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10空間魔法開眼

初投稿です

生暖かいで読んでいただいたら幸いです

休日も終わり今日からまた訓練だ。

ただひたすらに走り続けていた時とは違う…はず。

「では、訓練を始めるぞ。」


待ってましたとか、やるぜやるぜやるぜなど、1部不穏な言葉を口にしている奴らがいるけど、気にしない。無視だ無視。


「まずは剣の持ち方からだな。見本を見せよう。」

「親指がかかるくらいで人差し指が…小指がこうだ。では、各自やってみろ。」


「そうそうなかなか筋が良いぞ。」

「それでは駄目だ、こうだこう。」


と持ち方から教えてくれる。

全員が合格して今度は剣の振り方だ。


基本的には正眼の構えみたいなもんだ。

他には大上段の構えや、蜻蛉の構えなどを見せてくれた。


ゴブリンと戦った経験から、刀とは違い押し切るって感じだったからな。後は突きかな。これも少し違

和感があるが、気にする程ではない。


もっと日本刀になれてる人達なら、違う意見が出るのだろうけど。


「それでは素振り開始。まずは軽く5百回。始め」

皆それぞれ素振りを始める。


5百回で軽いのか、やはりスパルタだな。

百回程度で遅れる人達が居る。いくらステータスが高かろうが、慣れていない事をするのだ。

疲れない訳がない。それでもアドバイスを受けながら、皆素振りを終えた。

その後の教官の言葉に絶望した。


「じゃぁこれから200キロ走ってみよう。」

なんて事だ。バッカじゃないの!休憩もなしに。

「ほらほら、敵は疲れたからといって待ってはくれないよ。」

まぁ分かるけどさ。

初日からこれって、頭おかしいって。


なんとか200キロ走り終えて、今日の訓練は終わった。

疲れた~。明日からもこれか。気が滅入るな。

聖騎士の彼だけはピンピンしている。

余程体力が有り余っているのだろう。

何せ聖騎士だからな。

ステータスも高いのだ。きっと。


召還されてから100日目、晩飯を食べてホームでシャワーを浴びる。

何しろこの世界に風呂がないのだ!


姫様ですら臭い身体をこれでもかという位、香水で誤魔化している。

たまったもんじゃない。


さてスマホを取り出して、アニメでもみて魔法のイメトレでもしようかと思った時に

(空間魔法がレベルアップしました)とのアナウンスが頭の中で響いた。


は?レベルアップ?何でだ。インベントリからスマホを取り出しただけだぞ?

空間魔法なんてゴブリンに使った1回だけだ。


いや、待てよ

インベントリだって空間魔法じゃないか!

疲れていて、スマホを見なかった日もあるけど、大体はインベントリを使っていた。


と、言うことは取り出す、入れるを1回ずつだとすると、大体200回位か。


レベル3にするには同じか倍程度だとおもう。


よし、今日からインベントリを使おう。

なんて意気込んでみたもののスマホを出し入れする事しかないんだよな。

スマホを入れる、出す。これをただ繰り返す。

200回ではレベルアップしなかったから400回かな。そうだと良いな。


そして来た、400回目(空間魔法のレベルアップしました。)とのアナウンスが!

レベル4にするには800回でレベル5にするには1600回と言ったところか。

よ~し。やる気が漲ってきた。


3日後無事空間魔法をレベル5にする事が出来た。

良かった。何せ時間経過無しだからな。


なんにしろ、これで食料を買いだめ出来る。

逃げるときに食料がないんじゃ話にならないから。

実践的な訓練を始めて2ヶ月がたった。

剣術のレベルが1になった。


結構早かった。戦士のなかでは真ん中くらい。

騎士はもっと早くて半月前には全員が剣術レベル1になってた。


聖騎士の彼に至っては既に剣術レベル2だ。

職業補正すごすぎ。


3ヶ月がたち、また1週間の休みが来た。

今回はゴブリン周回しつつ、食料を買いだめするのが目標だ。


まずはゴブリン周回だな。

1日3回に抑えておくか。


それだけでも、銀貨3枚と大銅貨6枚。

それを5日やれば銀貨18枚になる。


金貨1枚支給されているので、かなりの食料を買いだめする事が出来るだろう。

毎日串焼きのおっちゃんから20本買い、パン屋からも20個買う。

後は、トマトとじゃがいもも、買い込む。

トマトは身体に良いっていうしな。


それだけ買い込んでも銀貨1枚にならない。

5日で銀貨5枚か。

他にどうしようか悩んでいるときに、おっちゃんのスパイスを思い出す。塩も買わなければ。


早速おっちゃんに塩とスパイスを購入出来る所を教えてもらう。

まずは塩。1キロ銀貨3枚なので、10キロ購入する。


スパイスはおっちゃんおすすめのものを買う。


あとは、砂糖か

これは1キロ大銀貨3枚だ。

1キロだけ買おう。


流石に少し値が張るが、全部で大銀貨9枚だった。

仕方ない。必要な出費だからな。

残りは孤児院に寄付した。


休日の最終日。やるべき事がある。

転移の魔法を使って逃げるつもりなのだが、この魔法1度行った所にしか行けないのだ。


と、言うわけでショートジャンプを駆使してなるべく遠くに行かなくては。


幸いこの国は周辺国から、良いイメージをもたれてない無いらしく、隣国に逃げ込む事を優先すべき。


そうするとイノベール王国が良いだろう。

亜人「エルフやドワーフに獣人」をこの国では見ない理由は、この国が亜人に対して差別が凄いから。


イノベール王国はその辺に寛容らしいのだ。

だからこの国には亜人がいない。


まずは国境を目指そう。

ショートジャンプとは言え目視出来る所に飛べる。


とは言うものの、人目に付かないよう気を付ける必要がある。

そこら辺を気を付けながら、街道を少し外れつつ、ショートジャンプを繰り返していく。


大分距離が稼げたなと思っていると、醜い豚が2本足でこちらに突進してくる。

これがオークか、魔法でワンパンなのですがね。

少し高級なお肉らしいのでストレージに放り込む。

ついでに魔石も。


オークを倒した時に(レベルアップしました)、なんてアナウンスがながれた。


またかと思いつつステータスをみる。

確かにレベルアップしてる。全体的に1割ほどアップしている。


あの地獄のような走り込み3ヶ月でも、体力8しか上がらなかったのに。


まあ良い。

あの走り込みもきっと必要な事だったのだと思う。


後は特に何事もなく、

無事国境の町までやって来た。


これで良いのだろうか?


もし脱出がばれた後、この町にすぐ連絡が入ったとしたら。


検問がすぐに厳しくなる可能性がある。


ここはイノベール王国に入ってしまおう。


検問に並んでいると、どうやら金が必要らしい。


全部孤児院に寄付したから手持ちが無い。


どうしようか。

そういえばオークの魔石売れば良いじゃない。


早速ギルドに向かう。


オークの魔石は銀貨2枚になった。

手数料引かれて銀貨1枚と大銅貨6枚だけど。


再度検問に行き、銀貨1枚払って無事国境を越える事が出来た。


後は人目に付かない場所にジャンプする。

これで後は転移で帰れば良い。

ここには何時でも来る事が出来る。



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宜しくお願いします

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