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5. お化け屋敷? こ、怖いわけないでしょ!?

年末なので、一日二回更新することにしましたっ><



 改めまして、森の中。


 こんにちは、朝倉 ぷらすです。


「ふえぇ……、気持ち悪いよぉ……。」


 こっちは失禁しながら初戦闘に勝利した、緑色がチャーミングなロリ巨乳、パティちゃん。お腹にぶつかった、オオカミちゃん左側の生肉で、パティちゃんったら、大事なお洋服を汚しちゃったんだ。あ! その(かたわ)らには、脳幹まで切り取られてビクンビクンの本体(オオカミ)ちゃんもいるぞ☆


 なぜか(あし)が6本なんだ。異世界って感じがするね!


「……。」


 さて、説明なしでサクッと連れて来られたパティちゃん。『メスガキ』の特性とか、邪龍の双短剣が不運を呼び寄せることとか、あと、『気配操作』の能力とか、『暗殺者(アサシン)』の役割(ピース)の説明とか、全部スルーしちゃったからね。あ、あとそのうち『淫紋』も仕込まれる予定だから、よろしくね。


 でさ。


 興奮から醒めたら、途方にくれちゃうよね?


 取り合えず、血とかおしっことか、色々気持ち悪い。だから、水が欲しい。

 こういうとき、あっさりと順応が出来ても、何事も無かったかのように機転が利く系の主人公ってさ、それだけで普通じゃないって思わない?


 パティはね、(おぼろ)げな記憶に(すが)ることもできず、転生前にやっていたVRゲームでのメスガキムーブを自然にやっちゃってるだけなんだ。


 無意識に。


 お化け屋敷を、強がりながら、おっかなびっくり進むような、嗜虐心を(くすぐ)る所作。


 ああ……っ♡


 虐めたいなあ……っ♡


 って思ったあなた()サディストです。おめでとうございますね! ←ここ、試験に出ますからお気をつけくださいませませ。


 何かに(つまづ)いて転ばないかなあ。


 物音に、オドオドしないかなあ。


 それで「ひうっ!」なんて言っちゃったりして。


 ああ、出来ることなら突き飛ばして、涙目にさせたいじゃない?


 生意気な態度は、誰かを意識しないと出来なくて、独りぼっちじゃ無力なメスガキ。


 かわいそう、、、だよね♡


 混乱していても、時は過ぎていく事態に気付くと、今夜のベッドの不安が(つの)る。


(野宿なんて、ありえない!)


 そんなスキルも無いですし? 家からまともに出ていれば、一年以上ゲームにログインしてる時間の方が長いなんてことには、ならなかったでしょうし?


 少なくとも、人里に下りなければならないのである。


 しかし森。


 見渡す限り、森。


 闇雲に彷徨(さまよ)うパティちゃんだから、餓死するまで抜け出せ無いんじゃないかなあ。

 かわいそうにね。


 と、ここで何かに気付いたご様子。


 キョロキョロと、ツインテールが揺れている。というか緑色の髪でツインテって、、、某ネギじゃないですか。今気付きました。まあ、こっちはロリ巨乳だし、良いよね?


 と、血濡れのお漏らしロリは、何かに導かれるように、歩みから迷いが消えていた。


 (やぶ)は両手の短剣で、切れても切れなくても構わないとばかりに乱雑に振って、退けていく。無造作に振った左手の短剣が、俗称でいうところの竿ほどの太さの枝を、抵抗なく落としていく。玉ヒュン表現ごめんなさい!


 (きこり)になれるチート武器だろうか。


 服を小枝に取られること多少。(かす)かだった道標(丶丶)が、ハッキリと聞こえる(丶丶丶丶)ようになっていた。


 そう、川である。


 川幅は10メートルもあるだろうか? 流れはゆるく見え、それほど深そうにも見えない。現に、砂利が積もった中洲も見えた。


 ああ、無邪気な草食獣も見えますよ。


(川……血とか洗える!)


 だけどね、パティちゃん。

 今回の私はSなんだ、ごめんね?


 気が(はや)るよね、脚を(もつ)れかけさせながら急ぐパティ。


(飲めるかな? 飲めるよね? のど(かわ)いたし!)


 ザパッ――。


「!!??」


 突如、川のど真ん中、さして深いとも思えないところから、長竿のような黒い何かが8本生えて出た。


 反射的に、パティは近くの木に隠れていた。


(やばいやばいやばいやばいやばいやばいでしょアレは!?)


 パティが一瞬で気付くほどの禍々(まがまが)しさ。当然、視線を向けることなど出来はしない。



「ピギャア!!」



 ――何かが、起きた。


 そして、それは断末魔のように聞こえた。


 ゆえに。


 恐ろしくとも、確認する必要があった。

 パティは、気付かれないように何度も祈りながら、物音を立てずにゆっくりと、振り返る。


 それは、蜘蛛(クモ)だった。

 広げた脚が川を(また)ぐほどの、蜘蛛だった。


 それが、草食獣を突き刺して、ムシャムシャと(かじ)っていた。どうやら蜘蛛のように見える、蜘蛛ではない何かなのかもしれない。


 パティは、恐ろしくとも捕食シーンから目が離せなかった。


 だから、気付いていなかったのだろう。


 パティは、狼の血液をたっぷりと染み込ませた服を着て、そしてお漏らしをしていた。


 そう、においだ。



 蜘蛛は、パティの存在に、気付いていた。









~to be continued~


いつもお読みくださりありがとうございます(⋈◍>◡<◍)。✧♡


略称は「メスのわ」でお願いしますね!


ところであなたの特殊性癖は何ですか??

教えてくださいませっ><

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「メスのわ」の百数十年前に、世界を揺るがす大恋愛があった!

くっつき魔導師ヴィヴィアン・マリーゴールドは、鋼の聖騎士さまに恋してるっ♡

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― 新着の感想 ―
[良い点] うむ。 [気になる点] うむ。うむ。 [一言] うむ。うむ。うむ。知らないおじさんにいきなりハ○ハメされるのが好きであーる。これからも精進するがよい。
[良い点]  パティちゃん、臭そう♥www  いやいや、わたくし優しい男に御座います。ですので、打ちひしがれたパティちゃんを優しく慰めてあげたいです。 「ダメだよパティちゃん。自分で慰めちゃあ………
[一言] 私の特殊性癖は、ふた○りが好きなことですかね! 一番好きなシチュは、ふた○りで童貞の女の子が、ふた○りじゃないビッチの先輩に優しく筆下ろしされちゃうパターンのやつですw
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