30. え!? ホントーにハメてくれるの!? やったーっ><
今回、本編の後に私が書いたイラストがありますのฅ(,,ԾᴗԾ,,ฅみ)
ガッチャン。
パティがハメられたのは手枷だった。惜しい! ハメられ違いだっ><
「へ?」
「パティ……仕方ないの。」
冒頭1行で捕まったパティちゃん!
王都に到着して、その場で逮捕されたぞ!
なぜかって?
それは、妙齢の魔女さまを捕まえることは出来ないからだぞ!
つまり、スケープゴートとしてパティちゃんを選んだわけだ!
王国の貴族でもないしね!
騎士を殺したの、妙齢の魔女さまなんだけどね!
「我が陛下!」
「動くな豚! その他!」
最終奥義、全裸を披露しかけて止まる。
同時に、本を開いたところで止まった爆裂性女と、水球を広げて留めた水色廃エロフ。
「丁重に、なさい?」
豚は伯爵家の6男で、性女は子爵の姪、廃エロフはエルフの貴公子だとわかる苗字だ。え? 性女が子爵の姪なんて知らないって??
『くっ恋』を読んできなさい↓にリンク貼ってあるから。
(え? いやいや丁重になんてしなくて良いよ! むしろぞんざいに扱って、牢で色々ぶち込むとか[書けないよ]なことしよう??)
あれ? 満更でもないご様子ですよ?
「ぷぷーっ! シルフお姉さまに言われたから、ボクを丁寧に扱うのウケるーっ! え!? じゃあじゃあシルフお姉さまが言わなかったらどうしちゃうツモリだったのかなぁ?? 言ってみてみー??」
「………………。」
しかし無言!
ここの警邏どもは、フニャチンばかりのようだった!
「ちっ。……豚!」
「はい。我が陛下。」
「こんな雑魚にボクの武器をくれてやるのもシャクだから、持っておいて。あとで必ずボクに届けるんだ。」
「御意に!」
腰に提げた邪龍の双短剣を豚に預けた。
あ、シルフお姉さまから貰った家紋入りのハンカチは、しっかりポーチに入っているんだぞ!
小さなポーチなのに、どこにそんな収納スペースがあるんだろうね、っていつも思うけど入っちゃうんだよね。
「ほら、優しくエスコートしてよね! ――あ、豚もベキ子もロッちんも、好い男探しておいてよね!」
と、パティちゃんは連れられて行ったぞ。
*** ***
それから3日。マジで何事もなく、上級貴族が幽閉されるための部屋でヌキヌキ――いや、ヌクヌクとしていただけなんだ。
いや、誰か犯せよ。パティちゃんだって途中から完全にだらけきって、しまったじゃん!
*** ***
そんなパティちゃんは王の御前に連れて来られましたとさ。
ちゃんちゃん。
「花の女王と、名乗っているらしいな?」
王の隣に立つ男。宰相が王に代わって言葉を告げた。
対してパティちゃん。アレほど「御前では頭を下げるのだぞ!」と言われていたにも拘わらず、踏ん反り返っているのだ!
なぜかって?
そりゃ、御前で揃った中の誰かが、パティちゃんにエロい視線を投げ掛けちゃったからだよね。
それがもし、王様だったらさ。
ヤるしかないじゃん?
もしくはヤられたいワケじゃん!
「それがなんだというの?」
手枷を前に提げ、不遜にも嗤う。
「すでに、滅んだ一族の名だと、」
「それが何? ボクが花の女王の名を持つ山の民の隣人だということと、一体どんな関係があるというの?」
「虚偽、だと言っているのだ。」
「はんっ! ボクが花の女王だと、何か不都合でもあるのかな?」
もちろん、不都合だらけなのだ。
山の民にしろ、森の民にしろ、花の民にしろ、その領地は人知を超える。
知らず、人界が侵されるなどということが起こりうる。
ゆえに、パティの存在が、他の花の民の存在を匂わせるから、不都合でしかないのだ。
しかし、そんなことパティちゃんには関係ないのだ!
確かに感じる劣情の気配。
謁見の間にいる護衛の騎士たちか、それとも居合わせる文官や貴族たちか。
はたまた王様か宰相か。
視線の元がわからないパティちゃんだけど、それでも感じるねちっこい視姦のセクハラが、魔力を淫紋まで素早く届けるのだ!
ゆえに。
パトリツィア・デル・フィオーレは凛として緑のツイテールを躍らせて、生意気に口上を述べるより他ない!
「ってゆーか、おーさまの騎士? あの弱っちいの殺しちゃったのだってシルフお姉さまなのにボクを捕まえるとか筋違いじゃないのー? しかもその話しないで、ボクがデル・フィオーレかどうかって、ワケわかんなーい! ちゃんと話す気あるー??」
~to be continued~
*** イラスト注意ですっ>< ***
パトリツィア・デル・フィオーレ、パティちゃんのイメージですっ><
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あと性癖書いてって!?





