失われしコール
「どうしよう…コールちゃんが没収されちゃったよ…」
どうしていきなり着信がなったのかは疑問ですが、今はとりあえず一刻も早くコールちゃんを取り戻すことに集中します。
そうして、六時間目が終わり、帰りのホームルームが終わった頃です。
「あ、もしかして…」
そう、わたしは気づいてしまったのです。
「わたしが…呼んで欲しいって思ってるのを気遣って…だからあんなことを…」
コールちゃんってば不器用だな~しかも、周りにバレないように呼び掛けは着信音でしたし。
そうとわかったらますますコールちゃんを取り戻さなければいけませんね!コールちゃんとしてはわたしを喜ばせたい一心であんなことをしたのですから!
…ということで、しかたなく反省文を書くことにします。原稿用紙三枚以上って、鬼畜ですよね…
「え~と…この度はわたしの不甲斐ない注意の元で…」
「あれ?何かいてるの?反省文?」
「わっ!えっと…没収されちゃったから…」
やっぱり、授業中に鳴らして、その直後に反省文書いてたら気になって見に来ますよね…普段関わらなくとも興味本意で…
「うわ~本当に書かされるんだ~頑張れー」
「………」
「何?彼氏からの電話?やりおるね~」
「………………」
「何々~?この度はわたしの不甲斐ない注意の元で…?うわ~マジだこりゃ~」
「うるさーーーーーーーーい!!!」
やっぱり教室で書くのが間違いでした。わたしは教室を飛び出し、反省文を書く部屋を探しにいきました。
「う~ん…図書室は…すぐに見つかってまた見られるんだろうな…」
等と考えながらそこら辺の教室をブラブラと歩いていました。すると…
「あ、空き教室…」
しかも、後ろのドアが開いています。ラッキー☆最近なんだか魔法少女になったり、使われていない空き教室に入ったり、アニメ風の生活できて、とても嬉しいです!ここならゆっくり反省文を書けますね~
…と、思った矢先
「アアアアアアアアアアアアアッ!」
空き教室の中から奇声が聞こえてきました!さらに!
ドカッ!バコッ!ドゴッ!
異様な物音まで聞こえてきました!これはッ!シャドーの仕業に違いないッ!変身の仕方はコールちゃんにしっかり教わってるから大丈夫!
「よし!いけるッ!」
そこで、コールちゃんは否定していたけど己の欲望に忠実になり詠唱を考えていました。
「星の力、天空の導きよ…今こそ!我に力をッ!」
体が輝く!練習で何回も変身してますが、やっぱりこの瞬間はたまりません!変身バンクっぽい舞を躍り終わった辺りで変身が終わるように頑張って調整しました!コールちゃんを取り戻す前に一仕事終わらせてビックリさせなきゃね!
わたしは勢いよく教室に入ります。
「シャドー!悪事はこのわたしが許さないッ!お覚悟ッ!」
決まった!これでシャドーを倒すだけ!わたしは使い易い小刀を展開し、戦闘体勢に入ります!
…と、準備万端となった矢先!そこにいたのは…
なんと…