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アルの相談

 

 

 

 俺は魔道具を作って、フローに配達を頼んだ。

 使い方の説明書付きだ。

 

 アリス用と自分用にふたつ必要だったが、ひとつできてしまえばあとは難しくはなかった。

 

 ウィルが製作方法を尋ねてきたが、最終的には俺の魔力を目一杯込めて作ったと言ったら諦めた。

 しばらく魔力眼にならなかったのだから、本当にギリギリまで詰め込んでいる。

 普通の魔導師だと何年もかかるだろう。

 

 

 

 アリスから手紙と手作りのお菓子が送られてきた。

 待っていました!!

 

 その手紙には、アリスからの相談が書いてあった。

 アリスは今、アンジェ嬢と一緒に辺境伯夫人の淑女教育を受けているらしい。

 

 そして、「ファンブレイブ様はアンジェ様のこと好きですよね?」って書いてある。

 

 魔道具を届けたときに、他に見られる心配はないから気を遣う必要はないと伝えたけど。

 ‥‥‥‥ものすごく直球だ。

 

 エドが婚約した頃とか、入学前までのこと、俺はあまり知らないんだよね。

 エドってそういう話全くしないし。

 

 アリスが答えを求めてるなら、俺はできるだけ正確な情報を伝えたい。

 でも、エドに聞くことをアリスは求めてない気がする。

 

  

 

「謁見の許可が要らないって側近の特権だよな。」

 

 ウィルは、呆れ顔で頬杖をついている。

 でも、こうしてウィルの仕事を手伝ってるのだから、突然訪問したくらい許してほしい。

 

「以前から思っていたが、アルは仕事の効率化が上手いな。」

 

「時間は有限だからな。」

 

 訳) アリスのために時間を使いたいからな。

 

 心の声まで正しく読み取ったウィルは、適当な返事を返してから書類に視線を戻した。

 俺はひたすら書類の仕訳と、計算が必要な箇所の事前チェックだ。

 これは、仕事が終わるまで聞いてくれなさそう。

 

 

 やっと書類が片付いて、メイドに頼んだお茶を飲みながら落ち着いて話せそうだ。

 

「で? アルは何しに来たんだ?」

 

「ウィル。エドってアンジェ嬢のこと好きかな?」

 

「は?」

 

 ウィルに適当に話すなんて成功するわけもないので、アリスから手紙をもらったことを正直に話しました。

 

「アリス嬢は、そう思った節があって尋ねたのだろうな。しかし、それをあえて確認してきたってことは何かサプライズでもあるのかな?」

 

 ウィル天才か。

 何で話してない部分まで分かっちゃうの?

 

 アイティヴェルでアリスと淑女教育を受け、会いに来るならそれが落ち着いた頃が良いと相談されたことも伝えた。

 

「あー、なるほどねぇ。アイティヴェルの淑女教育なら、美しさに磨きがかかったりするのかな? それなら途中で婚約者に会いたくはないよね。」

 

 え、淑女教育ってそういうのだっけ?

 

 アリスは出逢ったときから最高に可愛かったけど。

 

 


読んで下り有り難うございます。

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