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少し時間が経つと気分も少し落ち着いた…ほんの少しだけどな…。


生まれてしまったのはどうにもならない…子供は親を選べないからだ…。


奴に俺の正体がバレずに何とか成長するのが一番大事な事だ。


周りを見ると不思議な光景だった。


部屋らしき場所に見慣れない物ばかりで天井には小さい太陽か月のような物が部屋を明るく照らした。


何かの魔法か?見た事ない…。


それに部屋の家具や飾り物は…見た事ない程綺麗で繊細な模様…国一の最高職人でも易々作れない国宝級の芸術品ばかりだった。


魔王め…一体どれほどの国を滅ぼして奪って来たか…。


正直…魔王が羨ましくなった。


「ちょっと会社に決済しないといけない書類がある…すぐ片付けて帰る」


「分かったわ…あまり無理しないでね」


「ふっ…大したことない!ただハンコ押して帰るだけだ」


「ふふふっ…もう」


魔王め!何かを片付けるとか言ってたな…まさかまた何処かの国か都市を侵攻するつもりか?くっそ!


魔王は何処かに行った。


また何処かが滅ぶと思うと気が重くなった。


「練ちゃん…おマンマの時間ですよ♪」


うん?飯か?今日は肉が食べたい気分だ…魔王の首筋を噛み千切るようにな…あとエールも欲しいな…。


あっ!でも俺は今赤ん坊だよな…あはは


……ちょっと待て!赤ん坊の飯かって!つ、つ、つ、つまり!レシアのチチ!


「はい♪沢山お食べ♪」


いいの?本当にいいの?これ…ちょっとやばくない?


レシアは俺の口に胸を押し付けて来て…仕方なくチチを吸った…本当に!仕方なくだ!


「あっ!もう…れ、練ちゃん…そ、そんなに強く吸って…お腹空いていたのね」


「きゃーほぅ♪」


「今笑ったよね!練ちゃん可愛い!ああーカメラはどこ?」


ぷはぁー!うめぇぇー!超うまかったぜ!


それにレシアの胸の感触は最高だった!そのせいか美味しさが4割増しになった……気がする。


その時…何か嫌な感じがした。


ガガガガガガガガガガガガガガガッ


「きゃっ!地震?」


凄い地鳴りで部屋の家具や飾り物が揺れて倒れた。


レシアは赤ん坊の俺を庇って落ちて来た飾り物や小物から守った。


地鳴りが終わって幸いにレシアも怪我は無かった。


おのれーー!魔王め!とこかに近い場所に戦略級大魔法をぶっ放したな!


レシアが怪我でもしたらどうするつもりだ!くっそ魔王!許さん!


これで俺は決心した。


早く大きくなって…レシアを魔王から守る力をつけて奴を倒すと…。


それで強い体を作る為に可能の限りを尽くして………レシアのチチを沢山吸った。


「きゃっほい♪」


鏡で映った自分の顔は変態の顔だった。


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