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暗躍したい魔王様  作者: スローな人間
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遊ぶ者、寝る者

よーし、とりあえずサンドラの仕事すっか。

とりあえず前回の反省を活かす。

魔王として認識されてないのは悲しいけど、まあ事実だしな。

そのためこれだ。

僕はタスキをつけた。

そこには“サンドラさんの代打です”と書かれている。

とりあえずこれでいいだろ。

さて誰のところから行こうか。

まあ近いところの産業...ハルトルのところに行くか。

さて初めて入るところはちょっと緊張するな。

まあでも今の僕はちゃんと入らなくちゃいけない。

えーとノックは3回

コンコンコン

よろしいでしょうか。と言う

ラド「よろしいでしょうか」

これで完璧。

?「はい、なんでしょうか」

男の人が出てきた。

ラド「わたくしサンドラさんの代理の者です。月末の最終書類を受け取りに参りました」

よしよし大丈夫。

これでいい。

しかし

?「えっと、失礼ですがどちら様ですか。どなたか確認できない以上書類をお渡しすることもできません」

そりゃそうか。

やっぱりダメだったんかなあ、このタスキ。

?「それと書類の管理をしているハルトル様は現在ラル様のところにおりますので、そちらで確認してほしいのですが」

あれ?ラルのところにいるのか。

ラド「そうですか、忙しいなか申し訳ございません」

?「別に忙しくないですよ」

え?そうなのか。

月末だし忙しいと思ったんだけどな。

?「むしろ今は休憩してるんですから。ほら」

そういって男の指先を見るとなんかトランプして遊んでいる人たちが見えた。

?「ハルトル様もラル様のところに遊びに行かれましたからねえ。というか代理なのにそんなことも知らないの?」

知りませんでした。

仕事がちゃんと終わっているなら特に言わないけどさ。

ただ就業中に遊ぶのはどうなんだ。

ラド「・・・あっ」

この会社、いやこの国の長、就業中に寝てたわ。

しかも毎日。

ラド「とりあえずラル様のところに向かいます。ありがとうございました。失礼します」

?「頑張ってねー」

前のやつと比べると優しいな

とりあえず行くか。




えーと、ここだここだ。

僕が近くにいくと声が大きいのかとてもよく聞こえた。

ラル「ハルトルさん、あなた冷静そうに見えて顔にすぐ出ますねえ〜」

ラルがそんなことを言ってペラッと音がした。

ラル「弱すぎますね〜」

多分あいつ煽ってるな。

ハ「くっ、ならば大富豪で勝負です」

ラル「いいでしょう。受けて立ちます。さあ他にもやりたい方3名まだ来なさい!」

楽しそうだな、おい。

混ぜて...じゃなくて一応仕事の日なんだが。

そんなことを思いながら僕はノックをした。

特に誰からも返事はなく、ただ中で盛り上がってるのだけはわかる。

まあ入っても問題ないか。

部屋を開けると目の前にはお菓子やらジュースやらが置かれており、主にカードゲームを主流としてやっている。

僕はあの二人の方を見た。

おいおい、あいつら大貧民争いをしているじゃないか。

僕は軽く気配を消して二人の後ろまで付いた。

こいつら全く気づく気配がない。

あっ、ハルトルが上がった。

ラル「ぐぬぬ、まあ結局貧民だろうが大貧民だろうがわたしが目指すのは大富豪です」

ラルがそんなことを言っている。

ハ「わたしは着実に勝利を狙っていきます。まずは富豪からです。いきなり大富豪とか無理に決まってるじゃないか」

ラル「なにをー」

言い争いをしている大臣二人。

少し殺気を出すか。

ラル「ひぇ」

ハ「むむ」

二人が後ろを振り向いた。

ハ「えっと...代理ということは仕事の引き取りということですか?」

ハルトルが言った。

ラド「そうでございますよ、ハルトルさん。それとラルさんの分もですよ」

ラル「は、はい」

ハルトルは自分のデスクに戻り、ラルは急いで仕事場に向かった。

ハ「どうぞ、こちらです」

ラド「はい」

ラルが帰ってきた。

はやいな。

ハ「こ、こちらです」

ラド「はい」

別に怒ってるつもりはないんだけど。

ラド「まあ、別に遊ぶのはいいぞ。ちゃんと仕事やっているならそれでね〜。別に怒ってもねえよ」

まったく空気が悪いわ。

まあ全部僕のせいだが。

それと周りの視線がすごい刺さる。

それも僕のせいだな。

ラド「空気悪くしてすまんかったな。ごめん」

流石に申し訳ない。

ラル「い、いえ」

ハ「別に...」

僕はこの部屋を出た。

流石に悪いことしたなーなんて思いながらアムの部屋に向かった。

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