16. え、田舎じゃん。。。ヤバ。。。
本日2回目の更新ですっ><
やってきたよ、イェリンガ!
え、どこって豚のホームタウンっていうか、奴隷商が向かってた先? っていうか。
パティちゃん! ようやく人里ですよ!
良かったね!
排泄の問題は臭い以外には特になく、お見せできないプレイを豚畜生としていたのを、ロッちんこと廃エロフが死んだ目で見ていたくらいだ。そんな水色頭のおかげで生活用水の問題も解決した。あとは、暖かなベッドだけが問題だ!
美味しくないご飯にもオサラバだ!
何だかんだあった廃エロフとも一旦、門で別れたし、さあ、何をしよう!
「我が陛下。」
「なに?」
街中でも、パティちゃんは豚の引く荷車で座っていた。なぜなら、豚の隣を歩きたく無かったからだ。ちなみにチュートリアル山賊は頭だけになって干からびているぞ。
荷台でゴロンと転がって、パティちゃんにキモがられているんだ。
羨ましいだろう?
「冒険者ギルドへ、まず向かいましょう。」
「なんで?」
「宿で、泊まるためでございます。」
豚の説明によると、都市を形成して魔物と戦う国家では、都市に所属しているかどうか、というのが重要だそうで。
冒険者になるということは、都市から離脱して義務を果たさなくても良くなる代わりに、都市の恩恵を受けられなくなるということだ。
そういう、移民局の側面を持っている。
パティちゃんの見たこともない豪華な服装、常識の無さ、そしてその名前。その辺りから市民権を持っていないことは明白だと豚は感じ取った。
とはいえ、森の上級民しかり、山の民しかり、市民権がない者はいくらでもいた。
そういう者の管理も、冒険者ギルドの役割なのだ。
「ふーん。」
(これってテンプレの予感!? やーん屈強な雄に押し倒されて「ああん♡」なことや[〇〇〇]なことをされちゃうってコト!?)
ブレないぜ、パティちゃん!
(それって役得!?)
そんなパティの、被虐的で被支配的な欲望の香を感じ取った豚は、ただ見ているしか無い自分の姿の妄想を膨らまして、心踊っていた。
似た者主従だね!
「あ、そーいえば、ロッちんとは、その後会うの?」
「ええ、彼とは、夜にでも会えましょう。」
「ふうん。」
「ああん♡」なことや[書けません]なことをされたいとか思ってる割に、予定を確認しちゃうあたり、妄想の中で強姦されたいとか思って、リアルを想像できない残念な処女思考だよパティちゃん。
一度人格破壊されるまで飼われた方が良いんじゃない?
あ、そうそう。
なんで水色頭ともう一回会うかって?
そりゃ、奴隷を売ったお金の分配だよ。
何だかんだ使えそうな廃エロフを、ゆるーい奴隷契約で縛って仲間にしちゃった。
そういうわけさ。
~to be continued~





