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6異世界での訓練

初投稿です

生暖かいで目で読んでいただいたら幸いです

異世界にやって来た私は今、この国の成り立ちから何故魔王と戦争をしているのかを叩き込まれた。

と言ってもこの国が正義、魔王が悪と言った内容なのだが。


座学が1月で終了し、次からは各々自分にあった訓練なんだけれども、魔法刀士である私は刀か魔法か悩む。


とりあえず交互にやってみるかと意気込んでいたら、戦闘訓練じゃなくて走り込みだった。

「ほらほら速く走らないと。魔物は逃げてくれないよ。そこの君大分余裕が有りそうだから、

これ背負って。」


と言われて先頭を走っていた人はリュックを背負わされていた。


「たったの負荷10キロだよ。それだけで体力も付くし敏捷だって鍛えられるんだから。頑張れ。」

10キロの負荷を背負って100キロも走るなんて無理。

バッカじゃないの頭おかしい。


次の日は魔法の授業

「じゃあそこの君。私が手本を見せるから。ファイヤーボール。」

的にめがけて火の玉が飛んで行きバシュンと的に当たった。


私が普通にファイヤーボールを撃つと大惨事になりかねない。

注意しなくては。

「では行きます。ファイヤーボール。」


少し速いがボシュンと的に当たった。

これなら文句も無いだろう。

「おお、一回で成功させるなんて良い素質をもっているな。Jobはなんだ?」

「魔法刀士です。」


「そうか…。純粋な魔法使いなら良い所までいきそうなのだが。この先腐らずに鍛練に励む事だ。」

「はい。」


「皆もよいか、魔法はイメージだからな。訓練時だけでなく何時でもイメージは出来る。励めよ。」

「「「「「はい。」」」」」


他の人達の訓練を見ているけどファイアーボールでも揺らいでいたり、的に届かない者もいる。

魔法はこれ以上学ぶ事は少なそうだ。


明日からは戦闘訓練メインにしていこう。

あれから2ヶ月かたった。

この世界では1ヶ月が30日1年が360日で1日が24時間だ。


毎日女神様にお祈りしたおかげでMPが千八百万増えた。


戦闘訓練もようやく本格的になるそうだ。


ずっと走り込み続けていたのでHPと体力と俊敏がそこそこ上昇したのも有難い。


後は回復魔法を咄嗟の時に使えるよう傷をつけて試してみる。

痛いけど我慢してヒールを唱える。

あっという間に傷も痛みもなくなった。

成る程これは大事だな、毎日続けていこう。

慣れたら傷を大きくして実戦で使えるようにしないとな。


それから空間魔法だが全然上がらない。

だって使ってないもの、上がるわけがない。

人目のつかない所で1度使ってみないとな。


ホームの魔法は寝るに時に毎日使っていた。

スマホの充電とか大事だしな。

もってて良かったUSBケーブル。


こっちもレベルアップしてない、残念。

まぁ1LDKでも十分なんだけどね。

布団もふかふかだし。


今日から1週間は休みになる。


1週間は6日だ、金貨1枚渡されて後はなにをしようと自由だ。

まずはお金の価値を調べないとね。


その頃、ムースリーはと言うと。

「なんであいつらに1週間の休みとお小遣いもあげてるのよ。時間とお金の無駄遣いじゃないの。」


「姫、これは必要なことなのです。昔の事ですが、厳しく訓練をしいていたら勇者達が国から逃げ出してしまうと言った事例があるのです。」


「そうですぞ、ここらで勇者達に寛大な措置をとる事で、勇者達を大切にしていますよとアピールする事が大事な事なのですぞ。」


屋台のおっちゃんが、串焼きを売っているので早速購入することにしたのだが。


「おいおい兄ちゃん。こんなところで金貨なんか出されてもこまるよ。串焼きは銅貨いちまいだぜ。

両替屋で両替するか、何処かで買い物でもしてから来てくれないと。」


成る程両替屋とか有るのか。

でも手数料とか取られそうだからパスだな。

じゃあ何を買うかだけど、うーん困ったな。

何かないかな。


そうだ服を買おう、支給されてはいるが逃げた後の事を教えると良い判断だと思う。

近くにいたおばさんに服屋の場所を聞いてみた。

服屋は1件しか無いらしい。


「お姉さん有り難う。」

と言うと背中をバンバン叩きながら「あんた大物になるよ。」と笑顔で答えてくれた。


さて、教えてくれた服屋に向かうと確かに服屋を

見つけることが出来た。

店内に入ると服が当たり前の事だが並んでいた。

並んでいる服がどう見ても中古だから違和感がある。


「すいません、服はここにあるので全部ですか?」

と聞くと「そうだよ。」と返事がくる。

「新品の服は無いのですか?」

「新品?そんなのはオーダーメイドになるよ。」

「ちなみにおいくらくらいで。」

「最低でも金貨3枚だね。」


なんて事だと思いながら店内を見渡してみる。

意外と傷みのない物から雑巾にするしかない物まで幅広く並んでいる。


特に傷みのない服はいくらなのか聞いてみた。

大銀貨5枚との事。

それとズボンを大銀貨3枚。

計大銀貨8枚。


粘りに粘って大銀貨7枚と銀貨5枚に負けて貰った。


金貨で払うと大銀貨2枚と銀貨5枚になった。

銀貨1枚を細かくしてほしいとお願いすると大銅貨8枚銅貨20枚になった。


串焼き1本銅貨1枚という事を考えると

銅貨 100円

大銅貨 1、000円

銀貨 10、000円

大銀貨 100、000円

金貨 1、000、000円


といったところだろう。

串焼き1本100円と考えると少し高い気もする。が、ここは日本ではない。


肉も魔物の肉かもしれない。

そう考えると銅貨1枚というのは、良心的なのではなかろうか。


そんなことを考えながら、串焼きのおっちゃんの所へ向かう。

おっちゃんに串焼き1本注文する。

塩味しか無いがスパイスなどを駆使して美味しく仕上がっている。


「おっちゃん美味しかったよ」と言うと。

「あったりめえよ、だれが作ってると思ってるんだ」

と、返された。


服屋と串焼きで大銀貨8枚ほど使ってしまった。

後5日何をしよう。


冒険者ギルドにでも行ってみようかな。

次の日早速冒険者ギルドに入ってみた。

冒険者登録してなくとも魔物の買取りはしてくれるとの事。


有難い、早速依頼を確認する。

常設依頼を見るとゴブリン退治が目につく。

やっぱり初心者はゴブリン退治だよね。


どの辺りにゴブリンがいるのかをカウンターのお姉さんに聞いてみた。

近くの森に生息しているようだ。


すると厳つい男がこちらに近づいてきた。


テンプレかと身を構えると「おいおいゴブリン退治か。ふむ身の丈にあった依頼だな。但し装備がいかん。そんな薄っぺらな服だけでは心もとない。

剣はなかなかのものだが。

悪い事は言わん、革鎧でも仕入れてからでなおすんだな。」


思ったよりまともだった。

おっさんの言うとおり革鎧を借りて来よう。

しかし我ながら馴染むのが早いな。


でも革鎧なんて借りたら、魔王軍と積極的に戦おうとしているなんて思われないだろうか。

まぁ今の所、覚えが良くてもデメリットはないか。



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