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7初めての戦闘

初投稿です

生暖かいで目で読んでいただいたら幸いです

おっさんの言うとおり革鎧を借りに来た。

近くのメイドさんに聞いてみた。

「革鎧でしたら戦闘訓練場の倉庫に有りますよ。」

と教えてくれたので早速行ってみる。


何時もの教官がいたので聞いてみた。

「あのーすいません。革鎧を貸してほしいのですが。」

「革鎧?来週から支給するつもりだけど。」

「いや、ちょっとゴブリン退治でもしようかと。」


「なに、戦闘訓練もしていない君には少し早いのではないか?ちなみにJobは何だね。」

「はい、魔法刀士です。」


「ふむ、剣術も使えて魔法も出来ると。

貸しても良いが絶対に無理はしないように。」

「はい、分かりました。絶対に無理はしません。」


「宜しい、例えゴブリンと言っても集団で攻めて来られたら危ないからな。まずは単独でいるゴブリンから相手にするように。くれぐれも注意を怠らないように。」


「はい、分かりました。」

「ではこの革鎧が良いだろう。励めよ。」


と、無事に革鎧を借りる事が出来た。

初めての実戦、興味と不安が五分五分といったところか。

さて、いよいよ実戦と思ったがゴブリンを倒した後、ドロップ品を入れる袋を用意しなければ。

この世界では魔物を倒すと死体が残らずにドロップ品を残す。


まあ例外もあるが。

高ランクの魔物で、良い素材が複数とれる場合がそうだ。

代表的なのは竜種だ。

ワイバーンですら血、眼球、肝、爪、魔石といったところか。


竜となれば捨てる所が無いと言われている。

そんなのと戦う気は無いけどな。


街を出ようとするが衛兵に尋ねられる。

身分証明が必要みたいだ。


無ければ再度街に入るのに銀貨2枚必要らしい。

入るのに銀貨2枚ではゴブリン退治では割に合わない。

冒険者ギルドのギルドカードでも良いらしいが。

あいにくと今はギルドに加入するつもりはない。


この国を脱出後、ギルドから足が着くかもしれないし。

これは1度戻るしか無いのだろう。

うーんどうすべ。

まずは教官に相談してみるか。


先ほど別れたばっかりなので恥ずかしいが。

「どうした?革鎧が合わなかったのか?」

「いえ、そう言う訳ではないのですが、」

衛兵に止められたことを話した。


「それなら素直に冒険者ギルドに加入すれば良い」

「ただですね、召還された事を知られる可能性を、限りなく少なくしたいのです。」


「確かにそれは無いとは言えないだろう。

それなら良い方法がある。ちょっと着いてこい。」

言われるまま着いていくと魔法の教官がいた。


「おい、ちょっとこいつの話をきいてやってくれ。」

「なんだ、藪から棒に。」

かくかくしかじかと話すと。


「成る程、確かに身分証が必要な時もあるか。それならこのピンバッチが良かろう。」

「これは何なのですか?」


「これは初級魔法使いの証明になる。魔法使いは偏屈なものも多い。魔法ギルドが発行しているが特に束縛するものでも無い。何か発明した時にこの魔法使いはギルド員ですよとアピールするためのものだ。」


「じゃあ本当に何もする事はないと?」

「戦争時に参加してくれませんかと打診が来る位だ。後は初級魔法使いになるには中級魔法使いが認めたらそれで良い。中級魔法使いになる時には魔法ギルドに行って試験を受けなければならない。」


「そんなに緩くて大丈夫ですか?」

「まあ特に問題が起きたわけでも無いしな。」

大丈夫か、それで。


最初から躓いてばかりだけど、いざ冒険へ。

荷物はドロップ品を入れる袋だけ。

大事な物はインベントリに入れてある。


スマホとか日本のお金とかスーツとか他もろもろ。

再度、街から出ようとすると前回と同じ人が対応してくれた。


今回は身分証もバッチリ用意しているので安心だ。

「なんだ坊主、ギルドに登録してきたのか?」

「まあそんなものです」


ピンバッチを見せると

「お前 魔法使いだったのか、通って良し。」

「魔法使いってだけで簡単に通して大丈夫ですか?。」


「魔法が使えるってだけなら小さな火種を作れるのが10人に1人。初級魔法が使えるのは100人に1人。中級がつかえるのが1万に1人。それ以上になると世界で100人も居ないんじゃないか?」


「へ~凄いんですね、魔法使いって。」


「坊主のバッチは初級魔法のバッチだからな。中級魔法使いになればこの国や貴族共が放っておかないからな。 引く手数多だぞ。」


「ところで私の事を坊主扱いするの止めて下さい。もう34才なのですから。」


「なに!20才くらいだと思ってた。まあ儂位になると皆坊主だからな。」

「ちなみにおいくつなのですか。」

「儂か?50だ。」


「なんで衛兵に?」

「何処の国でも大体同じだが40で兵士として働けなくなる。その後たまたま衛兵が募集していたのを応募したんだ。」


「強そうですからね。」

「まだまだ若いのに負けんわい。

さて、そろそろ仕事にもどるか。」


「時間を取らせて申し訳ありませんでした。では、森にいってきます。」

「気を付けるんだぞ。」


それではいざゴブリン退治と行きますかね。

近くの森に向かうと、他にも森にむかう人達も結構いる。


皆初心者に毛が生えたような感じをうける。

実際その通りなのだろう。

森に着くと皆が三々五々に散らばっていく。

こちらもあまり人目が無いほうが良いので有難い。


ゴブリンを探すと早速見つけることが出来た。

周りにひとの気配が無いことから、少し弱くした

ファイヤーボールを当てると、それだけで倒してしまった。


拍子抜けにも程がある。

素早くドロップ品を集める。


小さな小さな魔石と肉だ。

しかし魔石がこんなにも小さいなんて、複数を相手にしていたら見つけることが出来るのだろうか?


そんな先の事を心配しても仕方ないか。

あれから2時間、倒したゴブリンの数は9匹だ。

少ないって?単独でいるゴブリンがなかなか居ない事と、他のパーティーが戦っていたりと機会が無いのだ。


それでも探し続けるとちょうど良いゴブリンがいたので今回空間魔法を使ってみようと思っている。


「クラック」と唱えると首から頭が飛んだ。

あれ?クラックってヒビとか亀裂みたいな感じじゃなかったっけ?


イメージもしっかりとしたんだけどな。

こう、喉に亀裂を与えて出血させるつもりだったんだけどね。


魔法の威力が強かったのか、ゴブリンが弱かったのか。

区切り良く10匹倒した所で街に帰る事にした。

空間魔法のレベルを上げるのは難儀しそうだ。

もしこの作品が面白いと思われたら

☆☆☆☆☆を★★★★★にして頂けたら嬉しいです

宜しくお願いします

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