勇者との会話
か「貴様は、何者だ!」
シ「まあそんなに緊張するな」
謎の男がこちらを見ながら答えた。
シ「そうか、貴様が勇者なのか」
か「だったらなんだよ」
シ「わたしは今勇者に用事があるからね。それと私が何者かだって?魔族だ」
そう言われた瞬間俺はすぐに身構えた。
か「魔族か、そうか。俺を殺しに来たんだな」
でも俺には保護状態がある。
魔力を使えば負けはしないと思うが、勝てるかと言われたらまた少し考えものだ。
シ「いや別にそういうわけではない」
か「だったら何しに来た」
シ「話し合い」
か「話し合い?」
シ「そう」
ル「とりあえず話し合いだから一旦落ち着いたら?」
近くにいた女を完全に忘れていた俺は少し距離をとった。
か「貴様らが俺を殺さないという保証はない」
ル「まあないわね。でも私人間だし非力だから絶対勝てないよ」
か「人間?」
なんで人間が魔族と一緒に行動しているんだ?
もしかして幼少期から魔族と一緒に居るから洗脳されているのか?
シ「今、貴様が何を考えているか当ててやろう。どうせ『なんで人間が魔族と一緒に行動しているんだ?
もしかして幼少期から魔族と一緒に居るから洗練されているのか?」
こいつほぼ一言一句当てやがった。違うとしたら洗脳と洗練ぐらいか。
てことは心が読まれているわけではない。よね?
俺は少しばかり警戒心を増した。
シ「さて、まあ警戒しておれ。別に殺しに来ても構わないぞ?」
か「...流石に力量ぐらいなら俺だってちゃんと測れる。負けはしないけど勝てもしなさそうだし。ま、情報ぐらいなら色々と聞いておかないとな」
シ「急に冷静になったな」
そうして俺はこいつからこの世界について色々と聞いた。
・別に魔族と人間はもう争っていない。
・その代わりこの国は魔王国と争っている。
・ここの国王の本当の顔は支配や領地争いをしまくっている。
・異世界に帰る方法なんてあるわけないし、時間もあっちは同じように進んでいるから仮に戻れたとしても高校も中退させられている
などと言われた。
もちろん全部が本当のことを言っているわけではないと思う。
なんなら全部嘘の可能性もある。
正直なところ俺はそこらへんはどうでもよかった。
一番気になったのはこいつがあっちの世界で高校中退と発言したことだ。
この世界では学校のことは学園などと言っているはずだ。
だがなぜこいつは高校などあっちの世界特有の言葉を話したんだ。
こいつはもしかしたら俺らが知らない情報をもっと持っているかもしれない。
か「で俺にどうしろと言うんだ?」
シ「単刀直入に言おう。この国の王を殺せ」
か「急だな!」
シ「急だな」
か「なんで王を殺さないといけないんだよ」
シ「それが一番早く解決する方法だから」
か「解決するとしても殺すまではしなくていいだろ」
シ「あいつは邪悪だぞ?何慈悲を与えようとしてんだ」
か「でもここの国民には好かれているし」
シ「ここの国民じゃなくてこの王国の周りに住んでいる人は、な」
か「どうゆうことだ?」
シ「地方とかだと酷い搾取を奴隷のように働かせるのが当たり前。反乱はさせないように首輪をつけさせて何かあれば即刻、服従の呪文をさせて心を失う...ロボットのように働く」
まただ。
ロボットなんてワード知らないはずだ。
まあもしかしたら世界のどこかでもう発明されていたりするのかな?
鎖国すぎてわからんな。
か「そうなのか。でもお前の言葉だけじゃ信用にはならんな」
シ「そんなことわかっている。だからお前には魔王に会ってもらう」
か「魔王にだと!?」
ル「え?魔王に会えるの?」
なぜかこの女の人も同じ反応をする。
仲間にもあんまり自分のことを言わないのか。
シ「まあそこらへんは私がなんとかしてやる。どうだ?一度魔王とじっくり話すのは?」
か「罠の可能性もあるだろう」
シ「そうだな。だからお前が見極めろ。この話を信用するかしないかは」
そう言うと男は立ち上がった。
シ「ではそろそろ帰るとしよう」
か「最後に何個か質問をしていいか?」
シ「なんだ?」
か「なんでお前自身が王を殺さないんだ?」
シ「芸がない。それだけだ」
か「芸?何言ってんだ」
シ「もういいか?」
か「いやまだあと何個か。もし俺がお前の話を無視して魔王を殺そうとしたら?」
シ「...さあな。その時は流れに任せるか。もしくは別の作戦を考えるか。今は関係ないからどうでもいいが」
か「まるで俺がお前に付いていくみたいなセリフだな」
シ「少なくともお前は私に多少は興味があるはずだからな」
…
完璧に見抜かれてる。
か「最後の質問だ。お前は何者だ?」
シ「私か...そうだな。正義でも悪でもない。ただ暗躍者として世界を動かす者、シュテルクストだ!」
シュテルクストはそう言うと手を振った。
その瞬間、部屋の中で風が一気に舞った。
そして目の前から男と女は消えていた。
か「...シュテルクストか。世界を動かすというのはどこまでのことを言っているんだろうか」
俺は月を見ながら考えた。
シ「ルルはこのあとどうなると思う?」
ル「さあ?少なくともあの国の歴史として刻まれる何かは起こるんじゃない?」
シ「ふふ、どうなることだか」
ル「というか魔王とあなたって繋がってるいるの?」
まあ本人だしな。
シ「ま、色々あんのさ」
ル「そう」
僕とルルは綺麗な月を見ながら森に向かった。
遅いうえに今回のは少しアイデアが出なかったので文章などが変になってるかもしれませんので、その時は是非!
それと一週間ほどお休みします。
あとあと、別の作品をまた新しく描こうと思います。
暗躍はしていきますけど今回の作品とは内容が全然違うのでお楽しみに!
投稿頻度は少し減るかな




