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地滅〜地球滅亡〜  作者: とり
序章
3/8

第三話 思いをぶつけろ!

会議から2日。本当に新校舎は完成し、生徒全員に個別の部屋が用意され、先日は各々の所有物を自身の部屋に運んだ。この部屋はかなり万能で、武具鍛治の生徒には鍛治作業のできる部屋を渡されている。つまり、自身の家であり、作業場でもある。

そして本日は運動場に全校生徒が一同に介する集会を行う。明確な意思がない自分自身に不満を抱きながら今回の集会に臨むこととなる。

相馬「鍛治田」

鍛治田「なんだい、高屋くん」

相馬「もしかしたら造兵生徒の件で思わぬ方向に進んでしまうかもしれない。」

鍛治田「なんだ、そんなことか。その件については君に全て任せる。結論さえ出ればどのようにことが進んでも良い。好きにやれ」

相馬「ありがとう」


定時になり、全校生徒が運転場に集まる。数千人を超えるその数に運動場は埋まって…はいないがこれの前に立つとなると流石に緊張する。

(マイク越し)母公「これより、新総学園緊急全校集会を始めます。司会は私、母公がお送りいたします。」

一部生徒たち「うおー!」

一部生徒たち「我らの育ねぇー!」

母公「うふふっ」

微笑みながら手を振る育ねぇ。

鍛治田「相変わらずの人気だな」

咲「す、すごい」

母公「まずは代表役員の紹介でございます。まず私、元生活専門学校生徒会長母公育実は、新総学園生活科長として生活科をまとめさせていただきます。よろしくお願い致しますね」

拍手と歓声に包まれる。

神体「神体だ。元戦闘専門学校生徒会長の俺は新総学園戦闘科長としてみんなを率いるよろしくな」

拍手に包まれる

鍛治田「元武具鍛治専門学校生徒会長の私鍛治田新は、新総学園鍛治科長兼、副生徒代表として全体を指揮していく。よろしく」

拍手に包まれる。

母公「そして、私たちは全体をまとめ上げる新総学園生徒代表をたてました。つい先日、あの大型戦闘機を倒したあの人、河原井咲さんです。」

一部生徒「あれ、思ったより可愛い」

咲「河原井咲です。正直みんなの上に立った気はしません。まずは私はみんなに認めてもらえるように頑張ります。不満のある生徒は多いでしょう。ですが、ぜひ私を知ってほしい。ぜひとも私をみててください。よろしくお願いします。」

一瞬の沈黙があったが少しずつ拍手に包まれる。

鍛治田「そうだ、それでいい」

母公「これで役員の紹介は以上でございます。次に造兵の皆さんへお知らせがございます。この件についてはあの日のもう1人の立役者、高屋相馬さんからお話しさせていただきます。」

相馬は登壇する。

武具鍛治の生徒「久々に見たあいつ」

武具鍛治の生徒「あいつがか?見てただけだろ」

相馬「…ええっと、高屋相馬です。単刀直入にいいますと、造兵の生徒は今日限りで解散させていただきます。」

全校生徒「ええっ!」

運動場がざわつき始める。

造兵の生徒「どういうことだよ!」

造兵の生徒「解散したらどうなんだよ!」

相馬「今後の造兵の生徒のみんなの行動はこうです。まずは全員私の分析装置での解析を行ってもらう。そこから私の独断と偏見で進路を決めさせていただく。」

造兵の生徒「まるで俺らを見下したような!」

???「お前は才能のない俺らに何を期待しているのだ」

相馬「なっ!お、お前は!」

???「おお、覚えているのか。俺のことを」

相馬「茂崎健太もざきけんただろ!5歳のころ、いきなり俺の前から姿を消した1番の親友だ。忘れるわけがない!」

健太「あんたは認められた人間、俺らは認められなかった人間。これが現実だ。つまりだ、俺らは生きる価値のないものの集まりだと国が決めているのだ」

相馬「俺はあんたらのその生きる価値を見出そうとしている。これは俺のためではない。あんたらの未来のためだ!」

健太「偽善者気取りはやめろ!」

相馬「いいや、やめない!健太、俺はずっとあんたを探してたんだ。あんたを救いたいんだよ!」

健太「そうか、変わっちまったな。そこまでいうなら証明してみろ!お前に本当に覚悟があるのかどうかを」

相馬「いいぜあんたのためならなんでもする。」

健太「お前は俺らを救いたいんだろ?だったら俺ら全員を相手に戦ってみろ!」

咲「なっ!相馬1人対造兵の生徒全員ってこと?無茶だよ!相馬はそもそも戦闘力が高いわけではないし」

相馬「いいぜ、受けてやるよ!もし俺が勝負に勝ったら俺のいう通り、造兵は解散、いや、改革させる。もしあんたらが勝ったら…」

健太「もし俺らが勝ったら俺らは好きに生活させてもらう。あともう一つ。この勝負はデスマッチだ。殺しOK、相馬は装備を使っても構わない。俺らはそもそもそんな武器などないがな」

相馬「わかった。早速やろうぜ。」

咲「待って!そんなの私は認めないわ!危なすぎる!」

相馬「咲」

相馬は先に近寄り、耳元に近づく。

相馬「俺を信じろ」

相馬はそのまま校舎へ向かっていく。咲はそのまま固まったようにびっくりしている。

相馬「3分待ってろ。武器を取ってくる。場所も空けといてくれ」

健太「ああ、わかった。」


神体「咲、こうなったらもうしょうがない。しかと見届けよう」

咲「相馬は怒ってた。なにか考えがあるようだけど怒ってて、そしてあんなに楽しそうで、涙を流していた。10年ぶりの親友に再会した衝撃で感情が渦を巻いている。」

神体「そうか、これは実に興味深い戦いになる」

鍛治田「単純な戦闘力は全員同じくらい、それに対し、造兵生徒は数で、相馬は武器で戦うと。」

母公「戦闘の天才としてはどう見る?源限?」

神体「ああ、単純に数に勝るにはずば抜けた何かが必要だ。」

咲「相馬くんの技術力はすごいわ。私を成績上位にしてくれてるのは彼のおかげでもあるくらいだし。」

鍛治田「ああ。まああいつがリミッターを外せばの話だがな。」

咲「どういうこと?」

神体「武具鍛治で作るものは戦争用の武器がメインだ。簡単に言えば人殺しの道具に特化している。彼が殺しをするような人であると思うか?ましてや親友相手にだぞ?」

咲「な、なるほど。」

鍛治田「そうゆうことだ。そうなるとかなり不利になるだろうね」

咲「相馬くん」

外野の生徒「き、きたぞ!」

相馬は戻ってきたが、まるで装備をしていなかった。腰に2本ナイフのみを身につけてやってきた。

鍛治田「まさか!あいつ死ぬ気か⁈」

神体「一体何を考えている!ナイフのみで戦力差がひっくり返るほど戦いは甘くないぞ!」

健太「相馬、武器はどうした?」

相馬「俺はこの戦い、同じ条件で戦う。これで勝てば言い訳なんか出来ないだろ?」

健太「そうだな、お前は今でもバカなんだな。1対105のノーハンデデスマッチ、開始だ!」

全方位から相馬に攻撃の手が迫る。相馬は脳天と心臓を守るように防御し、その他の箇所に攻撃がクリーンヒットする。

相馬「ぐっ!おらぁ!」

相馬は回転ローキックで全方位に攻撃する。

相馬「ふん!ふん!どりゃ!」

連携が乱れたところを一人一人倒していく。

神体「思ったよりやるではないか。と言うよりは相手の方が喧嘩慣れしてない感じだな」

母公「茂崎さんと数名はまだ動いてないみたいね。」

相馬「はぁ!ふん!うぃ!」

しっかりと1人ずつ丁寧に対処していく。

鍛治田「ナイフはまだ使わんようだな」

神体「と言うよりは使う気はなさそうだぜ」

健太「剛太、いけ」

剛太「おお!」

どんどんと相手を倒していく相馬。

剛太「おらぁ!」

相馬「くっ!いつの間に!」

相馬は後ろから羽交い締めされ、勢いを無くす。

剛太「今だ!攻めろ!」

造兵の生徒「くらえぇ!」

相馬「がはぁ!」

みぞおちに拳が入る。

相馬「くっ!ふん!」

腹筋の力で足をあげ、正面の相手に蹴りをお見舞いする。

剛太「このやろう、おらぁ!」

羽交い締めのままドラゴンスープレックスを相馬にお見舞いする。

相馬「がはぁ!」

相馬は吐血し、意識が少し朦朧とする。

咲「相馬!」

神体「なかなかのパワーだな。造兵にもこんな奴がいたのか」

相馬「あんた、なぜ、戦闘のほうに、行かな、かったのだ」

健太「行かなかったんじゃない。いけなかったんだよ。こいつは落ちこぼれ5大将の1人、謙剛太。人生たった一度しかない本命試験に風邪で受けれず、再試もさせてもらえなかったんだ。」

剛太「そうさ。俺が落ちこぼれになった途端に周りの奴は俺を軽蔑した。1番の友達まで態度が変わってしまい、その結果俺はそいつを殺めてしまったんだ。この苦しみ、貴様にはわかるまい!」

相馬「そう、なのか」

神体「そうか。こちらへ来れてれば上位には来れるくらいの実力はあるのに」

剛太「相馬とやら、こんな俺を救えるって言うのなら、救ってみろ!」

そのままジャイアントスイングに持ってく剛太。

相馬「くっ!」(遠心力で引き裂けそうだ。)

咲「相馬!」

相馬「!!…そうだ。俺はこの戦い、負けるわけには行かないんだよぉ!」

剛太「そうかい!これでおわりだぁ!」

相馬を勢いよく投げ飛ばす。

相馬「ちゃ、着地出来ない!」

(ドーン)

相馬「がはぁ!」

地面に強く体を打ちつける。

咲「相馬!」

相馬「う、うぅー」

剛太「まだ立つか」

ボロボロの体を無理やり立たせる相馬。

相馬「俺はこの程度でやられるほど柔い決意じゃないぜ。俺はあんたらを救いにきてるんだ。」

剛太「あんたに俺は救えない。早く諦めろぉ!」

剛太は連続でパンチを繰り出す。相馬は防御の姿勢で受け続けるが、一撃一撃が重く、少しずつ後退する。

剛太「くそ!こんなに殴っているのになぜだ!なぜ倒れない!」

神体「なかなかタフだな、彼も」

咲「そうよ。彼は誰にも負けないほど強い信念があるんだもの。私は知ってるわ」

相馬「俺はもう誰も見捨てたくない!過去の自分を乗り越えるために、俺は今戦っている!」

相馬は一発かわし、カウンターをお見舞いする。

相馬「くらえぇ!」

(ドガッ!)

剛太「うぉっ!」

パンチはみぞおちにクリーンヒットし、剛太は膝から崩れ落ちる。

剛太「くっ、そ!いいとこに入りやがった!」

相馬「強かったよあんた。少し寝ててくれ。」

(ズン!)

両手で鉄槌を脳天に直撃させ、剛太は気絶する。

相馬「さあ、健太。そろそろこの戦いに決着を付けようぜ。」

健太「いいだろう。お前ら、もう手出しは無用だあとは俺に任せろ。」

ボロボロの相馬と健太がついに対面。

相馬「10年ぶりだな健太」

健太「まさかこんな形で再開するとはな」

相馬「必ず救う!」

健太「絶対殺す!」

相馬、健太「いくぞ!」

親友同士の最終バトル、始まる!

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