14. サクッと解決脱法奴隷商人編! 秒速解決ってダサっ><
奴隷って、良いよね。
だって、何したって訴えられないし、ちょっと優しくするだけで瞳がうるうるのチョロインだ。
それが、脱法奴隷商人の扱う商品ともなれば、もう、グッチョグチョの妄想が止まらないわけですよ。
なんて、一般的な性癖はどうでも良いのです。
例えば。
我らが愛しのメスガキ、泣かしたいロリ巨乳No.1のパティちゃんが道中、怪しい連中を見かけて、赤ピンヒールの豚畜生が縄捌きを披露したとして。
合法的な奴隷も運んでいたことがわかった場合、ちょっと困っちゃうよね。それが、厳重な拘束を重ねているような、見るからに地雷だってわかったなら、なおさらじゃない??
死んだような目の娘。様子をうかがう屈強な益良雄。そんな有象無象のその奥に、その男はいたんだ。
アルドランジュ・ミルカレス・ガルド・ドゥ・ラグランジェ。
尊大な名前の、雄のハイエルフのド変態だ。
廃エロフといっても良いかもしれない。
なぜ、捕まっているのか、それは今後いずれ語るにして、極度の潔癖症だと言っておこう。
そして、極めた水魔法でしか、世界と向き合えない弱者である。ゆえに、強いし、水魔法で触手の動きを習得した異端者だった。
趣味は、柔らかく丸い物を水魔法の触手を通して揉み拉くこと。
ゆえにパティちゃんは大ピンチだった!
もみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみもみ……
「ひぃあああああああああああ!!!!!! 何ししてんだバカーっ!!!! ぶたぁあああああああ!!!!」
「御意。」
豚は極めて冷静に矢を一条、放った。
だが水の、循環の魔法に止められた。
「これはご挨拶だろうか。」
「何言ってんだ莫迦かお前はボクの身体を弄っておいて犯さず擽るだけとか万死に値するっていうか! そのまま組んず解れつの[書けないよ!]に持ち込むとかさあ!!」
「……うむ。ロリであるのはポイント高いが、その胸。あまりにも女過ぎるか。」
「ボクの話聞いてるっ!?」
おかしいじゃん!!
何故にそこまで揉んだし!!
絶対下心あったじゃん!
こーの水色頭の雄ド変態廃エロフめーっ><
そう考えたって不思議じゃないじゃん!!
空にはアホー鳥が飛んでいたけど煩いよバカ!!
「ぶっちゃけ、どうやって責任とるつもり!?」
「それなら、永遠の忠誠を、」
「いらない!」
「ならば、永遠の反抗を、」
「ヤだよ! 何言ってるの!」
違法奴隷商の馬車の中。鎖に繋がれた、あまりにも美しいエルフの美青年が、思案するだけで絵になるのってずるいなあ、なんて、ロリ巨乳として絵になり過ぎる残念メスガキは思っていた。
その後ろには、これまた脱法感マシマシのマジ物のロリっ子エルフたちがひしめいている。
「では、マッサージ師として、お雇いくださいませんか、お嬢さま。」
それは柔らかな笑顔。
こういう取引に、パティちゃんは、弱い。
なぜならば。
TS転生したのに、イマイチ気持ちいいことを経験してないからだ!
「エロいヤツならオッケー。あ、ちょうどいいじゃん! 奴隷なんでしょ? けーやく……しょ??」
わかるかね? 諸君!
これがチョロインだぞ!!
~to be continued~
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