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第2章  1、 ここはどこ?

やっとじゃらねっと一家がシンガポールに到着したのは大体定刻で、現地時間の午後3時半頃だった。日本からのフライトは約7時間なのでハワイ便の行きの飛行時間よりは少し長いが、時差は1時間なのであまり疲れは感じなかった。

チャンギ空港に降り立つと、パームツリーやブーゲンビリアなどの花々が植えられ、すぐに南国に来た事を感じ取る事が出来た。

しばらく歩いて行くと両替所が現れ、そのカウンターの中にはインド人の係員がいた。これはちょっとしたカルチャーショックだった。ぱんが、「ここでシンガポールドルに両替しよう」と言い日本円でとりあえず6万円を両替しようとインド人の係員に渡した。

この日はシンガポールドルが1ドル約67円で、両替してもらったシンガポールドルは$758だった。これは両替手数料も入れて計算した金額で、アメリカドルへの両替に比べたらかなり得したような儲けたような気分だった。恐らくアメリカ$だったら同じ金額だけ両替しても1$120円代での計算だと650ドル前後にしかならなかっただろう。 土産を沢山買ってあげられそう。

 そのお金を手に握り締め到着カウンターに行き、バゲージを受け取りそのまま入国審査に向かった。係官はそれ程怖い人ではなく、ファミリー旅行なので、質問も受けない上、子供には飴を渡してくれた。

 そして現地係員の方が待っている玄関ロビーの方に向かった。扉を出るとずらりと名前を書いたプラカードを持った係員が立っていたが、

私達の係りの方はすぐ見つける事が出来た。見るからに中国人、といっても丸顔ではなくとても細い顔で、昔の日本にいそうなおじさんだった。

一緒のツアーで来たグループが実は私達以外にも3組いて、新婚さんらしきカップル、家族連れ、おば様方二人連れだった。

 送迎バスに乗り込むと早速係りのおじさんの説明が始まった。このおじさんは一応日本語が話せるが、妙に中国訛が強く説明を聞いても所々【ちんぷんかんぷん】な事が多かったので、勝手

な推測も加えて聞き取り、中国訛の日本語聞き取り能力が高まった。

 初めにバスはマリーナ地区のリッツカールトンに到着し家族連れの人達が下車し、おじさんが一緒に付いて行ってチェックインの手続きをしたようだった。

 次はすぐ近くのフラトンホテルに向かい、おば様たちがここで下車した。

 このホテルは以前中央郵便局として長期に渡り親しまれて来た建物を2001年にホテルとしてオープンしたものでとてもクラシカルな建物だ。この辺りはシティーホールや最高裁判所などのコロニアル建築が多く、自分がどこの国に来たのか、本当にアジアの国なのかと疑いたくなってしまうほどだった。少しホノルルのダウンタウンに感じが似ているような気がして、ハワイ好きの私はこの国がすぐに気に入ってしまった。

 この後バスは、私達の宿泊するシャングリ・ラホテルのあるオーチャード方面に向かって出発した。途中、オーチャードロードがチラッと見えたが綺麗な通りで、クリスマスからのライトアップが日本と違いニューイヤーを迎えてからも続いているらしく、暗くなるのが楽しみだなぁ、とわくわくしながら通り過ぎた。

 シャングリ・ラはオーチャードロードを車で5分ぐらい小高い丘の方に上がったところにあった。

 敷地に入ると立派なタワーが見え、ホテルのエントランスに到着した。


 

 


やっと憧れのシンガポールに到着し、一瞬でシンガポールが気に入ってしまった3人。シャングリ・ラホテルは?

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