勇者と親友
夏訪は朝ごはんを食べていた。
昨日あった不思議な体験を誰にも話さなかった。
もしあの話が本当ならばこの国の王様や側近が聞いたら何をするかわからない。
仮にクラスメイトに話したとしても裏切ってくる奴がいるかもしれない。
しかし一人で解決するには荷が重すぎるので親友に話そうと決意した。
智也...お前は大丈夫だよな?
か「なあ智也、ちょっといいか」
と「どうした?...っとちょっとトイレ、お前もついてこい」
か「うん」
そう言いながら食事部屋から二人は出た。
か「よくわかったな」
と「なにか聞かれたくないような感じがしたからな、俺の方から二人きりになってやったぜ」
か「流石俺の親友だな」
と「で、どうした?」
か「実はな」
と「なるほどな〜」
か「で、これに関しては慎重に動かないと、一歩間違えれば死ぬ気がするし」
と「それはそうだな」
か「で、どう思う?魔王に会ってみるべきか?」
と「...俺たちには加護がある。だから応戦はできるはずだ。だがなにかあった時のための緊急脱出方法を考えておかないといけない。もしその案が浮かばなければ行くのは辞めた方がいいと思うな」
か「緊急か...要は逃げれればいいんだろ?じゃあテレポートができる裏切を...」
と「ダメだ!あいつは」
か「なんでだよ」
と「むしろなんであいつに頼ろうとするんだ、いかにも裏切りそうなやつを」
か「そうは言っても他に思いつかねえぞ」
と「ええい!図書館だ。図書館に行くぞ」
か「へいへい」
そうして俺らは図書館に向かった。
異世界の図書館は本はもちろん、ガラクタのアーティファクトなどが展示品も置かれていたりする。
俺はアーティファクトを智也は本を読みながら探していった。
か「おーこれとかいいじゃないか」
と「あ、どれだ?」
か「この透明になれる薬」
と「えーそんなのがあるのか...って服が透明に慣れる塗り薬じゃねえか!こんなのただの変態じゃないか」
か「じゃあこれは?睡眠薬」
と「おっ、それなら緊急時になんとかなるかもな。えーとなになに、広範囲に眠らせることができる睡眠の臭い。誰であろうと確実に眠るが広すぎうえに匂いが強いのだ使用者も寝てしまう...ってこれもガラクタじゃねえか!」
か「いやいやそんなことはねえよ」
と「じゃあどうやって使うんだ!」
か「そりゃガスマスクとかを使えば...」
と「誰がそんな高等なものを作るんだ!」
っと無駄な時間を過ごしていた。
と「しっかしアーティファクトって言うわりに薬品ばっかじゃねえか」
そんなことを思う智也であった




