」

健太「あはは!痛そ〜」

咲「あんたもよ!」

健太「いてっ!」

相馬「そうだぜ、とりあえず少しずつでいいから造兵の人たちをここに連れてきてくれ。」

健太「あい、わかったよ」

そうして健太は額を抑えながら出ていく。

咲「相馬」

相馬「ん?」

咲は相馬に近づき、耳元で小声で話す。

咲「貴方1人に全てを背負わせない。必ず仲間を増やしてみせるわ」

そうして咲も部屋を出ていく。1人になったこの部屋で小さく呟く。

相馬「…ありがとな、咲」


―1日後―

この1日の間に、造兵の人たちすべてのデータを集めた。分析の結果、やはり捨てるにはあまりにもったいない生徒たちで溢れかえっていた。よく見てみると、今まで生活、戦闘、鍛治の3つで測られていた数値も、私の分析装置によって、さらに細かいところまで数値化することができた。そして一つわかったことがある。料理はできるがそれ以外の家事スキルが壊滅的な人、ジャンプ力は凄まじいが足がめっぽう遅い人、手先はすごく器用だが単純に経験が皆無な人など、彼らは殆どが一部分に特化した人たちであったのだ。つまり、専門学校の生徒よりもより専門性が高い人たちだったのだ。生活、戦闘、鍛治と3つの専門に別れていたとしても、そこにいけなかった彼らのほとんどは総合力的に落とされていたのだ。何より驚いたのは落ちこぼれ五大将、謙剛太を含む5人の逸材たちだ。なぜこのようなところにいたのか説明がつかないほどに能力値反応が素晴らしかった。

私は咲と鍛治田と話し、新たに部活動制度を設けることにした。これにより、かなり偏っていた数値をさらに細かい分野で分けることで他の能力が低くても活躍ができるような場所を与えることに成功した。彼らにはその才能を最大限活かすことができる場をそれぞれに与え、成長を待つことにした。

また、これに伴って、文化祭では彼らにも自身で得意なことを活かす何かをするように声をかけた。

相馬「はあー、めっちゃ疲れた」

健太「お疲れ相馬、。まあ、あん時戦った105人がすべてじゃないからな。きてなかった奴もいるし、単純に俺らのクラスだけって感じだったからな」

相馬「とはいえこんな数を統べてたあんたは実は結構凄いんじゃないの?」

健太「んまあな♪確か全員で1000人くらいだったかな、名前はみんな覚えてるけど耐えられなくて自殺した奴も結構いたからな」

相馬「ちょっと空気重くなるからやめてくれ」

健太「ごめんごめん。まあ」

いきなり健太の雰囲気が重くなる。左手を胸に当て、少し儚さを持った声で喋る。

健太「彼らの想いはすべてここにあるさ」

相馬リアクションしずらい

相馬「とりあえず、俺らの初仕事はこれで終わりだな。」

(ピンポーン)

健太「なんだ、来客か?」

相馬「誰だろう?」

神体「よう!」

相馬「神体さん⁈どうしたんですか?」

神体「ちょっと話があってね、おっ、集会で戦ってた奴もいるじゃん。これは話が早いな。こないだの会議で、戦闘科からは文化祭でトーナメントをやるってはなしたやん?」

相馬「そう、でしたね。」

神体「集会での戦いが見事だったから君らにもぜひ参加して欲しいってことさ」

相馬、健太「‼︎」

健太「流石に俺らのレベルだと貴方たち戦闘科の足元にも及ばないと思うのですけど」

相馬「それに戦闘科の人たちも武具を使用するのだろ?流石に本職には勝てないと思うが」

神体「それはどうかな?確かに武具は使用するが、君の発明ならそれらをはるかに凌駕するものも作れるだろ?」

健太「とはいえなぜ俺まで、」

神体「あとあの筋肉のやつもだ。もし他に戦闘力のありそうな奴がいるならいくらでも参加してくれ!人数が多い方が盛り上がるだろ?」

相馬「剛太か、確かに彼は強かったな。武具を身につければ彼は化けそうだ」

健太「確かに戦闘力のあるものはまだ何人かいるが」

神体「とにかく、これが参加登録書だ。足りなければコピーしてもらって構わない。簡単な参加条件としては、武具はペアに作成してもらったものに限定する、とあるが、今回造兵の君らは相馬、君の管理下にあるから武具は君が作るんだ。期待しているよ」

そう言うと、神体はまるで瞬間移動をしたかのようにその場から消えた。

相馬「そんな無茶な」

健太「何人いると思っているんだ。剛太レベルのやつは他にいないが、普通に強いやつなら…ん、どうした相馬?」

挑発に乗ったような顔で、笑っていた。

相馬「やってやろうじゃないか」

健太「‼︎まさか、参加するつもりか⁈」

相馬「ああ、それも10人分くらい参加させてやるよ!やろうぜ健太!これは前哨戦だ!」

健太「わかったよ、俺も乗ったぜ!なんならトップ16くらいまですべて俺らで埋め尽くそうぜ!」

腕を組み合い、燃え上がる2人であった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ