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5勇者の居ない異世界転移

初投稿です

生暖かい目で読んでいただいたら幸いです

と言うわけで戻って参りました。


針に指先を刺す。

するとステータスが現れる。


ステータス

Job 魔法刀士

HP 308

MP 253

攻撃力 208

防御力 92

体力 125

俊敏 107

魔力 306

精神 231

スキル 火魔法2 土魔法1

刀術2 弓術2 体術2


ふう、セレス様の偽装した通りのステータスが出た。


さあてムースリー様の反応はどうかな?

「はぁ」

と小さくため息をついた。

やはり勇者が居なかった事が堪えているのかな。


「それでは皆さんひとまず食事になされてはいかがでしょうか。」


確かに腹は減っている。

爆発のせいでお昼御飯を食べ損なったからな。

その爆発もこいつらのせいだからむかつく。


「では食堂に参りましょう。」

ムースリーの案内に従って食堂へと向かう。


何人かは未だ放心状態であったり現実逃避している。

なかにはスーツ姿の女性もいたし、仕方ないので1人1人に


「これが現実かどうかはわかりませんが、ひとまず食事を食べましょう。腹が減っては戦ができぬと言います。お腹が膨れれば良い考えも浮かぶでしょう。」


と自分にも言い聞かせながら食堂へと急ぐ。

それでも動かない人もいるが、仕方ないか。

食事はムースリーも一緒じゃないと、こいつらの考えが分からないからな。

幸運な事にムースリーも一緒に食事を取る様だ

問題は食事の後だけど…


どうやってムースリーの影に忍び込むかが肝心だけど、それ以外に影に忍び込んでいる、その間の時間はどうやって誤魔化そう。


まぁ今考えることではないか。

目的はムースリーの考えている事を知ること。

後は行き当たりばったりだな。

食事はまあまあだった。


飽食の日本人でも食べられる程度だけれども。

私の舌が馬鹿舌なのかもしれないが。


それではムースリーの影に忍び込むか。

意気込んでいたらあっさり忍び込めた。

暗殺にも使えそうな魔法なだけに拍子抜けしてしまった。


そのまま影に潜みながら進んでいくとようやく立ち止まり部屋へと入っていく。

そこには3人の男が居た。


スマホを用意してムースリー達が上手く入るように

影から影にと急ぐ。


「何よ、勇者召還なのに勇者が居ないなんて。

3000人つぎ込んだのよ。

しかもこの服ダサスギ。そう思わない?」


「その代わり聖女・賢者・大魔道士・聖騎士と4人のレア職が居ましたが。それと召還者達の前では華美な服装は控えて下さい。」


「その4人と勇者1人どちらが強いと思うの!」

「そ、それは…勇者かと。」


「そうでしょ。それに戦士が7人、魔法遣いが5人、剣士が3人、弓術士が3人、騎士が3人、召還士、スナイパー、治癒術士、格闘家、魔法刀士

が1人ずつ。スナイパーって何なのよ、魔法刀士もなに?聞いたことも見たこともないんだけど強いの?」


「姫、魔法刀士は魔法剣士の派生かと。」

「強いの?」

「剣士と魔法使いの間の子みたいな感じですぞ。」

「だ~か~ら強いの?」


「同レベルだとして物理攻撃なら剣士が魔法なら魔法使いが上でしょう。」

「中途半端の極みじゃないの!まあ良いわ。でスナイパーって強いの?」


「さぁ何分私どもも初めて聞いたJobなので。」

「姫、なにかの固有Jobかとおもわれます。」

「それで強いの?」

「何分初めてのJobなので分かりかねますぞ。」


「カッツお前話し合いに参加しないのなら、廊下に出ていろ。まさか30人も召還すれば勇者も必ず召還される事でしょう、と自慢気に話していたこと、忘れはせん。」


「待って下さい。その案にはサレンド様やタール様も賛成なされたでございませんか。」

「「むう」」

「確かにその通りだとおもったのだが結果がこれではのう。」


「しかし勇者はおりませんでしたが聖女たちを含め4人も召還には成功しておるのです。再召還は10年後ですが、実は2年に短縮出来るのです。」


「なに?本当なのか!」

「ええ、と言っても簡単な方法なのですが、魔力や

精神、MPが高い者達を召還の贄にする事です。たとえば勇者召還された者達をね。」


「なに?それでは此方の戦力が減少してしまうではないか。」

「何もメインの4人を贄とするわけにはなりません。2年たっても消極的な者や反抗的な者も出るでしょう。そういった者達を贄に使い、ごり押しで遣うのです。」


「成る程、こちらにとっても、悪い話ではなさそう

だ。召還された者達は、確かに皆揃って精神、MP魔力が高かった。」

「更に次回は勇者のみを対象とさせて頂きます。

居かがでしょうか?」


「確かにそれならば必ずや勇者召還も成功されるかと。」

「姫、2年の辛抱です。」

「分かったわよ、2年間辛抱するわよ。その代わり次も失敗したら只じゃ済まないわよ。」


「念のため1000人ほど集めて頂けると。」

「分かったわよ。」

「では、召還については2年後に勇者が召還されてから発表するとしましょう。」


「そうすると今回の召還は内密にと言う事になりますぞ?」

「ぐっ。そうね。召還魔法を使ったなんて、他の国に知られるのは不味いわね。箝口令を敷きましょう。分かりましたね。早く勇者を召還して魔王国を責め滅ぼすのよ。」


「「「ははー。」」」

と、言い残してムースリーは出ていった。

残された3人も相次いで部屋から出ていったカッツの影に隠れながら大広間に着いた。


そのまま大広間に行くと、残された召還された者達がまだいた。

そのなかにしれっと紛れ込んでみた。



その後メイドさんが来て部屋へと案内してくれた

早速スマホを確認してみる。

無事撮る事が出来ていた。


ついでに公園での爆発事故を検索してみる。

原因不明で死者30人との事。

身元が判明している人の名前が上がっていた。

これも保存しておく。


部屋は清潔ではあるが、布団もペラペラだし寝れるかな?

セレス様に祈りを捧げるか。


魔力はどうすれば良いのかな。

試しに全魔力を流しながらお祈りしてみる。


魔力がガンガン消費しているのが分かる。


体がだるい、不味いこのままでは布団に入る前に魔力が底をつく。



あ~これは無理だ、素直に床で寝るか。


おはよう。

やはり床で寝たのか。


それでもだるさも無いし別に良いか。

次からは布団に入ってから祈るとしよう。


魔力はどれだけ増えたのかな?

確認してみよう。


ステータスMP

MP 208「20800000」か20万増えたな。


これ凄いんじゃね。

毎日欠かさずお祈りします。

気分よく部屋からでる。

もしこの作品が面白いと思われたら

☆☆☆☆☆を★★★★★にして頂けたら嬉しいです

宜しくお願いします

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