7. チュートリアルで死ぬなんて、おじさんクソザコ♡ なんだね♡ ザコっ♡ ザぁコっ♡ 認めちゃいなよ♡ ほらほらっ♡ ザコっ♡ クソザコ♡ 弱虫♡ ウジ虫♡ つまはじきっ♡
ふう。
ここまで、1万字も付き合ってくださったみなさん。本当にありがとね。気付いたら、もう7話だって。
逆に言えば、こんな話を1万字も読んでしまった同志諸君!
パトリツィア・デル・フィオーレたんを、パティたんを虐めるの、楽しいよね。
ああ、でもごめんなさい!
無双はどこだよ! って感じじゃない?
ちゃんと無双するようになるから、もうちょっとだけ見捨てないでおくんなまし?
最弱の能力の一端を発揮するパティちゃんだけど、ちゃんと、メスガキムーブするからさ!
もうちょっとだけ、お付き合いくださったら、私なんでもしちゃうよ?
さて。
震えながらも蜘蛛をやり過ごしたパティちゃん。緑色のツインテールが可愛らしいパティちゃん。
まだ、お漏らしのと狼の血痕が洗い流せていないパティちゃん。
プルプルと可愛く小さく震えること暫く。
ようやく、立ち上がったようですよ?
「ぅわ……。」
パティの視界には食い散らかされた鹿のような何か。その角が、不要とばかりに吐き出されて転がっている。
しかし、逆境に強い『メスガキ』の特性が、パティちゃんを律するのだ。それをパティちゃんは自覚していないけれども。
(もしかして!)
とばかりに、角を手にとって、πスラッシュした小さなポーチに押し込めるも無情。
残念でした!
アイテムボックス的な機能は、ポーチにはありません!
なんだかよくわからないものが入ってるだけですっ><
「ちっ。」
口が悪いぞパティちゃん。角を投げても無意味。むしろ町に行って換金すれば、そこそこ稼げたんだけどね。
ああもう、ポイッと捨てないの!
(川、か。)
パティちゃんの思考を占めるもの。
それが、ベッドだった。今夜の寝床、その在りかだった。
だって、キャンプなんてやったことが無い。野宿なんて尚更だ。
知ってる? ゆるふわな百合の咲くキャンプなんて、絵空事なんだよ?
ただ、川を下れば人里に着きそうだという思い付きは、悪くない。
流速もそれほどだし。それだけが理由じゃないけど説明は割愛ね。
***
(さっきの……。)
落ち着いてきたら、気になるよね。
そういうわけでやってきました説明回!
『気配操作』とは、『自身が知覚する存在の気配を、操作する能力だ!』以上! 後は工夫してくれたまえ!
というわけで、説明回終了!
パティちゃんは夕暮れに、山賊が独りぼっちで暮らす洞窟を見つけるまで、少しだけ、覚えた能力を練習していたんだ。
それが、冒頭で生死の明暗を分ける一撃に繋がった。
それだけの話なの。
~to be continued~
いつもお読みくださりありがとうございます(⋈◍>◡<◍)。✧♡
メリークリスマス!
続きは今夜18時!
ひとり目の、ヤベーヤツの登場ですฅ(,,ԾᴗԾ,,ฅみ)