表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
39/43

39.名コンビ

「あのオンナ、好かんな。」「どのオンナ?」

「4チャン。昔、爺さんがやってた番組のアナウンサー。」

「ああ。据膳たか子やろ。評判悪いな。市橋総理のこと嫌いなんは分かるけど。そんなん台所で言えや、いう感じ。」


 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============== 主な登場人物 ================

 辻友紀乃・・・鍼灸師。柔道整復師。高校の茶道部後輩、幸田仙太郎を時々呼び出して『可愛がって』いる。

 鴻巣恭子・・・辻鍼灸治療院の常連。

 幸田仙太郎・・・南部興信所所員。辻先輩には頭が上がらない。


 =====================================


 私の名前は辻友紀乃。

 辻は、所謂通り名。そして、旧姓。戸籍上は「大下」。

 旦那は「腹上死」した。嘘。

 本当は、がんだった。

 膵臓がん、って奴だ。

 私は、鍼灸師で柔道整復師だ。

 お馴染みさんは、これでも多い方だ。


 今日も、「お馴染みさん」の話。

「鴻巣さん、終ったで。」

 私は、鴻巣の吸盤を外していった。

 鴻巣は、元アナウンサーの女性だ。「電波オークション」の前の話だ。

 東京にいる頃、すっかりはまってしまい、吸盤治療もやっている所を探して、ウチに来た。

 今は、大阪でフリーのアナウンサーをしている。


「あのオンナ、好かんな。」「どのオンナ?」

「4チャン。昔、爺さんがやってた番組のアナウンサー。」

「ああ。据膳たか子やろ。評判悪いな。市橋総理のこと嫌いなんは分かるけど。そんなん台所で言えや、いう感じ。」

「あれ、性格?鴻巣さん、知ってる?」

「ああ。MHKに、いてる時から『尻軽オンナ』で知られてる。電波オークションして、MHKも民放も無くなったけど、名前変えて入社したらしい。まあ、国籍も変えてやけど。」

「スパイか。」「スパイやな。そやから、那珂国の肩を持つ。那珂国の偉いさんは、市橋さんのこと嫌いやねん。昔、偏向報道激しかった時、出演者は皆カンペ読んでたけど、あれは正真正銘脳みそが赤いな。」

「クビにならへんの?」「なる。なる前に演技しまくり千代子。」

「ブスの嫉妬心か。」

「ブスちゃう。ブスでペチャの尻軽。身長は、並んだら前から一番。」

「無茶苦茶言うな。」

「ええねん。バックに、得体の知れんモンがいるらしいけど。ウチら、タダの『バラエティー班やし。』

「それ、卑下してんの?自慢?」

「自慢。私、変態のタコおんなやし。」

「無敵やな。」

「そう無敵素敵かんてき天敵。」

「なんやそれ?」

 鴻巣が勘定済ませて出て行くと、幸田が待っていた。

「先輩と鴻巣さんて、吉村新喜劇より面白いですね。」

「最初は暗かったんやでー。東京で苦労したんやな。」

「先輩が明るくしたんですよね。」

「そや。私はLEDや。」


 何故か幸田は黙った。


 ―完―




「ああ。MHKに、いてる時から『尻軽オンナ』で知られてる。電波オークションして、MHKも民放も無くなったけど、名前変えて入社したらしい。まあ、国籍も変えてやけど。」

「スパイか。」「スパイやな。そやから、那珂国の肩を持つ。那珂国の偉いさんは、市橋さんのこと嫌いやねん。昔、偏向報道激しかった時、出演者は皆カンペ読んでたけど、あれは正真正銘脳みそが赤いな。」

「クビにならへんの?」「なる。なる前に演技しまくり千代子。」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ