2 女神様との遭遇
初投稿です
生あたたかい目で読んでいただいたら幸いです
白い空間に飛ばされてから数分後、この空間の主らしき人が現れた。
『ギリギリ間に合ったのじゃ。ふ~、危なかったのじゃ。』
見た目は若いが是がのじゃロリかと、考えていると
『誰がのじゃロリじゃ、不敬であるぞ。』
おっと口に出してしまっていたか。今後気をつけよう。
『ん?口に出してはおらんぞ。心を読んだだけじゃ。何しろ妾は神様じゃからのう』
神様?このちっこいのが?まさかね。
『ちっこいだと!これは省エネじゃ、本当の姿はこうじゃ』
20代に見える姿に変わった女神さまがフフンと、得意げな表情でこちらを見ている。
ヤバい、ドストライクだ。
おっぱいも大きいしおっぱいも大きいし!大事な事なので2回言いました。
結婚を前提にお付き合いしてもらえないだろうか。
『けっ結婚じゃと、ハレンチな事を考えるでない。』
ふむ、姿を変えて心も読むし、何より異世界転移の定番の白い空間か。
これは認めざるを得ないか。
「申し訳ありませんでした。私は神崎一臣と申します。女神様のお名前を伺っても宜しいでしょうか?」
『うむ、と言っても是と言って決まった名前があるわけではないのでな。
主に豊穣の女神と呼ばれておるのう。』
「そうですか、お祈りする時に困りますね。写真でも取らせて頂けないでしょうか?」
『写真は無理じゃな。別に名前などなくとも妾の事を思って祈ればよいのじゃ。』
「なるほど、そういえば何故私を呼んだのでしょうか。かなり焦られていた様ですが。」
『アッそういえば忘れるところじゃった。お主のJobじゃがな。』
「まさか勇者なのですか。」
『それこそまさかじゃ。お主のJobは
魔道王じゃ。』
「魔道王?何か凄そうですが、何か問題でも?」
『問題大有りじゃ。よいか魔道王じゃぞ。魔の王じゃ。魔王として、もしくは魔王の眷属として殺される可能性が高い。』
「まさかそんな。」
『お主達を召還するのに3000人を贄として召還する国じゃぞ、まともな国ではないわ。』
「そんな。」
『お主、召還される前の記憶は覚えておるか?』
「確か公園で昼飯を食べていて爆発?が起きて身体が熱く…」
『それが異世界召還の結果じゃ。お主達は爆発によって地球では死んでおる。』
「じゃあ元の世界に戻る事は…。」
『無理じゃな。爆発は勇者召還が辻褄合せで起きた事じゃ。』
「つまり勇者召還が無ければ、あの場所にいなければ死ぬ事も巻き込まれる事もなかったと言う事?」
『その通り。全てはあの国が行った事じゃ。』
こんな馬鹿な話があるか!
『お主が憤る気持ちはわかる。だが既に起こってしまったことじゃ。すぐに受け入れろとは言わん。その前にやらなければならない事があるじゃろ。』
「やらなければならない事?」
『そうじゃ、魔道王の事じゃ。ステータスと願うがよい。』
よし、ステータス是でよいのかな?
Job 魔道王
LV 1
HP 308
MP 50600000
攻撃力 208
防御力 92
体力 125
俊敏 107
魔力 88052
精神 36751
スキル 魔法全属性MAX 鑑定 刀術2 弓術2 体術1
うわっなんだこれ、是が俺のステータスなのか。
刀術・弓術・体術ってのは元の世界でかじった程度の経験から来る物だろう。
魔法全属性MAXと鑑定がこの世界に召還された時に取得したものだと思う。
『どれどれ、MPと魔力に精神がヤバい事になっ
ておるの。攻撃力が意外と高いの。その他は弄らんでもよいじゃろ。ここをこうして…と、こんなもんじゃろ。Jobはどうする?』
どうすると言われましても、魔法使いとか魔道士とか?
『それでも良いが魔法刀士なんかはどうじゃ?
似たようなJobで魔法剣士が有るが。』
「魔法剣士?それも強そうなものですが。」
『どっちつがずで中途半端。それが一般的な評価じゃの。』
ならそれで良いか。
「じゃあそれで。」
『うむ、ではちょちょいのちょいじゃ。確認してみるが良い。』
Job 魔法刀士(魔道士)
HP 308
MP 253(50600000)
攻撃力 208
防御力 92
体力 125
俊敏 107
魔力 306(88052)
精神 231(36751)
スキル 火魔法2 土魔法1 (魔法全属性MAX) 鑑定
刀術2 弓術2 体術2
「あの~これってどのくらいの強さ何ですか?」
『うむ、HPは兵士の平均以下でMPは初級魔法使いより少し低い。
攻撃力は中堅兵士なみ防御力は兵士以下。
体力と俊敏は兵士なみで魔力と精神は他の召還者の平均以下と言ったとこじゃな。』
つまり他の召還者達に比べてかなり弱い部類になるってことか。
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