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神様の派遣会社  作者: 長月 華奈
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え?まさかの・・・

日本国憲法第25条 全ての国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。

あり得ない。

私は、愕然としながら夜道をフラフラ歩いている。

交通量が少ない道といえども、時折来る自転車に邪魔だとベルで言われ慌てて避ける。

普段なら何も感じない自転車のベルでさえ、私の存在を否定している気がする。

あぁ、もうほんと死にたい。でも、私は自殺する勇気すらないチキン野郎だから、自殺なんて出来やしない。

あぁ、明日地球が爆発でもしてくれないかなぁ・・・・なんて途方もない事を考えながら歩いていた。

梅雨の独特の空気が余計私をどんよりさせる。

あぁ、本当にいやだ。





ことの始まりは今朝に遡る。




私は、今年の4月から都内の病院に薬剤師として就職した。

私は1回留年、1回国試浪人しているのでストレートで薬剤師になった子よりも2年遅れての社会人デビューだ。

そんな私だが、今年は合格して無事に薬剤師として働けることになった。

私は国試が終わるまで就職活動はしていなかったから、慌てて国試終了後に就職活動を始めた。

そして、見つかったのが今の病院なんだが、その病院を今日クビになった。



病院での薬剤師の出社は8時。曜日によっては7時から来て勉強会を行ったりする。

今朝はいつも通り7時50分には出社。

まだ、病院に入って2ヶ月しか経っていないのでギリギリに来て何かしら文句言われたら嫌なのでちょっと早めに来るようにしている。

そして、8時半になり、朝礼が始まった。

そこから、段々不穏な空気が流れ始める。

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