表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/26

      2、 シャングリ・ラ・ホテル

 ホテルのエントランスが見えて来たところで、

「変わった服のドアマンがいるよ、見てごらんよ」とぱんが言うのでそちらを見ると確かに、赤いた変わっ民族衣装のような服を着て変てこな帽子を被ったドアマンが見え、到着したらそのドアマンがドアを開けてくれた。

 ホテルに一歩足を踏み入れたとたんロビーの広さと、豪華さに圧倒された。天井は高く、素晴らしいシャンデリアが飾られていて想像以上だった。

 ロビーの中央には大きなクリスマスツリーがそびえ立ち、沢山の可愛いベアが飾られていたのにも感激してしまった。

「ちょっと、ゆり、このツリーすごい可愛いじゃない、ここで写真撮っちゃおうよ」

「ここに立って、はい、ポーズ!」

 有無を言わせず、写真を何枚か撮った。

 ぱんは、現地係員のおじさんとフロントにチェックインの手続きに行っていたのでその間、あちこち写真を撮って待っていた。

 少ししたらおじさんは帰ってしまって、その後暫くしても手続きが終わらないので、ぱんの所に行って

「なにしてんの?まだ時間かかるの?」と聞くと、

「今日あたりは混んでてさっきまで殆ど満室だったみたいなんだけど、お昼ごろチェックアウトした部屋があって、その部屋は通常このツアーでは利用しないガーデンウインクなんだって。でもそこしか空いてないからそこに宿泊させてくれるって」

「えーっ、ほんと?ラッキーじゃん!ガーデンウインクってタワーウイングよりもランクが上のお部屋だよ。私はガーデンウイングに泊まってみたかったんだよね、嬉しいーっ」

 超感激したじゃらねっとだった。

「さっきチェックアウトしたばかりだからちょっと待たなくちゃいけないんだって」

 でも少しぐらい待ってもガーデンウイングに宿泊できるなら儲けもの。部屋は広いし、リゾートテイストなので南国気分が満喫出来そうだし。

 40分ぐらい待っただろうか、ホテルの方が呼びに来てくれて部屋に案内された。

 ガーデンウイングに行くエレベーターはタワーウイングには無く、フロントから玄関を正面に見て向かって右手に進み、ハイティーで有名なローズベランダの横を通り過ぎ、タワーウイングから外に出てすぐの所にあった。

 案内されたのは3階で、エレベーターを出たら外だった。熱帯植物に囲まれた回廊を通って部屋に向かった。なんだか、ハワイのロイヤルハワイアンショッピングセンターの中にでもいるような感じで、不思議な気分だった。

 部屋に入ると中がとても広く、インテリアは全体的に南国リゾートのようで、一目で気に入ってしまった。広さは50平方メートルぐらいらしい。

「このベッドすごく大きくて寝心地が良さそうだよ」とゆりが言った。

 ベッドはキングサイズが一つだったが、寝るまでにはエキストラベッドを搬入してくれるとの事だった。

 ガーデンウイングは各部屋にバルコニーが付いているので、バルコニーに出て見ると沢山のパームツリーの中に流線型の素敵なプールが

見え、欧米人らしき子供が数人遊んでいるのが見えた。近くのバルコニーでは白人のおじさんが寝そべって、読書をしていた。これぞ、バカンス

といったような光景が目の前に広がっていて、いたく感動してしまった。

 部屋からは外の回廊を通り、プールまで直接行くことができるらしい。

 それから、バスルームに入って見ると、中はかなり広く大理石造りになっていて綺麗だった。シャワーブースが別になっていて使いやすそうだった。

 ちょっと不思議なものがバスルームの便座の横にあった。

「これって何、赤ちゃんでもお風呂に入れる時に使うのかな?」

「子供用のおしり洗いじゃない」

 勝手な想像を膨らませたが、その不明な物は大理石で出来ていて、確かに赤ちゃんをお風呂に入れるのに丁度よいぐらいの大きさだった。

そして、3人で一生懸命考えたが、その時には何だか判明しなかった。

 一休みして着替えたので、早速オーチャードの方に出かけることになった。

 ホテルからはオーチャードロードまでのシャトルバスが運行しているので、乗り場まで行くとすぐにバスがあり乗せてもらった。




   つづく

次回はライトアップされたシンガポールの街が登場します。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ