表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
11/12

11.デ-トの約束をしましょう

推しこと、ジェイド様と想いが通じて数日が過ぎた。

幸せすぎて死にそう。

ダメ、まだ死ねない。

なんてことを繰り返し考えていた。


「サエ殿?」

ジェイド様の話に反応せずぼ-っとしちゃったみたい。

「また考え事か?」

またなんて言われる。

毎回妄想してるみたい。

いや、してる…よね?

「こら」

コツンと額を小突かれる。

「すみません…」

「私以外のことを考えるのは禁止だ」

面と向かってそんなことを言われる。

不意打ちに耳まで熱くなる。

「可愛過ぎるのも問題だな…」

「え?……………っ、ん」

塞がれる唇。

舌先で唇をちょんちょんと刺激されて、口を開きそうになる。

「んふぅ…」

離された唇から深く息を吸う。

ジェイド様のキスは甘くて、毎回溺れそうになる。

慣れなきゃなぁ。

「っ!」

慣れるって、何考えてるの私。

顔をパタパタと手で扇ぐ。

「またか?」

苦笑いするジェイド様。

「い、今はジェイド様のことを考えてます」

「何だ、残念だ」

顔が近付いたままでそんなことを言われ、身体が強張る。

「ふ、冗談だ」

くしゃりと頭を撫でられ、離れる距離。

あ…がっかり。

がっかり!?

いつの間にかこんなことを考えてる自分にびっくりする。


「サエ殿、次の休みは出掛けないか?」

「?何か必要なものありました?」

「いや、そうではなくて…」

真っ赤なジェイド様。


「デ-ト、しないか?」


はぅあ!リアルスチル来た。

我が家なんだけど、【デ-ト、しないか?】ゲットしました。

鼻血ものです。

「はい、します」

ジェイド様からのお誘い嬉しいです。

週末まで頑張れそうです。


「サエ殿」


甘い低音ボイス。

囁かれると頭が麻痺しそう。

唇を塞がれる。

「んっ…」

角度を変えて何度もするキスは私を駄目にする。

ヒロインもそうだったのかな?

なんて事を考えながら頭の痺れと共にキスを受け入れ続けた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ